曽根です。
なんか‥水温計が上がったり戻ったり変な動きするんです・・と、
AB様 初キャメルありがとうございます。
3年ほど前からお乗りだそうですが快調だったそうです。
そしてピカピカです。。
2輪のドラッグレースの記録保持者だそうです。。
愛車に肘をかけてのポーズが慣れてますねぇ♪
オバフェンはちゃんと車幅変更されてました。
毎日お乗りだそうですが距離はそれほど長くないようです。。
水温計が上がってオーバーヒートかな・・と思ってもまた下がってることもあるそうです。
エンジンルームはよく見てそうな感じ。。メンテされてそう。
冷却水はしっかり入ってますね・・・
水温計が上がるのはオーバーヒートじゃなくて水温計がおかしいのかも・・
ミニモニでECUの状況を見てみます。。
水温センサーにフォルトが入ってますね。。。
おっ、やっぱり予想通り水温計の動きがおかしいのかな・・
フォルトが入っているからと言って即故障・・ではないので
一旦フォルトを消してリセットしておきます
今後、水温センサーのフォルトが再発すれば交換の必要あるかもしれません
マルチ画面はすべて基準値内。。
左上からアイドリング I=アイドル認識OK C=燃調補正OK
左下から スロットルポジション電圧 スロットル調整用モーターのステップ値
エンジンに掛かる負荷をECUに伝える重要センサーMAP
インテイクマニホールドの負圧です。
やや数値が低めなのはバルブクリアランスが広めかも。
水温93℃ ほんとに93℃かはわかりませんがインマニに流れてる冷却水の温度を測ってる水温センサーは93℃を指してます・・
まだこの時はそんなに心配もしないで数値を見てました・・
吸気温38℃ だいたい合ってそう。
電圧OK
O2センサーは反応してます・・
O2センサーの情報を元に燃調補正は▲7%薄くしてますが基準値内。。
そしたら・・・
冷却水が急変! 下から湧いてしまいました。
水温センサー99℃まで上がってますがラジエターの温度計は60℃・・
これはサーモスタットが閉じっぱなりですね
ということはやっぱりほんとにオーバーヒート直前まで行ってたんですね。。
通勤距離が短くて完全にオーバーヒートする前に着いちゃうんで大事に至らなかったようです。
サーモスタットは交換が必要なのでお預かりすることにしました。。。
あと・・始動時に白煙が出るそうでオイル消費も多いとのことですのでオイル下がりの修理でステムシール交換も承りました。。。
そしてついでなんでオイル交換もお願い。。
はい承知いたしました。
ここまでは3月19日のご報告です。。。
3月20日追記
エンジンが冷えたので作業開始。。
先ずはオイル下がりの修理から・・
ロッカーを外しステムシール交換のSSTを取り付けます。。
コッタを外しスプリングを外します。。
外したステムシール。。
取付位置が上がってたものやシール部分が硬くなって切れ始めてるものもありました
このシールはズレてました。。
バルブを叩いてるロッカーの腹が丸く窪んでます。。。
本来は滑りながらバルブを押す部分なのでこれだと引っかかってバルブやロッカー、カムなどに力が掛かりストレスになります・・
ノーマルタイプで交換でも良いですがハイリフトロッカーに交換するってのもいいですねー。。。
ステムシール交換のSSTから元のロッカーに戻します
タペットカバーパッキンも交換します
このヘッドは手が入ってますね。。
スタッドボルトが両端に1本づつ追加されてます。
タペットカバーも追加のボルトの為に逃げが切ってあります。
コルクのパッキンも同じようにカットして取り付けました
ロッカーの腹に窪みがあるので正確なクリアランスが測れませんが
0.35㎜で合わせて調整しました。
次は閉じっぱなしのサーモスタット交換
新旧交代の儀
クーラント入れて・・
そして防錆力アップ、キャビテーション防止でクーラントブースター注入・・
3/20アズマ追記です
オイル交換を行なっていきます
オイルの量は適量入っていますがオイルの消費が多いとのことなので足しているようですね。
オイルに燃料が大量に希釈すると油膜がなくなりエンジン内の摺動部がオイルで保護しきれなくなります。そのためキャメルではオイルの匂いをかぎ燃料希釈によるオイル粘度低下の目安となるガソリン臭を確認しています。
今回のガソリン臭は強めでした。
オイルを抜く前にリフトアップして下回りをチェック
オイル漏れは左右のデフの辺りデフシールから発生しているようです。
足回りにブーツ切れはありませんでした。
クラッチレリーズからクラッチオイルが漏れていました。
エキゾースト周りは大きな損傷や排気漏れなどはありませんでした。
サイドブレーキのゲイターブーツが破れていました。
オイルを抜いていきます。抜いたオイルの色は黒色でした。
ドレンボルトの鉄粉は多めです。
鉄粉量を減らすためにもPECSの取り付けがおすすめです。
磁気式フィルターのPECSとは、1次摩耗で発生した鉄粉がエンジン・ミッション内を循環することにより2次摩耗3次摩耗を発生させてしまいます。その1次摩耗で発生する鉄粉を磁石で吸着しエンジン・ミッションを保護するのがPECSです。
また、紙のフィルターと違いオイルの通過抵抗が非常に少ないためエンジンのレスポンスがアップしたり燃費が向上する効果があります。
茶こしの異物は金属片。ドレンボルトの磁石にくっつかなかったのでミッションケースに使われているアルミと思われます。
ドレンの穴を確認したところネジ山が一部失われてしまっています。
このままドレンボルトを入れると取付けたときのトルクでネジ山が全部だめになってしまうおそれがあるので延長のドレンを取付けて穴を保護します。
オイルフィルターは交換しました。
足回りの緩みチェック。気になる緩みはありませんでした。
ブレーキキャリパーはエアブローしてお掃除します。
足回りの可動部はグリスアップしました。
オイルを入れていきます。今回入れたオイルはプロステージSを入れました。
引き続き作業を行っていきます。
続く
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