ミニの部品供給が以前より悪くなってるようです。
ミニはとっくに製造が終わった車種なので純正部品の供給はありません。
赤青に白文字の純正っぽい箱に入れて売られてる物も純正ではありません。
純正品かもしれないけど需要の薄い売れ残りか、当時に比べて高額な設定に変えて売れないだけでしょう。
国産車だって、消耗品の多くは純正部品ではありません。そんなの風通の事です。
ミニに話を戻すと、部品の多くを頼っているミニスペアーズの供給も日本だけ見て在庫してくれるわけではありません。
一頃多かった個人輸入も運賃の高騰、現地の部品価格も目に見えて上昇しています。それを受けて国内市場向けの価格も物流コスト、原材料費の高騰などを受けていつの間にか2倍になったなんて話は珍しくありません。
ミニはFF車で、それも思いっきり旧車です。FFならフロントのホイルベアリングとドライブシャフトは消耗品なのですが、そういう車の寿命の短い部品についての知識が乗り手から薄れると、ただでさえ出来の良い最近の国産車と比べて誤った故障原因を訴えるお客さんが増えてしまいます。
1000㏄時代とは異なりタイヤもホイールも太いものが安く入手できますし、タイヤのグリップもグッと良くなっています。
そうなればベアリングへの負担も増えて寿命も短くなりますよね。テーパータイプのホイルベアリングは現代の車輛でほとんど使わなくなってます。締め付けトルクで寿命も変わるし、グリスが必要になるなど現代では考えられません。
総じて現在ホイールベアリングの異音に対して交換後の寿命が以前より短くなってきています。それだけ車齢を重ねてベアリングに対する耐久性を落とす要素が出始めているという事です。
ホイルベアリングは消耗品である、そういうコンセンサス無しに部品価格を下げて入手しやすい環境を作ることが難しいかなと考える中で、DHRも現在前後のOEM製品の販売を相談しています。
仮にフロントのホイルベアリング価格、15000円と5000円だったらどっちを選びますが?そういう選択がミニにはこの先長く残れるか重要な問題になるはずです。
ネット上では相変わらず高品質高価格の利幅が取れる部品を推奨する意見が多いし、ユーザー自身が組んで不具合があった、だから品質が悪いみたいな話が無責任に野放しにされています。
ミニに乗る為には良いショップと付き合う事、と書く人に限って、ショップに頼らない『つましい』方が多いのも事実です。
どんな業種も実際に手を汚し汗をかいてくれる人の人件費が適正でなければ消えてゆきます。高すぎるのもおかしい。高いと腹いせに請求書をさらす人もどうかなと思うのは僕だけじゃないはず。