曽根です。
SIT様、秋田県から安心オートマと水回り交換・・そして車検までのご依頼です。
秋田県から運んでくれたのは安心オートマらくらく便で提携している『陸送ゼロ』です。
綺麗でオバフェンと10インチAWでキマッてます。。
室内もきれいですね・・
センターメーターのウッドパネルもいいですね。
遠方からの陸送の場合いくつかの拠店で何人かのスタッフが乗ることになるので
暖機運転のお願いステッカーは必須です。。。。
ボンネットは開けましたが・・すぐに手が付けられず・・・
暗くなってから点検です。。
オイルはきれいで適量は入ってます。
オイル交換からあまり走行されてないのでしょうか・・・
ガソリン臭は少な目で良好です
エンジンルーム内で気になったのは
エアクリーナーの後ろのガラス管ヒューズ。。
この中に燃料ポンプとECUの電源もあります。。
ガラス管ヒューズは接触不良を起こしやすく接点から熱が出ることがあります。
黒い箱のヒューズボックスの中もガラス管です。。。
ブレードヒューズに交換することをお勧めします。
ブレーキフルードは少し減ってるように見えます。
今回は車検もご依頼ですので、リヤブレーキカップ交換に伴い全量入替えします
ヒーターバルブも当時物でしょうか・・樹脂が劣化すると割れて破裂するので交換お勧め。
水回りも交換のご依頼です。
ファンブレードもだいぶ反ってます。。
ラジエターも交換する良いタイミングですね
ミニモニでECUチェックします
吸気温センサーにフォルトが入ってました
一過性のフォルトもあるので一旦リセットします。
他の部品のフォルトもそうですが何回かフォルトが再発する場合は交換も考えます
マルチ画面の数値はすべて基準値内。。。
アイドリング アイドル認識 燃調補正
スロットル電圧 スロットルバルブコントロールのステップ値
エンジンの負荷をECUに伝える重要センサー
MAP(インマニの負圧)も基準値内です。。
水温センサーは91℃。。
安心オートマはエンジン降ろす時に普段交換しにくい水温センサーは交換するようにしています
フォルトだった吸気温センサーも稼働していました。
電圧良好。。
O2センサーも排気の酸素量を測定しています。
燃調は5%増量の補正されてます。
基準値内ですが・・・もしかすると燃料ポンプが少しお疲れかもしれません。
前後のオーバーフェンダーに合わせて152㎝に車幅変更されていました。。
SIT様・・・袋の中のお土産ありがとうございます。。。
ヒーターを入れると臭いがしました。。。
下からヒーターユニットを覗くと・・・
ヒーターコアからクーラントが漏れてました。。。
水回りはエンジン側と室内の両方とも交換ですね・・。
ギヤを入れるとタイムラグを伴って入ります。。
タイムラグはオートマ内の油圧逃げや漏れが原因です。
それがだんだんオートマの故障の引き金になっていきますからオートマ修理の良いタイミングです。
ステアリングを右にいっぱいに切ったところ。
左にいっぱいだとここまで回ります。。
ステアリングのロック to ロックがズレてます
では・・試乗します。。
オートマは4速までしっかり変速できてます。。
今のところ滑りやジャダーもありませんが先ほど説明したようにタイムラグは内部の油圧漏れでオートマ不調の始まりです
特に気になるのはアクセルのON⇔OFFや路面の凹凸での足回りのガタが大きいです。。
乗り心地も固いですねぇ。。
リフトアップして下回りを見ていきます。
右前の足回り・・
ドライブシャフトブーツはパックリ割れて中のグリスが飛び出してしまってました
アッパーボールジョイントにガタが出始めてます。
ハイローキットの調整ボルトはかなり伸びていてラバコンがペッチャンコなのが分かります
スパックスのショックはキュコキュコ作動音が気になりますね
アッパーアームを下から支えてるリバウンドバッファーが潰れてます
左足回り。。
こちらもドライブシャフトブーツが完全に割れてました。
左足を後ろから見たところ。。
ハイローキットとアッパーアームの間にナックルジョイントのブーツが割れてグリスが飛び出してます
左のインナーブーツが変形してました。。
特大の足回りのガタの原因はコレでした。
タイロッドを持って動かすとガチャンガチャンと大きな金属音です
タイロッドとステアリングギヤボックス内のナイロンベアリグの破損です。。。
オートマミッションを後ろから見たところ。。。
左インナーはオイル漏れです。。
その裏にあるキックダウンスイッチからも漏れてますがアルミ製の対策品で漏れ根絶します
コンバーターシールからのオイル漏れも始まってます。
オートマのミッション番号と・・
デフケース番号は同一でした。
シーリングなどの状況をみてもオートマ修理の履歴は無いように思います
オートマ前部のインヒビタースイッチからも少しオイル漏れありますね。。
オートマのフィルターケースから漏れてます。。
これはオートマのオイル漏れの原因ナンバーワンのところ。。
フィルターケースは前進で7㎏前後、後退で11㎏以上油圧がかかるので非常に漏れやすいのです。
キャメルの漏れないフィルターケースはこのオイル漏れを根絶しました。。。
リヤ側も見ていきます
荷重の軽い後ろのラバコンもこんなにペチャンコです。
ニューラバコンで乗り心地は激変します。。
コイルサスではなくしっとりとしてしっかりした乗り味のラバコンをお勧めします。。
つづく
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