こんばんは、かじかわです。
KNN 様、今年の 1 月に購入されたばかりの MINI でご来店です。
綺麗な色にオールペイントされています。
エンジンは 1300cc、SU シングルキャブレターです。
内装も整っています。
オイルは MAX レベルまで入っています。
ラジエターキャップを開けられるように冷まします。
色が若干濁っていますが、LLC もしっかり入っています。
まずはヒーターコアを点検。
LLC 漏れは有りません。
ヒーターコアも洗浄できるように、バルブを開けます。
ラジエターフラッシュを注入してエンジンを始動します。
まだ水温は下がりきっていません。
76 度まで水温が上がると、
エンジン側から水が流れ込んで来ます。
74 度のサーモスタットが入っていると思われます。
80 度まで上昇させた際、
水温計の針は中心直前を指しています。
85 度になると、
電動ファンが回り始めました。
水温計はほぼ中心を指しています。
83 度で電動ファンは停止しました。
オーバーヒート対策で、クーラーとも連動して回るようです。
スリーチェックは終わりましたので、KNN 様が見守る中、排水していきます。
長年の溜まった汚れが出て来ました。
冷却性能の維持、そしてなにより鉄エンジン保護のためにも定期的な洗浄をおすすめします。
ラジエターとヒーターコアからも汚れた水を吸い出します。
ラジエターコア内部、目立った錆は有りませんが僅かな詰まりが確認できます。
LLC の入り具合は良好です。
クーラントブースターと、
水周りが綺麗になったところで、KNN 様が気になっていた箇所を点検します。
左右でハザードの明るさが異なります、左は元気が有りません・・・。
確認してみると、ダブル球の配線を違う方に組んでありました。
今は配線が来ていないようですが、ポジション連動でもフロントマーカーを点灯させられるソケットです。
「タイヤの空気にアレをお願いします。」
走り出した瞬間に違いが分かる、窒素+セラミックエアーですね。
4 輪 220kPa で充填しました。
エンジンルーム点検です。
ウィンドウウォッシャー液はご指定の通り水道水で補充しました。
ブレーキ・クラッチフルード、
サクションオイルもしっかり入っています。
走行点検です。
ホイールキャップのカタカタ音が少々気になりますが、快調に走ります。
リフトが空いた隙に、さっと下周り点検をします。
左ドライブシャフトアウターブーツにクラック小、ステアリングラックナイロンベアリングにガタ小です。
フューエルメカポンプからオイル漏れ大、電磁ポンプに交換をおすすめします、と言いかけたのですが・・・。
イグニッション ON にした時に後ろから聞こえるあの音は何・・・？と思い、
後方を確認してみると、やはり既に電磁ポンプ化されていました。
訂正します、メカポンプを取り外しましょう・・・。
サスペンションはコイルスプリングに MINI SPORT 製のハイローキットですね。
この組み合わせはキット側の受け皿が割れる恐れがあり、要注意です。
今なら「ラバコン祭り」でお得に交換できますよ。
マフラーのマウントゴムも早期交換が必要です。
リフトは明け渡し、最後に灯火類点検です。
左右ハザードの明るさも揃っています。
全て点灯しますね。
お待たせいたしました、作業完了です。
これから快適な MINI 生活を過ごせるよう、微力ながらお手伝いいたします。
本日はありがとうございました。
またのご来店をお待ちいたしております。
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