|´ω`)ノそろそろお花見?今年はお花見出来そうもありませんね(´;ω;`)・・・の石川です。
先週納車したばかりのTKN様。
首都高で突如ストール。
自動車保険のロードサービスで緊急入庫です(´;ω;`
しかし到着して積載から降ろすときは普通にエンジンかかって自走でピットまで入りました。。
ストール後に何事もなかったかのように動いてしまうのはMINIの『あるある』ですね。
業務用のミニモニをオーバーホール中なのでアンドロイドのMEMS DiagでECUチェック
フォルトは入ってませんでした。。
こういう時フォルトが入っててくれるとヒントになるんですが・・
水温がまだ64℃なのでアイドリングはやや高めの1076rpm
MAP37kpaは上限いっぱいだけど許容範囲。。
残念ながらECUライブデータからはストールの原因は見つかりません。
そして、TKN様ご来店いただきました。
ちょうどストールした時もお父さんと2人で乗ってたそうなので
止まった時の様子を聞くことができました。。
① 止まった時に水温計の針は上の赤い方まで上がってたて、
② ストールして惰性で走ってるときにタコメーターはゼロになってた
③ 止まった時にメーター内のチャージランプと油圧ランプは点灯していた・・・とのこと。
それは重要な手がかりです
納車整備で水回りパーツはラジエター、ホース、ウォーターポンプなどすべて交換済みだからオーバーヒートは考えにくいけど・・もしオーバーヒートが原因だとすれば・・
冷却水はちゃんと入っててサーモスタットも88℃で開いてるのでオーバーヒートするとすれば電動ファンが回らない??
91℃で・・
電動ファンはしっかり回りました。。
高速走行してて急にエンジン止まったので冷却水が循環しなくなってエンジンの熱の逃げ場がなくなって水温が上がったのでしょう。
冷却水も減ってなかったしオーバーヒートが原因説は無しですね。
ギヤが入ってて惰性で動いてるときにタコメーターがゼロ・・というのは
ストール中に点火してないということ。
だからと言って燃料が出ていたという証明にはなりません←ここは重要です
とにかく点火はしてなかったという事実だけがあります。
そして止まった時にチャージランプと油圧ランプが点いてたのはイグニッション電源は落ちてないということですね。
この証言をもとに犯人を捜します・・・
しかし今日は時間切れでここまでですが
できればストールを現行犯逮捕したいので通勤で試乗させていただくことにします。
ストールした時に惰性で走る時間が長いほうが原因をみつけやすいので
高速道路で走行テストしました。。
しかし・・ 快調そのもの。。エンジンの振動は少なく快適だなぁこのMINI♪
翌朝はあいにくの雨。。 エンジンは快調でストールの気配はありません。。
先月になりますが、ストールするけど数分後に何事もなく走ってしまう・・という症状の原因究明をしましたが、その時は燃料系が原因でした。。
今回は火花が出てない・・状況なので原因は違いますが、最近こういう原因がわかりにくいストールが増えてます。
現在は快調なのでストールの原因は推理していくしかありません・・・
点火信号がプラグまで伝わるルートは・・・
クランクセンサーの信号 ⇒ ECU ⇒ イグニッションコイル ⇒ プラグコード ⇒ プラグ
その電源は・・・
ECUの後ろにあるメインヒューズ ⇒ メインリレー ⇒ ECUとイグニッションコイル
ここで消去法での推測。。
クランク角センサーはECUにフォルトが入ってなかったのでシロとする。
97y以降の同時点火のイグニッションコイル本体には2個のコイルがあり2つ同時に故障することはまず無いだろうということでシロ ただしイグニッションコイルへの電源が切れたことは考えられるので電源は重要参考人
プラグコードとプラグは4気筒全部の点火が止まる原因にはならない・・シロ
ECUは点火も燃料もすべての制御をしているので原因には成りうる・・ 重要参考人
ここで上の重要参考人に共通してる部分は同じところから電源供給されてます。
メインヒューズ⇒メインリレー ⇒ 重要参考人のECUとIGコイル
今回は上記のメインヒューズに絞って取り調べすることにします。
メインヒューズには30Aのスロウブローヒューズ4本入ってます。
エンジンが止まるのは右から2本目と4本目ですが、右から2本目のヒューズを抜いてエンジンが止まった場合はIG電源が落ちるのでチャージランプや油圧ランプも消えてしまいます。
右から4本目はIG電源は落ちずにメインリレー⇒ECU/IGコイルの電源が落ちますが・・
チャージランプと油圧ランプは点灯したまま。。
今回の原因の一番の元にいるのがこの右から4本目のメインヒューズですね・・
20年間抜き差ししてないかもしれません。
ヒューズの足の接点部分の汚れも気になります。
一番怪しい左のヒューズは新品に交換して残りの3本は接点をきれいにしようか・・
かじかわ君にヒューズの足を磨いてもらいます。
ゴシゴシと・。
ソケット側もきれいにします。
そして接点復活。。
最近こういうトラブルが増えてます。
止まった時の状況を教えてもらえると解決までの道のりが近くなるんですよね。。。
今回は推測で対処させていただきましたので、もし再発の際も原因究明にご協力よろしくお願いします。
これでしばらく様子見ながら乗ってみてください。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
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