こんばんは、かじかわです。
本日は水路洗浄です。
オイルはしっかり入っています。
が、少し停めておいただけでも、地面に垂れる程漏れが有るようです。
移動させる際にブレーキを踏むと、やや違和感。
かなり奥まで踏めてしまいます。
ブレーキフルードがかなり減っていました、どこからか漏れているようです。
ご来店の道中、何事も無く良かったです・・・。
フルード漏れは後程点検するとして、水路洗浄を始めます。
ヒーターコア、LLC 漏れは有りません。
ヒーターコアも洗浄できるように、バルブを開けます。
ラジエターフラッシュを注入して、エンジンを始動します。
お待ちいただいている間、試乗車に乗っていただきました。
自分の MINI との違いを体感してみてください。
自走して来られたため、水温は下がりきっていません。
水温が上がるまでの間、ECU 診断を行います。
フォルトコードは記録されていませんでした。
マルチ画面も問題有りません。
MAP センサー値も正常範囲内です。
水温、吸気温センサーも動作しています。
バッテリー電圧も良好です。
O2 センサーも動作しています。
燃調補正も働いています。
昨年 DI 様ご自身で 88 度のサーモスタットに交換されたそうです。
しかし、80 度を過ぎたあたりから温度計の数値も上昇していきます。
勢いこそ無いものの、エンジン側から冷却水が流れ込んで来ます。
水温センサーが 86 度の時、
車内の追加水温計は 90 度。
4 度程高めを示すようです。
サーモスタットは 88 度で全開になりました。
エンジン側から勢い良く冷却水が流れ込んで来ます。
電動ファンは 91 度で、作動・停止を繰り返します。
走行中は、この温度以上であれば周り続けることになりますね。
高温域での水温センサーの精度ですが、若干ボケ気味の様です。
水温センサー値に対して温度計が数度低いのが理想、早期交換おすすめします。
この時、追加水温計は 96 度でした。
スリーチェックは完了しましたので、排水します。
錆混じりの茶色になった冷却水が出て来ました。
ラジエターに溜まった冷却水も吸い出します。
ヒーターコアにも汚れが溜まっていました。
錆を防ぐためにも 2 年ごとの水路洗浄をおすすめします。
ラジエターコア内部、若干詰まりが有ります。
LLC は、やや慎重に注入します。
クーラントブースターも注入します。
再度エンジンを掛けて、ふと足元を見ると LLC が・・・。
どこからか漏れてる・・・？
確認してみると、ウォーターポンプからダダ漏れでした・・・。
洗浄されたことにより、汚れで詰まっていた箇所から漏れ始めたと思われます・・・。
これでは自走でご帰宅はできませんので、お預かり修理となりました。
駅までお送りはリムジンで。
安全運転に努めてまいります。
お送りした後、リフトアップしてブレーキフルード漏れ箇所特定と合わせて下周りを点検します。
右ナックルジョイント、ブーツが被さっておらず更に樹脂カップの底が抜けて飛び出ています。
コトコトと異音がでるだけでなくこのままだとアッパーアームの凹部分とボールが直接当たって変形してしまいます・・・
コトコトと異音がでるだけでなくこのままだとアッパーアームの凹部分とボールが直接当たって変形してしまいます・・・
コイルスプリングでしたので、アッパーアームを外しての作業になります。
ならば・・ラバコンまで交換したいところですねぇ。。
今なら、ラバコン祭りでお得に足回り一新できますよ。
右ドライブシャフトインナーブーツ、グリスが漏れています。
左もアウターブーツにグリス漏れと、
ステアリングラックナイロンベアリングにガタ大です。
左インナーも若干グリスが漏れています。
キックダウンコントローラーからオイル漏れも有りますね。
他のオイル漏れ箇所はコンバーターシールくらいでしたが、雫になる程ですので量は気になります。
ブレーキフルード漏れですが・・・
Ｐバルブ（ブレーキコントロールバルブ）からのフルード漏れでは無さそうです。
マスターシリンダーも外からは漏れている様子は有りませんが
取り外してサーボ内部に漏れてることがあるので後ほど点検します。
リアドラムブレーキのホイールシリンダーから漏れていました。
今回、日本製カップキットを使用して修理いたします。
★ここは漏れやすいので、キャメルでは車検毎に日本製カップを使用して交換しています。。
5/22アズマ追記です。
ブレーキフルードの漏れが多いため、念の為マスターシリンダーを取り外してサーボの中を確認したところ、、、
ブレーキフルードの地底湖ができていました。
マスターシリンダーの内側は漏れてしまっています。こちらも交換したほうが良いです。。。
見積もり作成完了次第ご連絡差し上げます。ご検討の程よろしくお願いいたします。
5月24日追記
水廻り、ブレーキ回り修理OKいただきましたので順次着工していきます
5 月 27 日、かじかわの追記です。
まずは水周り、ウォーターポンプ交換から行います。
ファンブレードは再利用するため、洗浄します。
ポンプには漏れ跡がはっきりと残っていました。
古いポンプに別れを告げます。
ファンブレード、
ラジエターを取り付けて LLC を注入します。
クーラントブースターも忘れずに入れます。
続いて、ブレーキフルード漏れ修理です。
マスターシリンダーは Assy 交換しました。
リアのホイールシリンダーはオーバーホールします。
ホーニングブラシで磨き、
日本製カップキットを使用して組み付けます。
シューは面取りして、
ペーパーを当てておきます。
ドラムもサンディングします。
破れていたハンドブレーキゲイターブーツも取り替えました。
続いて、タイロッドを外して、
ナイロンベアリングを交換しました。
ブレーキラインのエアー抜きをします。
マフラーから異音がするとのことで点検します。
フランジのナットがやや緩んでいたようなので増し締めしておきました。
マウントやクランプはしっかり留まっていました。
最後に納車前点検です。
ECU 診断、フォルトコードは記録されていませんでした。
マルチ画面も問題有りません。
MAP センサー値は許容範囲内のやや低め側です。
バルブクリアランスが広くなっているのかもしれません。
水温、吸気温センサーは動作しています。
バッテリー電圧は良好です。
O2 センサーも動作しています。
燃調補正も働いています。
灯火類も問題有りません。
この度の作業は完了しました。
ご来店をお待ちしております。
5 月 28 日、かじかわの追記です。
窒素 + セラミックエアーを充填します。
4 輪 220kPa で揃えました。
本日、納車の予定でしたが、指示伝達ミスによりラジエター交換を行っていませんでした。
遠方よりお越しいただいきましたのにご迷惑をお掛けして申し訳有りません、すぐに作業いたします。
続く。
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