|´ω`)ノ桜の次はツツジ？わんこの散歩道探しに余念がない石川です。
ITM様が島より帰還。
「気になるところ色々あるから点検よろしく～」
なかなか手の行き届いた整備が出来る環境に無かったそうです。
早速灯火からチェック。
右のリバースランプが点きません。
「ボディーも気になるのよー」
潮風は気持ち良いですけどミニにはよく有りませんもんね。
「ガラスも何とかしたいです。」
と熊さんもおっしゃっております。
SRS警告灯が消えません。
大体はロータリーカプラーが原因だったりします。
ワイパーアームも錆びていますね。
この辺はボチボチ交換していけばよいかと思います＾＾
交換するならG-クライムさんのセットが良いですよ♪
走行チェック出動。
ステアリングは若干右に向いています。
左右前方からコトコトカタカタ音がします。
エンジンルームからも仰る通りなんだか凄い音がします。
スピードやサスペンションの動きには関係ない感じです。
怖いのでショートカットで戻ってきてそのままミニモニチェック。
これでミニの頭の中を少し覗けます♪
上の表示はミニが覚えているフォルト（故障コード）を見ている画面。
3つのセンサーにフォルトが入っていました。
フォルトが入っていても即故障というわけでもありません。
ひとまずリセットしておきます。
あまり良くありませんね・・・
見ている間も元気に上下していました。
正常作動していました。
オイル量ok。
ガソリン臭は少なめです。
ブレーキフルード量okです。
色はだいぶ飴色になっています。
エンジンの振れを抑えるステディーロッド。
前後に付いているステディーロッドブッシュがゆるくなっています。
交換オススメです。
エンジンルームと車内のヒーターコアをつなぐヒータージョイントパイプ。
純正のままの樹脂製が付いていますが、突然折れて噴水の様に吹き出してきますので今のうちに金属製に交換オススメです。
アクセルワイヤーが少し張り気味でしたので軽く調整しました。
アイドリングも下がってミニもアイドル認識するようになりました♪
さて、気になる大きな異音の件ですが・・・
どうやらウォーターポンププーリーが変形又は割れている様です。
これは危ないので交換しましょう。
水路のメンテ状態もあまり良く無さそうですので水路洗浄から施工おすすめ。
点火プラグ・プラグコードもあまり良いコンディションではありません。
ベルトも一緒に交換しましょう＾＾；
オイルの滲みも左右ともまぁまぁの量あります。
あまりこの角度で見ることもないですよね＾＾
ヘッドガスケットからも滲んでいるように見えますが、まずはロッカーカバーからオイル滲み直していきましょう。
左右のタイロッド・タイロッドエンドのガタもここで直しておきたいところです。
色々やりたことはあります。
作戦会議終了。
「うちの子よろしくね♪」
お預かりいたします(｀･ω･´)ゞ
作業完了までしばらくお待ち下さい。
4/5アズマ追記です
まずは、この完全に降りない窓ガラスの交換から行います。
ドアの内張りを剥がしていきます。
サビや腐食は内側までは来ていなそうですね。。。
窓ガラスの下にレールが2本付いているのですが、一本はサビがすごいです、、、
もう一本はレールが行方不明、どこかに行ってしまったようです。
探してみると、いました。脱落してしまったようです。
窓ガラス取り外しのため水切りモールを外しましたが、錆がかなり深いです。
ガラスを取り外します。
取り外した窓ガラスはレールがサビサビでした。
新しいレールに交換します。。。
水切りモールの裏のサビはサビチェンジャーで黒錆化しサビの進行を抑えます。
そして、ドアの裏にはノックスドールを吹き付けこちらもサビの発生を抑えます。
窓ガラスを取り付け、動作確認。
問題なく水平のまま下まで降りるようになりました。
内張りなどを戻していき、窓ガラスの修理完了です。
続いて水路洗浄を行います。
の、その前にまずはヒータコアの漏れの確認。今のところ大丈夫そうです。
ラジエターに水路の洗浄剤ラジエターフラッシングを投入し、暖気しながら水路の洗浄を行います。
いつもは水温を早く上げるためにクーラーを起動するのですが、クーラーコンプレッサーが動作しません。クーラーガスが抜けているのかもしれません。
このくらいの温度の場合は通常、エンジン内の水温（ミニモニ）とラジエター（水温計）の温度に差が出るのですが同じ温度のまま水温が上がっていきます。
サーモスタッドが開いたままのようです、こちらは今回交換いたします。
更に暖気し電動ファンの動作を確認します。
結構高い水温までいったのですがまだまわりません
104℃まで水温を上げていきましたが結局まわりませんでした。
電動ファン自体の動作は問題ありませんでした。
どうやら電動ファンスイッチがだめになっていたようです。
電動ファンスイッチは今回ラジエターを交換するので、そのときに一緒に交換します。
エンジン内の汚れた冷却水を排出していきます。
ホースを入れ替えてラジエターとヒーターコアの汚れも徹底的に流しだします。
この後水路取り外しの作業があるので、冷却水の補充は後ほど行います。
サイドブレーキの動きが渋いですね、、、
サイドブレーキワイヤが注油されていないのが原因のようです。
注油しておきました
4/6アズマ追記です。
水路まわりの交換行います。
クーリングファンやベルト、プーリを外していきます。
水路周りの部品の最深部ウォーターポンプも外します。
ウオーターポンプの内側、エンジン内の水路はサビも多くなくとても綺麗です。
取り外したポンプを確認してみると水を送る羽根車がガタガタと横に振れます。
試乗したときのあの大きな異音はこれが原因のようです。
新品のウォーターポンプに交換してあの大きな音とはオサラバです。
サーモスタッドの交換も行います
中から取り出したサーモスタッドは弁が開ききっていました
弁が開いたままだとエンジンがあたたまるまでに時間がかかります。更にインジェクション車の場合、あたたまるまではコンピュータが暖気中と判断しガソリンを普段より多めに噴射してしまうため、経済的ではありません。
新しいサーモスタッドに交換です。
ラジエターやホースも交換しました。
水路まわりが組み終わったので、冷却水と水に魔法のリキテックを投入
加圧チェックして漏れがないか確認します。
漏れはありませんでした。
4/8アズマ追記です
タペットカバーのパッキンからオイルが漏れている可能性がありそうなので交換します。
もともとついていたパッキンはゴム製でできており、油を吸ってかちかちになっていました。
コルクのガスケットに交換です。
タペットカバーを開けたので、一緒にタペットクリアランスの調整もします。
クリアランスは、適正値の0.27～0.33mmよりも広くなっており、0.45mmまで広がっていました。
ステアリングからホイールにつながっている棒のタイロッドを新しくして足回りのガタガタコトコトを解消します。
左側はステアリングラック内にあるナイロンベアリングも交換です。
タイロッド交換のためホイールを外していたので、一緒にブレーキダストをエアブローして吹き飛ばします。
ステアリングに関係する部品を交換したので、テスト走行してハンドルのセンターの確認、、、
いい感じです、足回りの異音もなくなりました。
オイル交換のためリフトアップしましたが、長らく溜まった油汚れでミッションケースがドロドロです、、、 これはお掃除のしがいがありそうです。
オイルを抜いていきます。
今まで、点検されてきたかわからないのでドレンボルトの鉄粉の量でエンジンの健康状態を判断できませんが、鉄粉自体はこんもりとついていますね、、、
茶こしフィルターの異物はありませんでした。
リフトが上がっているうちに緩みの確認とグリスアップをしておきます。
下回りの点検中タイヤにヒビがあるのを確認しました、経年劣化でのヒビのようです。
溝はまだありますが、バーストやパンクする前に交換することをおすすめいたします。
オイルエレメントは、紙のフィルターケースから、PECSもれないAT用フィルターに交換です。
ドロドロになってしまったエンジンを洗浄していきます。
アンダーガードも綺麗にします。
少々お化粧直しをして、新品のごとくきれいになりました。
オイルを装填していきます。
今回入れたオイルはプロステージSをAT向けの粘度にブレンドした、キャメルATブレンドオイルとSOD-1です
今回から、廃油やドレンボルトの状態からエンジンの健康度を観察するオイルカルテを記入していきます。
右のリバースランプが点灯しないので開けて確かめてみます
白く濁っており、切れてしまっているようです。新しい電球に交換します。
バッチリ、点灯するようになりました。
つづく。
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