曽根です
先月車検だったHR様 昨日の雪が凍っていつもより長めに暖機してたら室内のカーペットが焦げ臭くなって煙が出てきた・・・・と緊急連絡です。。。
昨日も同じような事例で入庫した触媒の過熱のようです。
エンジンは快調に回るとのことでしたので自走でご来店いただきました
ややアイドリングが高め、ミスファイアとは言えないくらいの微妙な点火不良での回転ムラを感じますが、気にならない人もいるくらいな症状。。
プラグも3番を除いてよい焼けです。
3番だけは燻った形跡があって、その後の走行で電極周辺だけ焼けてきた様子。。
おそらく触媒が過熱してしまったアイドリング中に燻っていたのではないかと推測します
3番の燻りが点火に原因があるかの検証でプラグコードの2,3番を入れ替えておきます。
★ 97年式以降の同時点火は『1,4番』と『2,3番』はグループ点火で同時に点火しています。
ミニモニでECUチェック
走ってきた直後にしてはアイドリングは高め・・
時々・パスッ・・とミスファイアとは言えないほどの小さな点火の乱れが出るのに関係あるのか
クランク角センサーの信号表示の右に 『!』マークが時々出ます。。
ビデオで見るとこんな感じでビックリマークが出てます。。。
気になりますが、ECU自身はフォルトとしてないので状況観察とします。
負圧は正常値
O2センサーは稼働して・・
燃調補正も ▲5%の補正なので数値としては正常の範囲。
水温77℃ 走行直後でヒーターバルブが閉じてる状態では低いです
ラジエターに刺した温度計も74℃
回転を上げると勢いよくラジエターに流れ込んできてしまってます。。
本来88℃あたりまでは閉じてなければいけないサーモスタットが開いてしまってますね。
回転が高かったのは適正水温の88℃までは暖機運転を続けているからですね。
暖機中なので燃調も濃い状態・・・・
これだけが触媒過熱の原因かは後の結果を見ないとわかりませんが、
水温が適温まで上がらないとヒーターの効きも悪いし燃費も悪いですからサーモスタットは交換しましょう
取り外したサーモ。。隙間が開いてました。
新旧交代の儀・・・
最近、3年未満で動作不良になるサーモスタットが増えてる気がします。
旧車にとって新品パーツが信用できない時代です・・。
エンジン側が79℃まで上がってますがラジエターは33℃をキープ
今度はキチッと密閉してくれてます。
これなら寒くても適温まで上がってくれそうです
88℃で全開になってエンジン側もラジエター側も若干下がった状態。。正常です
91℃で電動ファンも回るまで水温上昇させることができました。
オイルもチェック
灯火チェックしながら・・
2次エアー吸ってないかパーツクリーナー吹きかけて点検
大丈夫ですね
アイドリングも850rpm前後で安定しました
インマニの負圧 より真空に近くなりエンジンが快調になったことを示しています
水温はバッチリ適温。
燃調補正もほぼプログラム通り。。
数値的にはすべて正常になりましたのでこれで様子見てください。
念のため10分以上の暖機は車内で待機してみてください。
ありがとうございました
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