早いもので今日から5月! 1年の1/3が過ぎちゃいました。
今日はミニのハンドリングについてです。
ミニに限らず太いタイヤを履く車は路面からの応力をスリップで逃がさず強く受ける為サスペンションとステアリングラックの消耗を早めます。
もしも走行中にわだちにハンドルが取られやすいなあと感じることがあったらしっかりとした点検をお勧めします。
雨の降る中、比較的に速度が出ている状態から急ブレーキや急ハンドルを切る状況では、サスペンションとステアリングラックのガタ・遊びは大きな事故につながる恐れがあるので注意すべきです。
同じ様にリアブレーキの制動差があるミニが雨中で急ブレーキを踏むとリヤが振り出されて事故になります。
今回はそういったハンドリングの揺らぎが『タイロッド 又はタイロッドエンド、ステアリングラックナイロンベアリング 』が原因にある場合のお話です。
タイロッド 又はタイロッドエンドのガタは助手席側をリフトアップしてタイヤを揺すれば容易に判断できます。
しかしステアリングラックナイロンベアリングの破損は、その程度により、ブーツを剥いて目視で判断が望まれます。
こんな風に音が顕著な場合は内部が粉々になっています。
こんな風に内部の粉々になったナイロンブッシュをきれいに除去して
タイロッドエンドをステアリングラックから外して新しいナイロンブッシュを挿入します。
しっかり奥まで挿入して、弊社では輪留めを内部の溝に挿入しています。爪付を使うより簡単で失敗もなく時間も掛かりません。
輪留めはホームセンターなどでも入手が容易なものです。
ステアリングラックのギア部分に消耗もありますから、リビルト品に換えたようなビシッとした感触には届きませんが、費用や要する時間を考えて車検時に交換しています。