2022年10月10日の月曜日、Super Battle of Mini第3戦の翌日ですが、緑ミニで初の長距離ドライブに挑戦しました。ミッションは11月6日の浜名湖ミニディに参加するために自走で愛知県の自宅に到達すること・・・埼玉県三郷市から愛知県東郷町まで411kmの旅です。
今の車ならばなんてことは無い距離かもしれませんが、1964年型のミニ、しかも筑波を前提としたレース仕様車ですので、いろいろと覚悟が必要になりますｗ
ガッツリ寝て疲れをリフレッシュしたレースの翌朝、ホテルの駐車場で緑ミニとご対面です。
ネットの天気予報では曇り、そして現在時刻でも曇りの表示になっているにもかかわらず現実には小雨が・・・、無情なもんですよね。先ほどいろいろ覚悟が必要と書きましたが、最初の覚悟がいきなり必要なようです。
何かと言うと、雨が降ると雨漏りして車内に水が溜まり、窓が曇って視界が悪化するので不快かつ危険。また、長期的にはボディの錆の原因になるので精神的に辛い、ですかねｗ
雨漏りの原因としては、主にドアのスライドウィンドゥの部分の排水が上手く行かず、レールの部分に溜まった雨水が車室内に流れ込んでくるということが分かっているので、せめて助手席側のドアとウィンドゥ周りはテープで目張りして水の侵入を防ぎます。助手席側だけでも対策すれば浸水量の半減が可能！・・・自分で書きながら悲しくなってきましたが、運転席側は自分一人では対策できませんからね涙、まあ根絶は出来ないので可能な限り防いであとは時間との闘いになることでしょう。
助手席に荷物を積み込むのを忘れてドアを目止めしてしまい、一度全て剥いでやり直したのは内緒です・・・寝ぼけてますね自分。
助手席のドア周りだけでなくボンネットフードの隙間も徹底的にテープで目止めします。
雨絡みの対策としてもう一つ重要なものがあります。フロントグリルの裏側に点火コイルがあるのですが、ここが水を被ると漏電の原因になるんですよね（経験あり）。極力水が被らないようにしなければならない一方で、風が全く通らないと高温になってコイルのパンクが心配という、まあ困ったパーツですよｗ
そんなわけでグリルの裏側、右側部分にスプラッシュガードを追加。点火コイルに直に水がかからないように、かつ程よく外気は当たって熱が籠もらないように、という絶妙のさじ加減で位置決めしてます。ぶっちゃけ適当ですが汗
そんな対策をしながら、雨やまないかなーと期待して天気を眺めていたのですが全く状況が改善しないので諦めてAM9時ごろ三郷を出発しました。ちなみにそんな状況でも天気予報の表示は「曇」なんですよね、天気予報の担当者はもっと真剣に現実を見てほしいものです←
休日でしたので首都高はそれほど混んではおらずスムーズに流れてましたので、小雨降る中とは言え軽快に東名に向かって走ったのですが、何故かナビが湾岸方向に案内しようとするんですよね。何考えてるんだコイツと思いながら無視して進むと、今度は用賀で高速を下ろそうとしてきます。何か怪しいなと思ったら東名の川崎から横浜青葉までの区間が工事で通行止めになってました。
そういえば東名高速って工事してるんでしたっけ←
で、川崎ICから下道に降りたのですがコレがまた大渋滞で。おそらく関東エリアの東名に乗りたい人が横浜青葉ICに集中してるんですよね。酷い目に遭いました。
川崎市内の渋滞の列の中にて。渋滞の中でも水温が安定していることが確認できたのは良かったかな汗
渋滞の中、ナビ役の携帯の置き場所をいろいろ探った結果、この位置がベストであることが分かりました。メーターを隠さず、かつ上下で程よく引っかかって倒れてこないという絶妙な按配です。
渋滞の中で偶然見つけた929のお仲間。
こんなナンバーを選ぶ奴が自分以外にいるとは・・・やっぱ肉好きなんですかねｗ
横浜青葉ICから東名高速に復帰してからしばらくはスムーズに流れました。また雨が降ってきましたけど汗
首都高から東名に入ると走るペースが上がるんですが、そうするとまた次の問題が出てきます。何かというとギアレシオを筑波に合わせてあるので、100km/hrで巡航しようとするとざっくり言って5,000rpmを維持する必要があるんですよね。車体に遮音材がないので非常にウルサイだけでなく、猛烈なノイズを5分くらい聞いてるだけで「壊れるんじゃないか」と不安になってアクセルを踏めなくなったりします。・・・この環境ってヘルメット被ってレースのテンションだから気にならないのであって、普段の生活で長時間我慢できるもんではないですね。
対策としてはノイズキャンセル機能付きのヘッドフォンを着用してます。常識的な音量になるので疲労と不安が和らぎますし、爆音系のノイズがキャンセルされて中周波数域のメカノイズだけ聞こえるようになるのでエンジンのトラブルに気づきやすくなります。すくなくともロッカーアームが焼き付く時のノイズとドロップギアのベアリングが壊れた時のノイズは経験済みで、識別できる自信があったりします・・・識別できたとして、トラブルを回避できるわけでは全く無いですが汗。
秦野IC近くまでやってきました。何年か前に緑ミニで初めて東名を走ったのは富士で開催されたミニフェスに向かう途中でしたが、その時はここでロッカーアームが焼き付いて息絶えたんですよね。ようやく秦野を超える日が来たかと感慨深いものがあります。先はまだ長いですが汗
ちなみに基本的に左車線を走ってます。理由は、いつエンジンが止まったとしても速やかに路肩に寄せられるように、ですかねｗ トラブルを想定して構えておくのは戦略の基本ですが、これ程真剣にリスクを想定して1分1秒を過ごすなんて濃密な経験、そうはできないと思いますよ。ドライブしてても眠くならないですからねｗ
そしてそろそろ次の問題が頭をよぎってきます。何かというと、緑ミニの燃料タンクの容量と巡航時の燃料消費量が不明で、1回の給油でどこまで走れるか実は分かってないんですよね。対策としてはある程度距離を走ってから残量を確認して目処付けするしか無いですが、首都高の途中で路肩に止まるわけにはいかないので、せめて首都高を抜けて東名に乗って最初のSAで残量を確認したいし、せめてそこまでは燃料が足りて欲しい・・・対策のつもりがいつの間にか願望になってますねｗ
渋滞で下道を走っている間にどこかで停めて見ておけば良いだけなんですけど、渋滞中に列を抜けると何となく負けたような気がして気が乗らないんですよね←
というわけで一人でガス欠のチキンレースをしていたのですが、中井PAで確認したところ2/3程度残っている状態でした。川崎の下道での約1.5hrの渋滞を含む130kmの走行で1/3の消費ですから、フルタンク分で愛知県までギリギリ走り切れるかなとも思ったのですが、どこで渋滞するかも分からないですのであと100kmほど頑張ったら給油することにしました。
ちなみに中井SAにはGS無いですが汗、GSがある海老名SAは大渋滞していたので入るのを諦めたのでした。中井SAで残量を確認して残り少なかったらGS無いのにどうするのか？・・・下道に降りて給油するしかないかなと覚悟してましたよ。覚悟と決断を問われる車ですｗ
大井松田で事故渋滞。
大井松田から足柄までの区間は右ルートと左ルートがあるのですが、左ルートが工事で完全閉鎖。しかも右ルートの途中で事故のようでまた渋滞です。雨、上り坂、渋滞の三重苦の中で、重いMk1のクラッチと格闘しながら6kmほど頑張りました。左足だけ筋トレした感じです。
渋滞を抜けた先の足柄SAはまた大渋滞してたのでサクッと諦めて先を急ぎます。御殿場から新東名に進むとその先は濃い霧。御殿場だからしょうがないですよね、ホント住むには厳しいエリアですよ。
沼津の4連続（だったかな？）の陸橋。懐かしいですｗ
あー、このあたりに住んでたんだなあと感慨深いですね。ここに住んでた時ならばコレで旅は終わってたんですが・・・、まだ先は長いです汗
元々の計画では富士で高速を降りて田子の浦で生しらす丼を食べる予定だったのですが、雨で不漁だったようで諦めました。では新東名のどこかのSAで美味しいもんでも食べようかと思ったのですが、東名が閉鎖されているせいかどのSAも満車＆大渋滞で、休憩もまともに出来ず厳しかったです。
静岡を超えたあたりから晴れ間が覗いてきまして、
掛川あたりで完全に晴天です。暑いくらいで消耗激しいですよ。覚悟を決めて大渋滞のSAに入り、ガソリンだけ入れて離脱しました。
そして15:30頃に無事に自宅着。410kmを6時間半かけて走破しました。
自分のガレージにミニがあるのも久しぶりです。閑静な住宅街に轟き渡るエキゾースト＆メカノイズ、痺れますねｗ
