曽根です。
前回は足回りや水回りリフレッシュしたMpi 奈良県のYSD様
車検の光軸調整中にアイドリングしてたらサイドブレーキ付近が熱くなって煙が出てきた・・とのこと
今回は故障ということで任意保険のレッカーで奈良県から入庫です。
前回、セキュリティを外したのでそのままエンジンスタート。。
燃料いれて近くを一周してからキャメルに戻ってそのままアイドリングします。。。
サイドブレーキの根本の部分が熱くなって近くのカーペットが焦げ臭くなったとのことです。
20分ほどのアイドリングでサイドブレーキの根本は75℃
その時、触媒の温度は347℃まで上昇してました
そして、その時の排気ガスは CO『0.00%』 HC『7ppm』
触媒が仕事して排ガスはとてもきれいになってます。。。
前回お預かり中にエンジンかけっぱなしで1時間以上かけて冷却水の入れ替えした時は気付きませんでした・・・何がおこっているのか調べてみます。
ムナカタ君お願いします。
ムナカタの追記です。
まずは、プラグを外して圧縮の測定をしていきます。
プラグの焼け方に特に大きな異常は見られませんが、少しかぶり気味な気もします。
燃調が濃い。または、点火が弱い可能性がありそうです。
圧縮は
1番が13.4kg/c㎡
2番が13.2kg/c㎡
3番が13.0kg/c㎡
4番が14.1kg/c㎡でした。
圧縮には異常は見られません。
続いて、二次エアー噛みのチェックをしていきます。
しかし、二次エアーが噛んでいる様子は見られませんでした。。
専用の機械でMAP値(一番下)を見てみると40.7でした。
MPIですが、SPIと比べると少し高いように感じます。
そこで、ロッカーカバーを外して
バルブのクリアランスを測定してみますが、0.35~0.38mmこちらも大きな異常は見られませんでした。。
その後、触媒過熱の症状がないMPIの車両のマップ値を確認しましたが40前後で大差ないということがわかりました。
続いて、燃圧を決めているバキュームのパイプをシリコン製のものに交換してみます。
しかし、こちらも効果なしです。。
続いて、MPIはSPIと比べて電動ファンの作動温度が高いので今の水温を見てみると103度。。
水温が高いことが影響している可能性も考えられるので、電動ファンリレーを直結してみます。
こうすることで、電動ファンを常に回し続けることができるので水温を上げるのを抑えられます。
79度でキープしてみますが、こちらも効果ありませんでした。
また、この間は触媒が過熱しないように小まめにエンジンを切って冷ましながら行いましたが15~20分のアイドリングで触媒の温度は最高468度まで上がりました。
本来なら、アイドリングを続けても300度前後で推移しているはずなのでこれは熱くなりすぎています。
触媒が過熱してしまうのは、燃調が濃い・点火がうまくいっていない・点火が弱いなど原因は様々です。しかし、わかることは未燃焼ガスが触媒に行ってしまいそこで燃焼してしまうため触媒の温度が高くなってしまうということです。
触媒が過熱してしまう原因を考えていると、
マスターがエコマックスアイオンを仮付けしてみました。
すると、触媒の温度上昇が一定時間落ち着きました。
正直、ここまで顕著に効果が出ることにびっくりです。。(笑)
この結果から、点火を強くして未燃焼ガスを少なくすることで触媒過熱を抑えられる可能性がありそうだということが見えてきました。
本日は、ここまで。
続く。
キャメルはブログランキング参加しています
Follow @CAMEL_MINI
ツイッターからブログ記事の更新など分かりやすいですよ♪
キャメルオート オンラインショップ
PECSや売れ筋パーツ販売してます
ローバーミニ専門店 キャメルオート
http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002