2022年11月27日、筑波サーキットで開催されたSuper Battle of Mini第4戦に参戦してきました。
快晴に恵まれた筑波サーキット。第3戦の後、緑ミニで愛知まで里帰りしてましたので、今回は前日に長距離ツーリングして関東入りし、三郷で一泊してやって来ました。前日は静岡のあたりでちょっと雨に降られてしまったのですが、レース当日が晴れてくれて本当に良かったです。
愛知から長距離ツーリングと書きましたけど、上には上がいました。九州から参戦してきたガレージ・ミニミニのワークスマシンです。愛知までの距離の3倍くらいですかね、本当にお疲れ様です。でもこのマシンで自走じゃないですよね?レースマシンで自走という意味では負けてねーよなと心の中で思っていたみくた55歳だったのでしたw
今回も集まるSVのお仲間達。
今回から43号車のY野さんがインジェクションのリーガルクラスからチューニングクラスにステップアップ。これまでマシンの軽量化でチューニングを進めてきたのですがエンジンはノーマルのままですので苦戦が予想されるところです。また、インジェクションのエボリューションクラスで第3戦でクラッシュしたS藤さんの25号車が復活してくれてます。ぶっちぎりでの初優勝を期待したいところです。
緑ミニは基本的な仕様は変更していないのですが、
4輪のアライメントを見直してきました。上の写真は第3戦までのフロントタイヤ。ホイールアイーチに比べてタイヤがかなり前に出てます。Goodwoodのサスペンションセッティングではキャスターを4度程度に寝かせているという情報をP氏が調べてくれて、緑ミニはそれに沿ったアライメント設定になってました。が、キャスターを寝かせるとタイヤが前に出るのでステアリングを着ると前側のフェンダー端にタイヤが当たってしまうんですよね。
タイヤがフェンダーを擦ってしまうのでタイヤショルダーが削れ、それだけでなくモールが削れてしまったりフェンダーの塗装が割れて欠けてしまったり、と、いろいろ問題を生じておりました。削れるのが気になって攻めきれないし、当たるのを避けるために車高を上げたりキャンバーを大きめに付けたり・・・と、本末転倒な状況に陥っておりましたので心機一転でリセットしてみました。
セッティングの詳細は後日改めてレポートしますが、レース前日にキャメルさんでアライメント調整して頂きました。キャスターは5度近く付いていたのを3度狙いで調整しました。キャンバーは-4度近く付いていたのを-3度で調整しました。
上の写真は調整後の状態です。調整前とは左右逆の様子ですが、タイヤがフロントフェンダーアーチのほぼ中心に落ち着いてくれてます。キャンバーも立てる方向に修正しているのですが、12インチタイヤでもフェンダーとのクリアランスにかなり余裕が出来ましたので、もう少し車高下げられるかもしれません。リアに関してはキャンバーを変更してます。-2度近く付いていたので-1度弱に調整しました。
Goodwoodの車両ってタイヤがCR65なので、P師が探してきてくれた情報は剛性が低いタイヤならではのアライメント設定だったのではないかと想像してます。剛性が低いとは言え現代のSタイヤであるA032や、12インチ化で剛性が向上しているA048には合ってないと思うんですよね、特にミニのリアはキャンバー角を付けすぎるとグリップ限界が下がるのでテールハッピーになりますし。緑ミニになってから妙にリアの限界が低いように感じてトーインを強めに付けたりとかしてたんですが、・・・もっと言うと数年前のクラッシュのトラウマで怖く感じているんだと思い込んでいたのですが、このあたりに原因があったのかもしれません。
三和さんから差し入れて頂いたSBoMチョコ。寒さと空腹と緊張で集中力が切れそうになってたのでとても癒やされました。ありがとうございました!
Openクラス決勝の車載動画です。
予選では第2コーナーの出口でオイルが蒔かれてしまって赤旗中断があり、復帰後は27号車の後ろに付けたので走りをトレースしてペースアップしようと企んでいたのですが、コースコンディションが良くない中で前を走る27号車のペースが上がらないまま予選終了してしまいました。タイムは1分11秒175・・・今年で一番遅いんじゃ無いかな汗
スタートグリッドは僕が8番グリッド、そして真後ろの10番グリッドに27号車のO田さんという配置となりました。いつかO田さんの前からスタートしたいとは思ってましたが、コレジャナイ感、ソウジャナイ感が半端ないですw
スタートでは半クラに失敗して盛大にホイールスピンを発生させて出遅れ、動画2:00頃には直前を走る91号車のアグレッシブな走りに動揺してダンロップコーナーでシフトミスして後ろにいた27号車にパスされてしまいました。シフトミスとは別に、ヘアピン立ち上がりでコースアウトしてまで攻め込む91号車に恐れをなしてアクセル抜いて間を空けてるんですが、真の戦闘民族ならば逆にアクセル空けて間を詰めてコース復帰をジャマするくらいじゃないとイカンのでしょうけど・・・出来んかったなあ自分。これが年をとるということなのだろうか(たぶん若くても出来ないですがw)
27号車に抜かれて逆に冷静になれたというか、27号車と91号車の差し合いを後ろから眺めながら自分のペースを取り戻し、27号車が91号車をパスした次の周回のストレートで91号車をパスし、最終コーナーを守り切って順位アップを果たしました。また最終ラップでは前を走る27号車が第2ヘアピンで謎の失速をしたのでパスさせて頂き、2台抜いてゴールすることが出来ました。
首位でゴールした80号車(ミニミニのワークスマシン)が賞典外扱いだったのと、スタート時に6番グリッドだった26号車がリタイヤしたこと、決勝中に28号車がリタイヤしたこと・・・諸々が組み合わさった結果、なんと4位で入賞することが出来ました。27号車のO田さんも走りきって5位入賞です。
ちなみに決勝中のベストラップは1分10秒359で、予選からこのタイムが出せてればもっと楽に勝負できたのになと反省しております。O田さんの決勝中のベストラップは1分10秒290で更に上を行ってくれてますが・・・お互い何やってんだって感じですかねw
何にせよ、リアに関してはまだ探りながらではあるものの最終コーナーの安定感が抜群に向上しましたし、フロントに関しては直進安定性は若干失ったもののコーナーリング中の増し切りやアクセルのオンオフに対する余裕も増えた印象で(ということはグリップ限界まで使えてないって事ですが汗)、前後輪とも大幅にレベルアップできた印象です。今後が楽しみですし、とりあえずは年末に自分が得意とする成田モーターランドで限界まで試してみるつもりです。得られたゲインを使いこなせるように早くなりたいですね。
27号車の失速の原因。センターボルトが折れてナットごと無くなってました。
ハブが固定されないのでブレーキディスクごと左右に動き、ブレーキのピストンを押し戻すのでブレーキが全然効かなくなります。失速した第2ヘアピンではサイドブレーキ引いてたそうですよw
もう決勝も終わった後なんですが、よってたかって直すSV軍団。
このレースの後、27号車は神奈川支部の後輩に譲られるそうで、そのために早い内に直しておきたかったとのことでした。O田さんはミニ仲間から譲り受けた新しい車両をレース仕様に仕立て直して来季から参戦予定とのことです。また速くなっちゃうんですかね、お手柔らかにお願いしますw そして新しいお仲間さん、来季からよろしくお願いします。
インジェクションのエボリューションクラス決勝では、クラッシュから復帰した25号車が危なげなくポール・トゥ・フィニッシュ。とは言え、レース当日になってタイヤがフェンダーに干渉していることが発覚したり、予選ではブレーキフルードが漏れたりと、平穏な道ではありませんでした。トラブルを現場対応で直しての優勝、お疲れ様でした!
表彰式です。久しぶりにお立ち台に立ちました。
シャンパンファイトも気持ちいーw
来季もよろしくお願いします。
インジェクションのチューニングクラスでは95号車のうったさんが6位入賞。
おめでとうございます!
インジェクションのエボリューションクラスでは25号車のS藤さんが優勝!
実はこの写真、池カメさんの視点とタイミングで撮影してみました。プロの視野ってこんな感じなのかと勉強になりますw
おめでとうございます!
最後にマシンと記念撮影です。よくがんばった自分!w
S藤さん。25号車が運び去られた後だったので70号車と。
うったさん。
O田さん。
帰路は三郷のSVまで自走です。途中でうったさんに遭遇しました。街中を走るゼッケン付きミニ、いいですよねw
次回の走行は12/10のSV走行会ですね。またよろしくお願い致します。
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