みなさんの中のMiniとはどんな存在でしょう。
今から3年ほど前、キングスロードに日本車のディーラーさんがお二人でやってきた事がありました。
Miniについて熱く語ってほしいと言われました。私はそのお二人にMiniについて、そしてどんな楽しみがあるか、また話は深く入りMiniを設計したアレック・イシゴニスさんの話までしていたらあっという間に3時間が経っていました。
イギリスへ行くとMiniはBMWのNewMINIと共存しているということ。なんだか不思議な感覚なんだとBossが時々言うので、私も気になる事柄でした。
そして、イギリスはMiniを国の宝のような存在として敬っている印象も大きく感じている話をしました。
そこから、話は変わっていき、お二人の会社はBMWの本社へ研修に行くと聞いた事がありますが本当ですか?
すると、なんと!お二人はその日の2週間前まで実際に研修へ行って帰ってきたという事でした。
感激!!
やはり、ヨーロッパの車への考え方や感性は学ぶべき事がたくさんあることをお二人から逆に学ばせてもらいました。
また、噂に聞いていた本社にあるMiniについても、本当に存在し、敬意を持たれていること。そしてそのお二人はこの事に感激し、『もっとMiniのことを知りたい!』そう思いキングスロードへやってきてくれたそうです。
嬉しかった。
そんな出来事があり、興味深いドイツ車の車へ求める熱い想いがMiniへ敬意とまた超えられない何かを感じ大切にし続けているその心を知り、ヨーロッパ文化の車社会への興味が私にも新たな分野として芽生えたきっかけとなりました。
そんな心があるBMWという会社が昨日公に発表した大ニュースが入ってきました。
BMWは、電気モーターを搭載したクラシックな軽自動車に電力を供給するMiniRechargedプロジェクトを発表しました。
(ミニリチャージドプロジェクト)
2018年ニューヨークモーターショーで発表されたクラシックミニのコンセプトエレクトリックバージョンに対する肯定的なフィードバックを受けて、ミニのオックスフォード工場のエンジニアはあきらめないことにしました。
現在、ブランドを所有するBMWは、プロジェクトが正式なステータスを取得したことを発表しました。
自動車メーカーは、新しいプログラムにより、車の所有者がクラシックカーを引き続き楽しむことができるが、静かで環境に優しい電気モーターを備えていることを強調しています。さらに、ほとんどの機器が保持されているため、英国で更新された車を再登録する必要はありません。そして最後に、変換手順は不可逆的な変更を意味するものではありません。必要に応じて、すべてを元の場所に戻すことができます。
——BMW発表文より引用
ここがポイント。
作り替えたとしても全てのものを全ての元の場所に戻す事が出来ること。
エンジンに戻せるんです。
正式にフィードバックするという事で、Miniはずっと残るんです。
世の中はEVだと言われ出して、この先電気自動車が秀でてきます。きっとそれは環境に真剣に取り組もうとするために必ず出てくる変化です。
自動車文化はこの先きっと大きな変化の革命として変わっていくでしょう。
だがしかし、、
人間が感じる臨場感へのわくわく。エンジン音への喜び。手となり足となるそのフィーリング。その楽しみはきっと消せることのない感覚というその歓び。
みなさんがMiniに乗り込み、エンジンをかけた時のあのワクワク感は、必ず人の感覚で忘れられない想いなんですよね。
変化に対して、中断することや拒絶することは本能的に人は比較的表現しやすい行動です。
その変化に、批判やマイナスと感じる発言はどんな人もできるし、共感されやすいから大部分の意見とされがち。
しかし、生きていれば変化は必ずどんな時代も向かってきます。
それに対してどう向き合うか、どう受け入れるか、その受け入れる形が自分たちが大切にしている信念を貫き通せるんです。
イギリスにあるオックスフォード工場のエンジニア達は諦めないことを選択したんです。
自分たちが目の前で見えている変化や生きている時代だけでなく、この先もずっとその意志を残すために。
どんな時代になってもあきらめないことを決意したんです。
キングスロードも同じです。
この先もずっとずっと進化し続けるために、そして本来Miniはこう楽しむべきものだをどんな時代になったって伝え続けます。
今日この記事を読んで喜びに変わった私たち。
Miniを、信じ続けるその想いはまたこの先に伝えられる何かにつながる気がします。