曽根です。
YMN様 ご来店ありがとうございます。
数年前から乗ってるサーフブルーのオートマクーパーですがオートマに気になる症状があるのと、オイル漏れが多くなったんでみてください・・
サザンの聖地・・海と江ノ電の近くという素敵な場所でお仕事されてます。。。
潮風は人にはいいのですが・・MINIはちょっと苦手。。
潮から守るため愛情洗車とコーティングでピカピカです。。
チャイルドシートを乗せやすいように助手席は取り外してあります。。。
今チャイルドシートのお子さんにこのMINIを譲る日が楽しみですね♪
エンジンルームもきれいですね。。
ラジエターとインナーフェンダーの隙間を埋めるストーンガードが切れて無くなってました。
電動ファンの風を効率よく引き込むためには付けておきたいです。
今年初めにオイル交換して約2000㎞走行だそうです。。
油量はOKです。。
ガソリン臭は少な目でした。。
ブレーキフルードの量はOK
オートマの症状を確認します。。
ギヤを入れた時のタイムラグが長め・・
油圧漏れや摩擦材消耗が原因なのでタイムラグはオートマ不調の前兆です。
リバースは時々駆動が掛からないようのことがあるとのこと・・・
リバースでブレーキを踏んで回転を上げて負荷をかけてのストールテストでガガガッと振動を伴うジャダー発生。。。
ブレーキバンドの締付け不良でドラムを止め切れずにスリップしてるようです。
サーボピストンの油圧抜けとブレーキバンドの摩擦材の剥離が考えられます。
助手席をはずしてあるのでYMN様にはリヤシートに乗ってもらって試運転します。
3速⇒4速でギヤ抜けによる回転吹き上がりがあります。。
特に高速走行後などの油温上昇してる時に抜ける時間が長いとのこと。。。
高温での粘度低下によって油圧漏れがギヤ抜けに拍車をかけてるようです。
トップ&リバースクラッチの中の4本のOリングの硬化が原因と思われます。
ゴムシールの硬化の原因は使用オイルによることもありますが、チョイ乗りが多く油温があまり上がらない乗り方をした場合も起こります。
オイル漏れ点検します。。
ドレンボルト側のオイル漏れはコンバーターシールからです。
最初は走行後に漏れますが、進行すると走行中に大量に漏れてマフラーの方まで伝っていくようになります。
ミッションケース底面に雫になってるオイル・・
これは駐車場にシミができるくらいですね・・
左右のデフサイドシールと左ドライブシャフトの裏にあるキックダウンSWからです・・・
オイル漏れは安心オートマに組みなおすことで全て解決いたします。
今回は漏れてませんでしたが、オートマMINIのオイル漏れ原因ナンバーワンのフィルターケースはキャメルの漏れないフィルターケースをお勧めします。
右足まわり・・ ガタや破れはありませんでしたが、
ドライブシャフトブーツのヒビは深いので交換お勧めです。
コイルサスに交換されてました・・・・が、その下のナックルジョイントの樹脂カップが飛び出してしまってますので早めの交換が必要です。
本来はサス交換の時に併せて交換しておきたいパーツです。
コイルサスに交換したばかりとのことですので言いにくいですがキャメルではMINI本来のラバコンをお勧めしてます。。。
左足回り・・こちらのドライブシャフトブーツは交換済みですね。
左ナックルジョイントの樹脂カップも飛び出してしまってました・・
左側のタイロッドに大きなガタがありました。。 左タイヤだけが左右に振れるので走行不安定になり危険です・・。
ナイロンベアリングと併せて交換が必要です
一緒に見ていただいてます
リヤもコイルサスに交換されてました。。
ここでYMN様・・時間切れでお帰りです。。
後ほどメールで見積りと状況報告させていただきますね。。
引き続き点検・・
水温が下がったところで冷却水点検。。
量はOKですが、少々臭いが出てました。。
ECUに故障コードは入ってませんでした。。。
マルチ画面。。。
●アイドリング1045回転は高すぎます・・本来は850回転前後です。
● 右下のステップ値『0』ではこれ以上回転を下げることができません・・・
この状態でまず疑われるのは2次エアーの混入です。。あとでチェックします。
ECUにエンジンの負荷状況を伝えるインテイクマニホールドの負圧。。
正常な数値です。
水温85℃表示です。。
だいたい合ってそうですが正確には水路洗浄時のスリーチェックをお勧め。。
吸気温
電圧OK
排気ガスの酸素濃度を測るO2センサーは稼働しています。。
O2センサーからの情報を元にECUが燃調補正してます。
基準値内です。。
2次エアー混入の場所を探します。。。
パーツクリーナーをエアクリーナー下の後ろ側に吹きかけたところでエンジン回転が下がり
スロットルボディから2次エアー混入しているのがわかります。
その場所だと赤いバキュームホースからだと思われます。
5月13日追記
オートマに掛かる油圧測定をします。
暖機して油温を77℃位まで上げました・・
高速走行では100℃オーバーになることがありオイル粘度は更に下がります。
フィルターヘッドから取り出した油圧を測ります。
ニュートラルと前進側は約6.5㎏
ギヤが入る時のタイムラグはあります
通常油温の状態ですが油圧は基準値内です
リバースもタイムラグを伴いながら入りつながった時は10.5㎏前後・・
安心オートマと比較するとやや低めですがバックは可能な油圧です
しかし・・・
リバースに入れても油圧が6㎏あたりで停滞してる状態が続くいことがありました。
ギヤを入れても繋がらない・・・という症状はこの時ですね。
リバースで負荷をかけた時にドラムを止め切れずにジャダーが出るのはブレーキバンドの締付け不良ですが油圧が原因なのか・・ブレーキバンドの摩擦材剥がれが原因なのか・・・
つづく
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