曽根です。
SND様 走行中エンジン回転が上下し始めて信号待ちでストール。。。
そのまま何とか家までたどり着いたけどボンネットの隙間から白煙が出てた・・・・
とのことで自宅から任意保険の無料レッカーでご入庫です。
レッカーから自力で走行してピットまできました。
今はエンジンは普通にかかってます。
BSCCリミテット純正のオバフェンに10インチアルミ。。可愛いですね
内装もきれいですね。。。
レッカー到着後、SND様ご夫妻もご来店。。。
実は10日ほど前にも、『タイムラグとオイル漏れがあるんで安心オートマにしようかなぁ~』 と
ご来店いただいてました。。
エンジン不調がきっかけのレッカーだけど、この機会に安心オートマにしようかな・・・と。
エンジンは普通に掛かってるのオートマのチェックしてみます。。
仰るようにタイムラグはありますね。。
キャメルの回りを少し走行してるとエンジンが不調に・・
ボッ ボッ ボッ・・っと加速が鈍くなり始め水温が急上昇し始めました・・・
すぐに戻ってきましたが水温計は振り切ってしまいました・・
水温センサーの温度も119℃まで上昇。。。完全にオーバーヒートです。。
その割にはラジエターは熱くなく、電動ファンも回りません
電動ファンのヒューズは大丈夫。。
ラジエター下の電動ファンのサーモスイッチを直結すると
ファンは回りました。。。
電動ファンスイッチ不良か・・・
水温が高いわりにラジエターが熱くなかったのでラジエターキャップをそーっと開けてみたら
あら・・水がだいぶ減ってます。。
漏れてる様子はないので オーバーヒートで吹いてしまったのでしょうか・・
水を1リットル補充して再びエンジンかけて水温チェックします。
サーモスタットが開いてるはずの91℃でもラジエターに流れ込んでくる気配がありません・・
サーモスタットが開いてませんね ラジエター温度は75℃で止まってます。
まったく流れこんできません。。。
オーバーヒートの原因はサーモスタット不良でした。。
エンジンストールする前のハンチングの原因はスロポジセンサー辺りが怪しいので
サーモスタットとお尻ペンペンのスロポジセンサーを交換しましょう。。。
エンジン不調の原因がわかったので 今回の次のメインテーマ。。。
安心オートマの作戦会議しましょう
まずは、安心オートマにするとどーなるか・・自分のMINI比較していただくために
おと~と君に試乗していただきました
ブォーン
『オートマがスムーズなのは分かったけど、エンジンの加速もイイねぇ。ちょっと速いMINIにしたいなぁ・・・・・』
ちょうど、販売用の商品車で 安心オートマにハートピストンを組み込んだMINIがあるから乗ってみますか・・・
赤のメイフェアと サーフブルーのケンジントンの2台ありますが、
試乗していただいたのは、ちょうど1年前にハートピストンで安心オートマにしたMINIです。。。
密閉のよいハートピストンで吸入効率と燃焼効率が上がって中低速トルクが大幅にアップしてます。
そしてそのエネルギ―を回転運動に変えるコンロッドは680g⇒480gに軽量&バランス取りされてます。。 重量のあるパーツなので振動と回転のピックアップにはかなり貢献してくれます。。
~ ~ ~ ~ ~ ~
先に乗ったおと~と君と比べても走りだしてすぐに分かるくらいパワフルで走りやすい・・
ハートピストンと超軽量コンロッドの効果はすぐに体感していただきました♪
オイル漏れと下廻りの点検するのでご一緒にご覧ください。。
リフトアップします
あー、漏れてるな。。
ミッション番号とデフケース番号は同一でした。。。
ミッションの修理歴は無さそうです
オイル漏れの定番・・フィルターケースからは漏れてました。
コンバーターシールからの漏れはやや多め。。
ここからの漏れは進行すると、走り終えて止めた時にドバーっと漏れます。。
オートマのオイル漏れの根絶の最後のテーマがこのコンバーターシールです。。
2018年あたりから中国メーカー製になっています。
現在、キャメルでは国内メーカーで高品質なコンバーターシールの製作を依頼中で来月には完成する予定ですので是非新しいシールを使って安心オートマにさせてください。。
左のインナーブーツからのグリス漏れと、キックダウンからも漏れてます
デフケースからも漏れがありますね。
左ドライブシャフトの隙間からエンジンの背面を見上げると
1番シリンダー近くのヘッドガスケットからオイル漏れてエンジン背面がオイルでいっぱい。。
ヘッドガスケットは交換です・・。
試乗で乗り味はかなり硬めだったのはペチャンコのラバコンが原因ですね・・
リバウンドバッファーは半分切れてました。。。
センターマフラーは吊り下げゴムもしっかりしていてまだまだ大丈夫。。
ショートストロークショックのGAZ
ダイヤルは10ノッチほど硬めにセットされてました。。
抜けは無く、硬めに感じた乗り味の半分はこのショックのせいですね・・。
お聞きすると、ワンちゃんも硬めが好きだそうで・・柔らかいと酔っちゃう‥とのことでした。
オートマ内部の状況を知るためにドレンボルトの鉄粉をチェックします
スペアのドレンボルトとサクッと入れ替える早わざで交換。。。byいしかわ。
オイル交換後間もないということもありますが、ドレンにはほとんど鉄粉付いてません。。
これならギヤドラムは再使用できそうですね。。。
オートマに掛かる油圧もチェックしておきます。
フィルターヘッドで油圧測ります。。
エンジンが冷えてしまい油温も下がってるので冷間油圧ですが前進は6.5㎏です。。
リバースは12㎏もありますが、まだ油温があがってない冷間なので
キチっと暖気してからの温間油圧で判断いたします。。。
ビデオ内では温間油圧を測定しています。
リバースで約9㎏でしたのでやや低めです。 タイムラグはオートマ不調の前兆ですのでオートマ内部で油圧漏れが始まってる兆候と思われます。
ハートピストンと超軽量コンロッドで快速な安心オートマにすることになりました。
来月完成予定の日本製高品質のコンバーターシールを使用したいので
すみません・・・納期は5月上旬になりそうです・・
寂しいでしょうけど必ず元気になって戻ってきますからご辛抱願います。。
ヽ(*´ω`*) 3/ 26 石川の追記です。 (*´ω`*)ノ
追加作業開始♪
コラムカバー内配線割り込ませ。
ブレーキスイッチからも配線いただき♪
エンジンスタート♪
バッチリokです。
もちろんリモコンでのエンジンストップとブレーキ踏んでのエンジンストップもチェックokです(*´ー`*)b
続いてドアへ。
ガムテシール。
以前はインナーライナーが売っていなかったのでこうなります。
この辺りは触らぬ神に祟りなし。
ランチャンネルにはフッ素オイル。
金属可動部にはスプレーグリース。
ドア内部には防錆スプレーたっぷり噴射。
インナーライナー取付♪
トリム復旧で本日の作業完了です♪
つづく
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