こんばんは、かじかわです。
MHR 様、2 か月程前からアイドリング高止まり症状が出始めて、時間が経つにつれて悪化してきました。
ステッパーモーター調整で、しのいでいたようですが限界を迎えてしまったようです。
当社ブログの事例をご覧いただき初ご来店です、いらっしゃいませ。
乗り始めて 3 年程の 1999 年式 MT、綺麗なアーモンドグリーンです。
パネルも塗り換えてあり、内装色の統一感があって良いですね。
オイルはギリギリ MIN レベルまで有りました。
まずは ECU 診断です。
吸気温センサー、MAP センサーとクランクセンサーのフォルトコードが記録されていました。
一旦リセットしておきます。
アイドリング回転数が 2600 回転・・・、どこからか大量の二次エアーを吸っていると思われます。
バキュームライン中の二次エアーだった場合、MAP センサー値は 40kPa やそれ以上まで上昇しますが、今回はそうではありません。
マニホールドなど、センサーから遠い箇所から吸っている可能性が有ります。
念の為、バキュームホースも点検してみますが、亀裂等は無さそうです。
各所にパーツクリーナーを吹いて、吸入箇所を探してみます。
原因は PTC ヒーターでした。
スロットルを開けると、O リングが劣化していることも確認できます。
二次エアー吸入箇所が特定できたところで、初ご来店のお車ですので、お店の周りを軽く試乗させていただきます。
アクセル ON 時に左フロントからゴトゴト音と、やや跳ね気味な乗り心地です。
リフトアップして、下周りを点検します。
ドライブシャフトブーツはクラックも無く綺麗です。
走行時の異音は、ナイロンベアリングからでした。
今回、こちらも交換いたします。
オイル漏れはタイミングチェーンカバー、
クラッチカバーと、
チェンジシールから有ります。
今回ブーツと合わせてシールを交換します。
サスペンション周りはナックルジョイントブーツが破れていたり、リバウンドバッファーが切れかかったりしています、要注意箇所です。
本日はお預かりとなりますので、リムジンにて駅までお送りいたします。
1 週間後の納車に向けて作業していきます、それまでお待ちの程お願いします。
6/20アズマ追記です
マニホールドにいるPTCヒーターからの二次エア漏れを止めるためにインジェクターを外していきます
インマニも外しました。
PTCヒーターはマニホールドの裏にいます。
PTCヒーターを取り外します。
取り外したPTCヒーターはガスケットがちぎれていました。
ガスケットだけでの部品はないのでヒーターごと交換になります
あたらしいPTCヒータを取付けました。
これで、二次エアが止まってくれるといいですが、、、
元通り組戻して、、、
エンジンスタート！
アイドル回転高止まりは無事治まってくれました。
しかし、今度はアイドル回転が低すぎます。
基準は850rpmくらいですが727rpmしかありません。
MAP値も基準の30~35kpaに比べて27kpaと低くなっています。
バルブクリアランスが広がっているのかもしれません、調整オススメです。
続く。
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