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WKB様、オートマ40thリミテット、オイル漏れで滋賀から搬送です。

曽根です

WKB様。オートマの40thリミテット・・

2年ほど前にオートマ修理されたそうですが、その後もオイル漏れが止まらなくて・・と、

もう一度安心オートマにすることも覚悟で保険レッカーでご入庫いただきました。

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頼りになるのは保険のロードサービスですね・・なんたって無料で滋賀県から届けてくれるんですから。

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助手席側に張り紙が・・・

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今回は保険レッカーでしたので中継無しで滋賀県から直送でしたが、

通常の陸送の場合中継地点を経て数日かけて運ばれてきます。

その場合でも再始動のときにもきちんと暖機してもらえるようにお願いの張り紙でした。

オートマMINIの輸送を他人に委ねるときには大事なメッセージです。。

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40thのシルバーのインパネ。

シートやステアリングの擦れも少なくきれいな室内ですね

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良くメンテナンスされてる感じが伝わってくるエンジンルームです

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オイルはMAXレベルから200ml程少ないですがまだ綺麗です。

漏れ以外でオイルが減る場合は燃焼してる可能性があります・・その場合はまずはバルブシール交換でオイル下がりの改善から手を付けるのが良いですね。

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冷却水はやや汚れてます。 

やや水位が低いのはリザーブタンクからの戻りが良くない可能性ありますがこれ以上減らなければそんなに気にすることも無いと思います

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ブレーキフルードは量はOK  やや色が濃いので次回車検でリヤカップ交換と併せて全量交換されることをお勧めします。

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ミニモニでECUチェックします

フォルトは2つ入ってました

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吸気温センサー・・と

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クランク角センサー・・・の2つ。

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フォルト⇒即故障ということではありません。

センサー脱着でもフォルトを拾ったり、一過性のフォルトもあります。

一旦過去の記憶を消すためにリセットします。 (ECUのフルリセットとは違います)

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マルチ画面の数値はすべて良好

左上がアイドル回転 クランク角センサーは現在正常ですね。

その他、アイドル認識 燃調補正、スロポジ電圧、ステップ値 OK。

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エンジンの負荷をECUに伝える重要なMAPセンサーも基準値内で良好です

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水温センサー87℃  

水路洗浄時のスリーチェックでは冷却水の実温との比較でセンサーの温度精度チェックを行っています。 併せてサーモスタットの開弁温度チェック、電動ファンの作動温度チェックも行いますのでよろしければご用命ください。

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フォルトが入っていた吸気温も作動していますね。

NGの場合は35℃の固定値になることが多いです。

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電圧良好。。

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O2センサー稼働してます・

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O2センサーの情報をもとに燃調補正も良好。

今のところ問題になるところはありませんね。

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試乗してみます。。

2年前に修理されているオートマは特に問題なくスムーズでエンジンとともに快調でした。

戻ってきてリフトアップします

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今回、いくつかご依頼事項をいただいておりますが、その一つがオイル漏れ修理。

アンダーガードの右側に雫が確認できます。

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右側からのオイル漏れだとコンバーターシールからの可能性があり、シール交換はエンジン脱着が必要になります・・・

ドキドキしながらセレクターリンケージのカバーを外してみましたが・・・

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内部はオイル漏れで汚れてませんでした。。

コンバーターシールではなくてひと安心。。

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外したアンダーガードを見ると、前から垂れて来た様子。
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漏れ箇所発見!

オイルフィルターケースからの漏れでした。

オートマMINIのオイル漏れ原因ナンバーワンです

Oリングをフィルターケースで押し付けて10㎏以上になる油圧を受け止める構造で、フィルター交換直後は漏れてなくてもOリングの捻じれや硬化で漏れ始めます。

一旦漏れ始めるとその量はどんどん増え続けるという厄介なところです。

ここは漏れないフィルターケースで根本解決しますね。

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オートマケースの前面下のインヒビタースイッチもオイル漏れの原因になりやすい部分です

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今回、上部のフィルターケースから垂れてきてるので現在はインヒビターからの漏れかは特定できません。 フィルターケース交換後に確認が必要です

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パーツクリーナーで洗浄しておきます・・・

走行テストでオートマの異常は感じませんでしたが、当初安心オートマも覚悟でのご依頼でしたのでオートマ油圧も念のために測定します

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走って来て油温も上がっているうちに測ります

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ニュートラルで、

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650kPa。  正常値です

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前進側 Dレンジなので1速に入ってます

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650kPa。  正常値ですね・・

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後退では・・

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1150kPa。 正常値でした。

オートマに掛かる油圧はすべて正常値。。

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ストールテストも、吹け上がることなく回転を維持できています。
数値的に見てもオートマは問題無さそうです。

次はドレンボルトの鉄粉量チェック・・

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オイルは綺麗なので問題なければオイル交換はしないので、もう一つのドレンボルトを用意してサクッと入れ替えてチェックします

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かじかわ君の早業で入替え!!

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鉄粉量はオートマMINIとしては標準です。

もともとマニュアル車と比較すると鉄粉は多めですのでオイル内の鉄粉を除去するのはオートマMINIにとっては重要なメンテナンスと考えています。

長くこの状態を保てるように、漏れないケースと磁力型フィルターPECSはお勧めさせていただきます。

明日以降、車両全体を点検していく予定です。

9月17日追記

リフトアップした状態でオートマを後方から見たところ・・

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オートマからはオイル漏れは見られません。

きちっとオートマ修理された形跡です。

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左のデフサイドシールからも、その裏にあるキックダウンスイッチからのオイル漏れもありませんね。

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右側のデフサイドシール周辺も綺麗です・・

オートマを組付ける際に交換したパッキン類も綺麗ですね。

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右足回り・・・ ブーツの切れなどもありません

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アウターブーツのヒビは深いので少々気になります。

今後の走行にもよりますが半年以内で切れそうな予感。。

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左足回りも概ね良好。。

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同じくアウターブーツのヒビが深いです。。

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フロントサスは・・

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コイルに交換されてました。

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キャメルオートではラバコンをお勧めしてますが

現在良くメンテされててナックルブーツの切れもなくリバウンドバッファーもしっかりしているので今すぐは何もしなくても良さそうです。

今後ナックルなどの交換必要になった時にはラバコンもご検討してみてください

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リヤサスはラバコンのままでした。

燃料フィルターは長年使用している感じですね・・次の車検で交換ご検討ください。

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リヤタイヤはスーッと持ち上がってしまいますね。

純正のコニーショックは抜け始めてます。

ショックアブソーバー交換でかなり突き上げ感は改善します。

今後の整備予定に入れておくことをお勧めします。

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純正のマフラーはやや錆が出ているもののまだ使用できてるのはこの車両のコンディションがよいことを物語ってますね。。  吊りゴムも切れもなくメンテは良いですねー。

9月19日 かじかわ追記

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ヘッドランプボウルを交換します。

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まずは右から。

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ソケットの大きいLEDを装着する際にボウルがカットされる場合が有りますが、そうだったのでしょうか。

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続いて左も交換して、

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作業完了です。
光軸をしたらアウターリムを取り付けます。

9月23日 かじかわ追記

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今回、ラバーコーン交換他足回りの作業も承りました。

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着工します。

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テンションロッドは調整式に交換します。

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ブッシュも交換します。

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ドライブシャフトをオーバーホールします。

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分解、洗浄して、

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ブーツを交換しました。

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インナーポットを抜いたのでデフサイドオイルシールを交換。

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左タイロッドと、

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ナイロンベアリングを交換します。

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フロントサブフレームマウントは全て交換します。

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フロントサスペンションを分解。

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アッパーアームの古いグリスを洗い流します。

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コイルからラバーコーンに戻します。

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ショックアブソーバーはKYBのガスタイプを取り付けます。

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フロントサスペンションは組み終わりました。

本日は、ここまで。

続く。

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