曽根です。
WKS様ご夫妻です。。
初キャメルありがとうございます。。。
実は・・今お乗りのMINIが交差点でストールしてしまったので修理のご相談でご来店でした。。。
で、今日は別のお車でのご来店でしたのでおと～と君に試乗してもらいました。。。
うん、エンジンとオートマは快調ですね・・・
こんな感じになるとイイんですけど～。。。。。
と、ここまでは4月10日にご来店いただいた時のことです。。
そして、4月12日
ストールしてしまったというご自分のMINIを任意保険のレッカーで搬入いただきました
保険の無料レッカーは2次レッカーまで無料で利用できるところが多いです。。。
故障したところから一旦ご自宅にレッカーしてもらい、、
その後、もう一度修理工場までレッカーしてもらえます。。。
今回もこの2次レッカー制度を利用しての搬入です。
MK-1仕様に仕上げられてます。。
フロントグリルも、10インチもMK-1仕様ですね。。。
内装もご覧のとおり雰囲気抜群。。
さて、エンジンは掛かるのか・・・
もし掛からなかった時に備えてスパークテスターとミニモニを繋いでからセル回したら・・
一発始動してしまいました。
一旦エンジン止めて点検します。
92年式 インジェクション初期モデルはECUが横向きに取り付けられてます。
この年式のECUはその後のモデルとは互換性がないのでECUトラブルの場合は代替品確保が少々大変です・・・・
エンジンオイル量はOK
冷却水は・・・かなり少ないです。。
800㏄入りました。。。
冷却水が減った原因は精査が必要です。
エンジンルームの4連ヒューズボックスはガラス管からブレードに交換されてました
エアクリーナーの後ろにガラス管ヒューズが残ってます。。。
これもブレード型に交換お奨めです。
エンジン掛かるのでミニモニチェックします
フォルトは3つ入ってました。。。
吸気温センサー・・と
クランク角センサー・・ 点火信号を出すセンサーなのでエンジンストールには関係あるかもしれません。
スロポジセンサー・・ この年式はアクセルペダルにスロットルスイッチがあるタイプなのでこのフォルトは必ず入ってしまいます。。。
一旦フォルトは消しておきます。。。
今後同じフォルトが入ったら要注意です。。。
現在、エンジンは普通に回っています。。。
マルチ画面の数値も正常。。。
左上から アイドリング アイドル認識OK 燃調補正OK
左下は アイドリングでのスロポジ電圧OK ステップ値OK
アイドリングのMAP値（インマニのバキューム）
も正常。。
水温センサーの表示も実温とほぼ同じ。。 正常ですね
フォルトが入ってた吸気温センサーも稼働してました
電圧OK
O２センサーも稼働してます。。。
そしてO２センサーの情報をもとに燃調補正も正常に行われているようですね。。。
走行テストの前に下廻りを点検しておきます。。。
右前足回り・・・
右のドライブシャフトの下がってしまってるようです。。
ロアームサポートシャフトに干渉して傷が入ってました。。
左側のドライブシャフトと比較してみてください
したの曲がったシャフト（ロアームサポートシャフト）との隙間があります。
右側はエンジンマウントが潰れてエンジンが傾いている可能性があります。。
右のアッパーアームを下から支えてるリバウンドバッファーは切れてます。
そして上側のナックルジョイントはアッパーアームから樹脂カップが完全に割れて飛び出してしまってます。。 交換が必要です。
左側のナックルジョイントも樹脂カップが飛び出してしまってました。。
左のタイロッドを握って上下に揺するとカタカタと音とともにガタがあります。
タイロッドとナイロンベアリングの交換が必要です。。。
ブレーキ掛けると左にハンドルを取られるくらいのガタです。。
オートマミッション デフケースには赤茶色のシーリングされてます。。
オートマ右側のコントロールレバーのカバーがありません。。。
ミッション番号と
デフケース番号が違うので過去にオートマ修理されている形跡です。
右のドライブシャフトインナーブーツからはグリスが漏れてました。。
ラバコンを受け止めるハイローのお皿はかなり小さいタイプなので
乗り心地は柔らかそうですネ。。。
その代わり強い力が掛かるとラバコンに食い込んでいきます・・・
では、試運転に行ってきます。。。
普通に走りだしました。。。
足回りのガタは感じますがオートマの変速は普通です。。
1周500ｍくらいの短いテストコースを走ってきます。。。
で、ちょうど会社の裏まで戻ってきたところでエンジンストール。。。
症状出ました。。。 これですね。
セルを回すとミニモニではクランク角センサーの信号は出てます。。。
じゃ・燃料が出てないのかな？？？？
インジェクターボディに少量のガソリンを直接入れてセルを回したら・・・
エンジン掛かり、そのまま回り続けてます。。。
この状況からはストールの原因は燃料系かな・・と。
そのままエンジンは掛かり続けてるのでそのままピットまで自走で入ります
しばらくアイドリングさせていると、ストンとエンジンストップ
また止まったぞ。。。
ミニモニを見ると、クランク角センサーのフォルトが入ってます。。。
入庫時のフォルトはリセットしてるので2回目のフォルトになります。。
回転信号は出していましたがクランク角センサーにも疑いはかかります。。。
再リセットします。
クランク角センサーは後ほど交換するとして
点火系パーツではコイルを交換してみましたがエンジン掛からず。。。
ただ、スパークテスターで見る限り火花は出ていますが正確に周期でスパークしているかは不明です。。
燃料は噴射してるのですが、セル回してる時の噴射量が少ないような気もします。。。
燃料ポンプは動いてるので、もし噴射量が少ない・・とすると
インジェクターの接点不良やECU本体の異常が考えられます。
今できるのはインジェクターの接点です
キャップとインジェクターの接点をきれいにして接点復活処理しました。。。
しかし・・・エンジンは初爆はあるものの回転しない症状です。
今日はここまで・・・
燃料なのか、点火なのか・・・まだ見極めがつきません。
続きは木曜以降になります。。。
マスターと一緒に、ストールの原因を追求します。
基本的な点から 1 つづつ・・・、まずは圧縮を測ってみます。
ばらつきや若干低いのが気にはなりますが、圧縮そのものは有るようです。
ディストリビューターキャップやローターも比較的最近に交換されたようです。
プラグコードに亀裂が入っていました、こちらは交換が必要です・・・。
キャップの導通も問題有りません。
点火系の問題かを確認するため、プラグを交換してみます。
プラグコードもテスト用に交換して、始動確認。
が、数分程アイドリングさせているとまたストール・・・。
ECU のフォルトコードを確認してみましたが、年式の関係上必ず入る TPS のコード以外は記録されていませんでした。
燃料は噴射されて続けています・・・。
プラグを外してみると、カブって真っ黒というわけではないので、燃焼はしているようですね。
ECU もテスト用に変えてみます。
最後の頼み、クランクセンサーを交換してみます。
あっけなく掛かりました。
10 分以上アイドリングが続いてストールしなかったため、試走してみます。
問題無く一周して帰って来られました。
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