曽根です。
TKK様 エンジンからの異音でご来店。。。
初キャメルありがとうございます。
高速道路走行中にオイルフィルターからのオイル漏れて一時的なオートマ不調になってしまったとのこと。。。
その後オイル交換とフィルターパッキン交換で走行可能になったので富山県から東京まで400㎞走行してきましたが・・・エンジンから気になる打音が出てきたということです。
12年間乗ってる98年式オートマクーパー。。
屋根付き車庫保管だったとのことで錆も少なく内装の紫外線焼けもほとんどなくよいコンディションですね
エンジンの打音は回転を上がればすぐにわかるほど大きな音です。。。
これはメタルが逝ってしまったぽい。。。
オイル交換してから400㎞走行の間に少しオイル補充したとのことですがオイル量はアッパーライン上でしたのでオイル漏れか消費で減少してることになります。
ブレーキフルードは色も量もOK
ヒータージョイントパイプは社外の樹脂製ですね。。。
ステンレス製に交換お勧めです。
オートマの状態もチェックしたいのでテスト走行します。。
助手席にTKK様に乗ってもらって一緒に試運転です。。。
サスペンションは硬く突き上げが強いですね。。。
ショックアブソーバーは抜けてるようです
走行するとメタル打音は更に大きくなります。。。
N→Dでややタイムラグはあります。
オートマは4速まで変速しますが2速抜け・・2速を飛ばして3速に入ります。
メタル打音が気になってキックダウンのテストはしませんでしたが3速からのキックダウンで2速飛ばしで空回りすると思います。
リバースのストールテストはOK リバースの滑りはなさそうです。
エンジンとオートマの両方ともオーバーホールが必要です。
ピットに戻りECUと下回りのチェックします。。
水温センサーにフォルトです。。。
一過性のものか過去の整備で入ったものかわからないので一旦リセットします
973回転でアイドリングは高め 右下の『0』はステップ値。。
2次エアー噛みでアイドリング高止まりの症状でしょうか。。。
インマニのMAPセンサーは基準値内。。。
MAPセンサーパイプから離れたところからのエアー噛みかも。。。
ん? 走行テストから戻ってきたばかりにしては水温が低いですね・・
ラジエターに挿した温度計は88℃ですが水温センサー81℃。。。
水温センサーのフォルトは本物。。 センサーボケですね。。
安心オートマでエンジン脱着時にセンサー交換します。
吸気温
電圧OK
O2センサーから情報で燃調補正も基準値内。。。
ECUチェックからわかることは2次エアー噛みと水温センサー不良でした
下回りチェック。。。
オイルフィルターケースからはまだ漏れてますね。。。
前進中は常に7㎏前後の油圧が掛かってるので漏れ始めるとジャンジャン漏れてしまう厄介な場所です。
右前足まわり。。
アウターブーツにはヒビが入り始めてます。。
ショックアブソーバーは新車時から交換されてそうもないですね
隙間から見えるラバコン。。。
24年間支え続けてペッチャンコです。
左足まわり
こちらもアウターブーツには細かなヒビが入ってます
下回り点検も一緒に見てもらってます。。
左タイロッドを上下に揺するとゴトゴト音・・・ナイロンベアリングの消耗です。
走行テスト中はエンジン打音が大きくて気が付きませんでした・・・
左デフサイドシールとインナージョイントからオイル漏れ。。。
その裏から垂れてるオイルはキックダウンレバーからですね。。。
アルミの対策品に交換されてましたがおそらく取付ボルトのシーリング不足かと思います
オートマ底面には漏れたオイルが伝ってます。。
右側の漏れはコンバーターシールからです。。
オイル漏れは安心オートマですべて解決します
リヤのラバコンもペッチャンコ。。
車高調整できないノーマルのストラットコーンのままでした。
安心オートマとラバコン交換した時の乗り味を試していただきましょう。。。
おと~と君のラバコンは交換してからもう5年以上経過してますが
AVONのモールトンラバコンはまだまだ快適乗り心地は健在です
乗り心地もオートマもスムーズでした。。。。♪
エンジンはどこまで交換が必要かは分解してみないとわかりませんが・・・
コンロッドメタル交換は確実なのでヘッドもピストンも外します。。。
ならば・・・きちっとオーバーサイズで真円にボーリングしてハートピストン入れたいですねぇ
軽量バランスクランクも気になりますよね・・・・
安心オートマはレースで使用しているものと同じです。。。
では・・お預かりさせていただきます。
八王子駅までリバースリムジンでお送りします。。
約1ヵ月後の納車を目指します。。
しばらくお待ちください。
5月13日追記
オートマに掛かってる油圧チェックです。
暖機して油温を75℃位まで上げてから測定します。
連続高速走行のときはもっと高温になります・・
フィルターケースの油圧をフロントガラスに貼った油圧計で見ます。。
ニュートラルと前進側の油圧はともに6.5㎏
ギヤを入れて油圧が掛かるまでのタイムラグはあります。
滑ってる2速も同じ油圧が掛かっていることから滑りの原因は摩擦材剥がれの可能性ありです。
リバースは11.5㎏かかってました。
油温75℃位なので通常走行での油圧は基準値内であることがわかりました。
次にドレンボルトの鉄粉チェック。。
別のドレンボルトとサッと入れ替えます
鉄粉多いです。。。
ドラムはすでに削られてしまってそうです。。。
再使用は厳しいかも・・・
新品供給は無くなってるので中古良品から使用することになります。
続く
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