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WTN様 快速オートマMINI・・色々気になってオイル交換でガスケット抜け発覚

もうすぐ春ですね♪お花見ドライブの準備は大丈夫ですか?石川です(´ω`*)ノ

前回は車検整備だったWTN様。

ISK_3293

「オイル交換の他色々気になる事があるのよね。」

ISK_3300

まずはオイルチェック。
量がかなり少ないですね・・・
滑りを感じる原因はこの辺りにありそうです。

ISK_3302

ガソリン臭は・・・中くらいです。

ISK_3304

「いい人スイッチも具合が良くないのよねー」

ISK_3305

右しか点きません・・・
エレクトロタップが外れている可能性あります。。

ISK_3306

既存のスイッチでハザードは正常に点滅します。

オイル交換他作業は順次行います。
作業開始まで少々お待ちください。

2/25日ムナカタの追記です。

MNK_2821

本日は、いい人スイッチの点検を行います。

MNK_2827
MNK_2829

一つずつ配線を確認していきます。
まず、一つ目の配線のグレーの配線はハザード点灯時に通電と停止を繰り返しています。
こちらは、ハザードの動きとしては正常です。

MNK_2830

続いて、二本目の赤いほうの配線は通電していませんでした。
もっと調べてみると、スイッチから分岐して二股に分かれる配線に
ダイオードがついていますがそちらが不良のようです。
今回は、スイッチの交換行います。

MNK_2843

新旧交代。

MNK_2845
MNK_2846

配線が完了したら、動作確認。
動作確認良好です!

MNK_2848

交換完了です。

MNK_2774

続いては、オイル漏れの確認行います。
アンダーガードにはオイル漏れの跡があります。

MNK_2759
MNK_2762

デフケース付近にオイル漏れあります。

MNK_2771

ドレンボルトの付近にもオイル漏れあります。

SQOR7431

SQOR7436

こちらは、プレッシャースイッチ・デリバリーパイプからのオイル漏れも確認されたので
ここから下に流れたのではないかと思われます。

ラジエターに加圧して漏れをチェックします・・・

MNK_2791

MNK_2792

インヒビタスイッチからのオイル漏れあります。

また、冷却水の漏れもアンダーガードまで達していました。

MNK_2790

MNK_2798

現在漏れている箇所は、PTCヒーターの上にあるメクラ蓋の部分から
冷却水漏れあります。

MNK_2808

ヘッドにも冷却水が流れた跡が残っているので、ヘッドガスケットからの冷却水
漏れもありそうです。

2月27日追記

ミニモニでECUチェックします

SQOR7391

マルチ画面の5項目は正常値です

左上から ●アイドル回転 ●アイドル認識OK ●燃調補正されてます

左下から ●スロットルポジション電圧 ●スロットルバルブをコントロールするステッパー値

SQOR7392

インマニの負圧も正常値

SQOR7394

吸気温

SQOR7395

電圧OK

SQOR7390

燃調補正されてますが6%濃く補正してますね。。

右上に見えるのは燃圧計です。。。

このMINIはハートピストン+ビッグバルブヘッドで吸入空気が大幅にアップしてることから純正エアクリーナーの中に燃圧レギュレーターを潜ませてあります・・

SQOR7311

そのためエアクリーナーケースの上蓋が変形してます。。

羊の皮をかぶった〇〇〇の片鱗がみえます。。

SQOR7302

ノーマルの燃料レギュレーターの上に取り付けるタイプ・・

S.V.のSFRです。 インマニの負圧で負荷によって燃圧を変化させることができますが現在は固定燃圧になってます。

SQOR7305

上の調整ボルトで最大燃圧を調整することができます。

負圧ホースが入ってないのでアイドリングでも最大燃圧が掛かることになります。

SQOR7398

アイドリングでの燃調補正を100%に近づけようとすると必要燃圧は1.4㎏くらいになりますね。。

ノーマルが1.1㎏くらいですからこの時点でかなり燃圧は高くこのエンジンが燃料を欲しがっていることが分かります

テスト走行。。。

SQOR7296

明らかにノーマルのオートマMINIより圧倒的に速いです。。。

オートマが滑り気味とお聞きしてましたが入庫した時は1リットル以上オイル量が少なかったのが原因かと思います。 補充後は滑りもなく快調です。

SQOR7298

軽く踏み込んだ時にエンジンから聞こえる小さなノイズ・・・

強く踏み込むと聞こえなくなるくらいの音です。

異常燃焼の際のノッキングが出るタイミングに似てます。。

SQOR7400

しかし‥基本的には速くて快調でした。。

軽く踏み込んだ時のノイズが気になるので圧縮を測定してみます

SQOR7409

かじかわ君お願いします。

SQOR7411

1番から順番に図っていきます

KAJI1864

1番 14.9㎏くらい

KAJI1865

2番 14.2㎏くらい

ノーマルエンジンに比べてだいぶ圧縮圧力があります。

KAJI1866

ん? 3番ちょっと低いです。  12.1㎏くらい 

KAJI1867

4番も 12.kg・・・

隣り合わせの気筒の圧縮が低い場合はガスケットが抜けかかってる可能性があります

ヘッドガスケットは交換が必要です。

SQOR7413

プラグは左から1番→4番

3、4番の電極と碍子にカーボンが焼けたような形跡。。。

4気筒すべてが白くて焼けすぎな状況でした。。。

中高回転での高負荷時の燃調が薄すぎるのがヘッドガスケット抜けの原因になった可能性あります。

アイドリング時で燃圧1.4㎏必要としてましたので高負荷時はもっと高い燃圧を掛けて燃調を濃くしたいところです。

アイドリング時と高負荷時で燃圧を変化させる必要があるのでSFRにバキュームパイプをつなげて変化させるようにします。

燃料ポンプの吐出力が不足する場合はツインインジェクターのMpi用の燃料ポンプを使います。

つづく。

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