曽根です
ITK様の一号機KADツインカム・・
前回コイルサスからラバコンに交換して、これからが楽しくなるところでしたが、
エンジンがご機嫌ななめで気持ちよくないんだよね~・・・。
高速道路の登り坂でもシフトダウンしないとトルクが無いんだよね・・・
気持ちよく走れないと運転してても疲れちゃうよねぇ。。
ITKさんご自身も4気筒のスロットルバランス調整したそうで・・・・
『1,4番に比べて2,3番の吸引が弱いんだよね、なかでも2番は特に低いんだよ』 とのこと。
1460㏄のKADはやや高回転型のツインカムで不調だと特に中低速は使いにくくなります・・。
このウェーバーアルファはスポーツインジェクションと呼ばれてます。
そしてこのシステムは 1,2番と 3,4番はグループでスロットルバルブの開度調整はできますが4つそれぞれを別々に調整することはできないようですね。。
同時点火で1、4番 2、3番のグループ点火なので、2,3番が弱いのはもしかしたらイグニッションコイルに原因あるかも・・
放電管で点火の様子をチェックしてみます
プラグコードの間にテスト用の放電管をいれて火花の強さをチェック
元気な火花が出てますね・・・
2,3番の点火が弱ければ 原因はコイル! で一件落着だったのですが
点火は1~4番まで問題なし・・
ここでスロットルバランス調整用スクリューとスプリングを落っことしてしまうヘマをやらかした曽根・・
探すのに1時間のロスタイム・・ご迷惑おかけしました_(._.)_
調整用スクリューは無事みつかり点検再開・・
次は圧縮テスト。。
バイク用の細いプラグだったので工具を探してるうちに
自分の工具を取り出してサクッとプラグを外すITKさま。
どこでもプラグチェックくらいできなきゃKADには乗れないよ。。と。
では圧縮測定開始。。
1番 10.2㎏
2番 10㎏
3番 10㎏
4番も10㎏・・
全体的に低めなのは高回転型のハイカムの影響でしょうか・・
問題の2番も他に比べて低いということもなく、圧縮の気筒別のアンバランスが原因ではありませんでした。
ITKさんも自分でもやったというシンクロテスターによる吸引量の比較をします。
1番 16くらい
2番 12くらい・・
3番 18くらい
4番 16くらい・・
ITKさんの測定と同じく 2番が低いです・・
パーツクリーナーを吹きかけてマニホールドからのエア嚙みをチェック
スロットルバルブからマニホールドパッキンまで10㎝位しかありませんね。。
どこのパッキンからもエア嚙みはなく変化なし。
爆発が弱いと吸引も弱くなります。。
インジェクターの噴射量の違いでも爆発エネルギーがかわるので
1番、2番のインジェクターを入れ替えて比較してみましたが・・
2番の吸引量だけが少ないのは変化なし・・
このフルコンはグループ噴射で4気筒が同じタイミングで噴射するので入れ替えてることが可能です。
最後のテストとして、インジェクターの配線も1,2番を入れ替えてみましたが結果は同じ。。
2番だけの吸引が弱い原因の答えはエンジン内部にありそうです。。
まずはヘッド分解してみることにします。
アルミラジエターから水漏れもあるので、ヘッド脱着時にラジエターも交換しましょう。
じゃ、KAD置いていくから頼むね~
5速で軽快なミラバンが代車です。。
まぁ車は何台もあるんで帰るだけですけど・・・・。
3月23日追記
当時の新車よりもピッカピカなCB750・・・
KADのファンネル持ってきたよ。。
しかし・・・ピカピカ。。。
寒くならないうちに帰るよ。。。
わざわざ届けていただきありがとうございました。
3月25日追記
分解点検のためSVに移動します。
SV到着。。
各気筒にバイパスエアーの調整スクリューがあったので
先ずは、1,2番のアイドル時の吸引量の再調整をしてみます。
ただ、3000rpm位までゴボつきがあるので他に原因はありそうです。
新しいフルコンシステムで動かしてみて最適な燃調でセッティングしてみようと思います。
つづく
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