SHOP BLOG

29年間室内保管の94年式ジョンクーパーの目を覚まします・・

曽根です。

29年間室内で動いてなかった94年式ジョンクーパーを目覚めさせて・・

とのご依頼です。

SQOR6108

本日引き取りのために外に出してもらいました。。。

SQOR6106

国内未登録でナンバーもありません・・

ISK_9897

キャメルに到着

SQOR6114

さすが室内保管・・・エンジンルームも綺麗でした。。

ISK_9900

眠ってた時間が長いからオイルを浸しながら徐々に動かそう・・

SQOR6178

ジョンクーパーの限定モデルの内装・・・・

本革シートで豪華ですね

SQOR6174

中央の3連メーターは本国仕様。

その下にはエアコンが装着されてました

SQOR6180

195マイル・・ 29年間で300㎞なんですねー。。。

これじゃ走ることを忘れてしまっても無理ないです。

SQOR6175

限定モデルはパワーウインドウ付きでした。。

ではゆっくり蘇生させていきましょう。。。

ムナカタの追記です。

MNK_0574

ガソリンタンク内の錆が多いとのことだったので、早速確認しようとしたところ
タンクキャップのカギが回りません。

MNK_0573

注油しながら行っても回りません。(´;ω;`)

MNK_0576

何とか、キャップは摘出。。

MNK_0579
MNK_0582

ガソリンタンクを外して、ポンプを摘出しましたが再使用不可です

センダユニットも同様に錆びてるので再使用不可・・

MNK_0598

ガソリンタンク内の錆は、予想以上に進行してる様子。。

MNK_0587

ガソリンタンクの錆にはこれです!
ピカタンZ!

MNK_0608
MNK_0604

原液を水で希釈しながら行います。

今回は、錆も多いのでピカタンにしばらくつけておきましょう。。

MNK_0617
MNK_0618

続いて、ロッカーアームやプラグ部分からしっかりとオイルを入れて浸透させていきます。
29年の眠りから急に目覚めさせると、怪我をする恐れもあります。
じっくりと馴染ませながら作業を進めていきます。

オイルで馴染ませた後、ゆっくりクランキングさせ、さらに馴染ませて・・

スロットルボディからガソリンを入れて始動テストしてみます。。

2/3日ムナカタの追記です。

MNK_0696
MNK_0700

本日は、燃料フィルターから交換していきます。

MNK_0702
MNK_0703

新旧交代。
Oリングも交換していきます。

MNK_0704
MNK_0709
MNK_0707

燃料ラインは燃料タンクからインジェクターへ向う側とインジェクターから
燃料タンクへ戻る側二本あるのでどちらもエアーブローでお掃除しておきます。

MNK_0719

リヤブレーキのO/H行います。

MNK_0722

リヤのハブベアリング少し硬いです。

MNK_0726

ピストンが固着してしまってピストンが抜けません。。
今回は、ホイルシリンダーを交換します。

MNK_0733

取り外して、新旧交代。

MNK_0738

新品ですが、カップは国産の物で組みなおして使用します。

MNK_0742

ライニングは、面出ししておきます。

MNK_0743

キャリパーは、エアーブローしておきます。

MNK_0745

コアも外して清掃しておきます。

MNK_0746

ドラムもエアーブローしておきます。

MNK_0740

ゲイターブーツも交換します。

MNK_0751
MNK_0752
MNK_0754

ブレーキラインも後輪~全輪までフルード交換しておきます。

MNK_0749
MNK_0760

フルードは、綺麗になりました。

MNK_0777

続いて、ラックブーツ交換します。
タイロッドが自立できるのは、健康な証拠です。

MNK_0779

ラックブーツを外して、新旧交代。

MNK_0781
MNK_0782

左右ともに、グリスアップをして組み込みます。

MNK_0783
MNK_0784

しっかり締めこんで交換完了です。

MNK_0786

キャリパーのエアーブローもしておきます。

MNK_0789
MNK_0790
MNK_0791
MNK_0792

グリスアップ施工もしておきます。
これで各部動きがよくなるといいですね。

MNK_0813

続いて、オイル交換もしていきます。

MNK_0832

フィルターも交換していきます。

MNK_0833

パッキンは、オイルを塗って組んでいきます。

MNK_0834

軽くお掃除もしておきます。

MNK_0837
MNK_0842

オイルを入れていきます。

MNK_0847

オイル量OKです。

丸一日ピカタンで漬け込んだガソリンタンク・・

MNK_0609

液体ポンプで抜きます・・・

MNK_0794

大きな錆の破片とともに吸入・・

しかし・・

MNK_0811

錆が落ちきらなかったので今回は新品に交換いたします。

2/7日ムナカタの追記です。

MNK_1520

本日、ガソリンタンクが届きました。

MNK_1523
MNK_1524

早速、燃料ポンプを交換します。
シーリングリングも交換します。

MNK_1525

取付完了。

MNK_1527

タンクネックシールも交換します。

MNK_1531
MNK_1533
MNK_1537

センダユニットも交換して、F~Eまでの動作と針の微調整をしておきました。

MNK_1535

取り付け完了。

MNK_1539

ガソリンを10L入れておきます。
これで、エンジンをかける準備はできました!
いざ、エンジンスタート!
のはずが、燃料ポンプが作動しません。
これでは、燃料が噴射されないのでエンジンはかかりません。。

2/11日ムナカタの追記です。

MNK_1525

本日は、燃料ポンプが回らない原因を特定していきます。
配線は、きちんと接続されています。

MNK_1522

電源から調べてみると、燃料ポンプの純正のコネクターである黒丸で囲んだ
コネクターのほかに、青丸で囲んだコネクターもあります。
どちらも接続してみましたが、回りません。

KAJI1365
MNK_1542

そこから、原因と思われるところを探ってみました。。
答えは、シート下にあるECUのリレーのヒューズでした。

MNK_1536

ガソリンタンクを取り付けして、燃料ポンプも回ることを確認!
いざ、エンジンスタート!

MNK_1540

無事かかりました!

MNK_1584

しかし、また問題発生です。
燃料ホースから、燃料漏れ発生です。

MNK_1586

ホースを二本とも交換します。

MNK_1587

燃料を送る側は、わかりやすいようにテープ巻いておきました。

MNK_1593

交換完了。

MNK_1592

再度取り付けして、エンジンスタート!

MNK_1598

エンジンかけ始めはよかったのですが、だんだんと回転数が上がっていきます。
2000回転前後でアイドリングしています。
これは、何か異常が発生しています。
しかし、ECUは接続できないのでできることからやっていきます。

MNK_1596
MNK_1597

まず初めに、アイドリングに大きな影響を与えることのある二次エアー
噛みの有無を点検していきます。

MNK_1620

すると、MEMS(ECU)でバキュームを検出しているインテークマニホールドの
裏の赤いバキュームホース側と黒いバキュームホース側どちらも綺麗に朽ち果てていました。
ここから、二次エアーが混入していました。

MNK_1600

現在使用しているECUでは、バキュームを使用していないので今回は
両方とも、メクラ蓋をしてエアー噛みをしないように対策しておきます。
すると、回転数は落ち着き900回転前後になりました。これでOKですね!

MNK_1623

続いて、踏み込んでしまうと戻ってこなくなってしまうアクセルワイヤーを交換していきます。

MNK_1625

新旧交代。

MNK_1627

新しいアクセルワイヤーは、注油しておきます。

MNK_1632

しかし、また問題発生です。
交換を終えて、エンジンをかけようとするとアイドリング回転数が
かなり低い状態になってしまいました。

MNK_1631

原因は、MEMS(ECU)ではバキュームやステッパーモータを使用して
アイドリングを調整しますが、ウェーバーアルファ(現在使用しているECU)
はアクセル開度で調整するしかないようです。。

MNK_1690

少しずつ回転数を見ながら調整していきます。
タコメーター表示ですが、900回転前後に合わせておきました。
これで、アクセルワイヤーの交換は完了です。

MNK_1637

続いては、水路洗浄をしていきます。

MNK_1640

ラジエーター洗浄剤を入れて、各種点検をしていきます。

MNK_1641

ヒータバルブの動きは良好です。

MNK_1642

サーモの閉じは、良好!かとおもいきや、65~70度付近で開いてしまいました。
だんだんと水温が上がってきてしまいます。
理想は、88度前後で開いてほしいところです。。

MNK_1648
MNK_1651

続いて、約90度でサーモが全開になりました。
こちらは、良好です。

MNK_1659
MNK_1662
MNK_1664
MNK_1668

続いて、電動ファンは96度でONになりました。
その後、90度でOFFになりました。こちらは良好です。

MNK_1672

続いて、冷却水を抜いていきます。
冷却水の汚れは、入庫時は冷却水がほとんど入っていなかったことを考えると
水路の汚れが冷却水にまじってしまって濁った色をしています。

MNK_1676

続いて、ラジエーター・ヒーターコアも洗浄していきます。
向かって右=ラジエーターからの排水は濁っています。汚れが多そうです。
向かって左=ヒーターコアのほうは透明に近い排水です。汚れは少なさそうです。

MNK_1680

ラジエーターのコアは、カビ?錆?どちらかわからないような汚れが
たくさんあります。

MNK_1686
MNK_1687

水路洗浄後は、クーラントブースターとLLCを入れておきます。
しかし、水の入りは悪いです。

MNK_1688

水路のエアー抜きをして、水路洗浄完了です。

本日は、ここまで。

続く。
にほんブログ村 車ブログ MINI(ミニ)へ
キャメルはブログランキング参加しています

友だち追加
LINE限定のおトクなミニの情報などを配信してます♪


ツイッターからブログ記事の更新など分かりやすいですよ♪

キャメルオート オンラインショップ
キャメルオート オンラインショップ
PECSや売れ筋パーツ販売してます


ローバーミニ専門店 キャメルオート
          http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002


・お近くのミニスペシャルショップをお探しの方
 SPECIAL SHOP
・厳選USEDミニはここにアクセス
 USED MINI

関連記事

🌸新入社員紹介🌸

camelauto

🌟毎年恒例🌟 CAMEL×STOCK VINTAGE合同お肉大会に初参加してきました♪

camelauto

鼻からも漏れてます

themesgarage

黒霧島MCM様 年末前にオイル交換です♪

camelauto

黒霧島MCM様 今回の車検は修理箇所多めです。

camelauto

黒霧島MCM様 ヘッドライトがつかなくなっちゃった。

camelauto