まだまだ寒い日が続きますね。ムナカタです。
本日初来店のTKZ様。
新車からワンオーナーのポールスミスミニです。
今回は、車検のご用命でご来店です。
オイルの量は、OKですが汚れが多いです。
オイルの年度低下の目安となるガソリン臭は強めです。
しかし、何やら変な香りがします。
エンジンオイルではないものが混じっているような匂いです。。
冷却水は、ラジエーターのコアの部分が見えるくらい減っています。。
汚れなどは、今回車検ですので水路洗浄で精査しましょう。
冷却水の匂いは、きつめです。
早速、走行チェックからしていきます。
オートマに滑りがあります。また、かなり大きい異音もしています。
段差を超えるときなどに左前あたりから金属の打音聞こえます。
ブレーキ鳴きも気になるところです。
これは、ピットで原因を探っていきましょう。。
エアコンは、コンプレッサーが入りません。
ヒーターは、しっかりと出ています。
最低地上高は、余裕のクリアです!
灯火チェックは、リヤフォグが付きません。
車検の時に、灯火がつかないのはダメなので後ほど点検します。
エンジンルームから点検していきます。
ブレーキフルードは、かなり減っています。
無くなってしまうとブレーキが抜けて、効かなくなってしまうので危ないところでした。
どこからかもれている可能性が高いので、点検しながら探していきます。
ベルトの張り具合は良好です。
プラグ・プラグコードに腐食等はありません。
ラジエーターのロアホースから水漏れ発見です。
これは、何とかしたいところです。。。
右のインナーフェンダーにクラック入っていたのでマーキングしておきました。
もし、伸びてくるようでしたら溶接修理お勧めです。
オイルフィルターケースからのオイル漏れ多めです。
漏れないケースお勧めです。
足回りを見てみると、何やら雫を発見。
これはまさか、、、
Pバルブからの漏れです。
フルードが減ってしまった大きな原因はここかもしれません。
続いて、右のドライブシャフトアウターブーツは深いクラック入っています。
今回交換しましょう。
走行中の打音の原因は、ナイロンベアリングが原因でした。
これほど音がているということは、原形がないかもしれません。。
ブレーキパッド減っているので今回交換します。
ローターも段付き摩耗しているので交換しましょう。
リヤのホイルシリンダーからもフルード漏れ見つかりました。
ここまで、漏れているとライニングも交換も必要ですね。
フルードが減った原因は、ここにもあります。
ちなみに、走行チェック中に感じたかなり大きな異音はルーフキャリアの
上に置かれていた網目状のものが原因でした。
緩衝材を張り付けて対策しておきました。
そして、今回の作戦きまりました!
じゃあよろしく頼むよ。
お任せください。
バッテリーチェックも行います。
HEALTH=バッテリーの健康度=88%で元気あります。
CHARGE=バッテリーの充電量=98%で優秀です。
総合評価は、GOOD BATTERY(グッドバッテリー)でOKです
スペアタイヤも点検しておきました。問題なさそうです!
スペアタイヤなので、空気圧は300kp入れておきました。
フロントの足回りの整備を行います。
ドライブシャフトのアウター側を抜きました。
古いグリスや油汚れなどを綺麗に洗浄します。
新しいブーツを取り付けます。
グリスをたっぷり使用して組んでいきます。
緩み止めをしてブーツ交換は完了です。
続いては、左前から聞こえていた打音の正体。
ナイロンベアリングです。
ナイロンベアリングは、予想通り原型はなくなってしまっていました。
新しいナイロンベアリングに交換していきます。
奥まできちんとはめ込んでおきます。
タイロッドは、緩み止めをしておきます。
タイロッドは、自立できています。
自立できているのは健康な証拠ですね!
取り付け部も緩み止め加工をしておきます。
グリスアップもしておきます。
きちんと締めこんで、ナイロンベアリングは交換は完了です。
続いて、ブレーキローターを交換していきます。
新旧交代。
交換完了です。
続いて、ブレーキパッドも交換していきます。
新旧交代。
鳴き止め加工もしておきます。
鳴き止めグリスも背面に塗って、組み込んでいきます。
交換完了です。
ピカピカのブレーキ回りに変身しました!
その後は、足回りを締めこんで
着地。
本日は、ここまで。
作業完了までしばらくお待ちください。
2/5日ムナカタの追記です。
本日は、Pバルブの交換から行います。
まずは、ブレーキマスターに入っているフルードを抜いて作業していきます。
ブレーキマスター・マスターバックを取り外していきます。
すっきりとしました。
Pバルブ周辺は、フルードで汚れています。
後ほど、水で洗浄します。
Pバルブを新旧交代。
水でフルードを洗い流します。
ブレーキマスターも新旧交代。
取り付けたら、交換完了です。
続いて、リヤブレーキを見ていきます。
ホイルシリンダー周辺には、糸くずのようなものがたくさんあります。
これは、ライニングにブレーキフルードがついてしまった時に出るものです。
やはり、ライニングもフルードがついてしまっているようなので交換していきます。
新旧交代。
新品のライニングと見比べると、色が濃くなっているがわかります。
これは、フルードがしみてしまった後です。
新しいライニングは、ブレーキの鳴き止め加工してから取り付けます。
漏れてしまっていた、ホイルシリンダーも交換していきます。
新品ですが、O/Hしてカップを国産の物で組んでいきます。
バックプレートについてしまっているフルードやダストはお掃除しておきます。
ドラムは、ペーパー掛けておきます。
エアブローでダストは、飛ばしておきました。
綺麗になりました!
その後は、エアー抜きをしっかりと行います。
フルードは、全量交換して規定値まで入れておきました。
続いて、オイル交換していきます。
オイル汚れは、多めです。
ドレンもかなりきつく締めこまれています。
これでは、ミッションケースのねじ山が傷んでしまう原因になってしまいます。
オイルを抜いていきます。
オイルの色は、濃い褐色です。
粘度は固そうな感じです。
ドレンの鉄粉は、これ以上くっつくことが出来ないほどにびっしりと
鉄粉が付着しています。
この鉄粉がエンジン内部などをオイルと共に回っているいる状態はかなり危険な状態です。
各部が鉄粉で摩耗してしまうことになります。
今回は、漏れないケースPECSの取り付けしましょう。。
その前に、ねじ山が少し傷んでしまっているためタップ立てておきました。
ドレンは、綺麗にしてパッキンは交換しておきます。
ドレンボルトは、手で肌まで締めこめるようになりました。
フィルターケースは、外してオイルストーンで接地面を磨いておきます。
フィルターケース周辺は、綺麗にお掃除しておきます。
そして、漏れないケースを取り付けしていきます。
かじり止めもしっかりと。
取付完了です。
ミッションケース周辺は、オイル汚れを綺麗に洗浄しておきます。
アンダーガードもお掃除しておきます。
ミッションケースや足回りはペイントしておきました。
ピカピカになると気持ちいいですね!
続いて、音がかなり出ていたタペット調整もしておきます。
パッキンやグロメットも交換しておきます。
今回、オイルはPRO-S10W40と15W50のブレンドオイルを入れておきます。
SOD-1は、洗油終了後に入れていきます。
注入。
その後は、前回のオイルのことがあるのでコンバーターのオイルなども含めて
オイルを回して洗浄するためしばらく走りました。
鉄粉量も多いので、洗油終了時にオイルを抜くときにPECSも点検してみましょう。
それが鉄粉を少しでも減らすことにつながります。
2/6日ムナカタの追記です。
本日は、車検に向かいました。
結果は、無事合格しました。
帰店後は、水路洗浄を行います。
ラジエーター洗浄剤を入れて、各種点検していきます。
ヒータコアには、錆水が過去に漏れた形跡があります。
今回の水路洗浄で、錆が流されると再び漏れることもあります。
サーモの閉じは、微妙なところです。
完全に密閉はできていないようです。
91度でサーモが全開になりました。
こちらは、OKです
電動ファンは、96度でONになりました。その後、91~92度で停止しました。
電動ファンの作動はOKです。
しかし、電動ファンの作動が始まる直前の96度の時の水温センサーと水温計
の差が約9~10度ほどあります。これはかなり大きい差になっているので
オーバーヒートに気づけなかったり、水温の上昇に気づけない可能性があります。
早めの交換お勧めです。
冷却水は、濃い緑色をしています。汚れや錆などが混じっているような感じでした。
続いて、ラジエーターとヒーターコアも洗浄していきます。
向かって右側がラジエータの洗浄水です。濁ってはいますが錆や汚れは
比較的少なめです。
向かって左側がヒーターコアからの洗浄水です。錆が混ざってしまっていて
汚れも多そうな感じです。今回の洗浄で少し解消されているはずですが、
錆で水漏れが抑えられていた可能性もあるので注意が必要です。
ラジエータのコアは、錆などが詰まってしまっているのが見えます。
冷却能力の低下でオーバーヒートや水温上昇の原因にもつながるので
こちらも交換お勧めです。
水路洗浄後は、クーラント入れておきます。
本日は、ここまで。
続く。
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