こんばんは、スギ花粉に毎日泣かされているスタッフアズマです。
今回キャブのオーバーホールを行いますが手順を書くと長くなるので、手順は後半に記載します。。。
今日はスタッフディ、前回ジョンクーパーからキャブを取り外し清掃していましたが、、、
フロート室の油面を調整するスペーサーが割れていたり、、、
そもそもフロート室が割れて修復していたりしていました。
せっかく今回取り外してオーバーホールするのできれいなのを探しましょう。
部品取り車の中にツインキャブの車両がありました。
このキャブレータをドナーにしましょう。
キャブレータオーバーホール作業ですが、おもちゃ秘密兵器のサンドブラストを手に入れたので試しに使ってみます。
先程のドナーキャブレータで試してみましたがこの通り短時間で大きな傷をつけることもなくピカピカに、、、
これは楽しいです。
さて、オーバーホール作業に戻っていきます。
キャブレータをバラしたら、スロットルバルブなどの部品を新品に交換して
部品を組み直して、、、
作業完了、後はエンジンに取り付けるだけ、次回にはエンジンかかりそうです。
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ここからは今回行ったO/Hの手順を書いていきます。
O/Hは片方ずつやるのがおすすめです。組み立てるときまだ分解していない方のキャブと見比べて作業することができます。
キャブレータをエンジンから取り外しました
フロート室の蓋を取り外します。この蓋の裏に付いているフロートで油面を一定に保ちます。
フロート室にはガソリンが溜まっているので、作業するためにガソリンは抜きます。
SUキャブの頭についているサクションダンパを外します
サクションチャンパを外します。
サクションピストンを外します。このサクションピストンがエンジンの負荷に合わせて上下することによりベンチュリーの役目を果たし空気と燃料の合わさった混合気を作り出しエンジンに送ります。
サクションピストンからニードルを外します。この時まだサクションピストンにサクションオイルが入っているので作業するときはこぼさないように注意するか入っているオイルをいちど抜いてください
ニードルを取り外しました。ニードルを交換するとアイドリング以外の燃調を行うことができます。
チョークレバーを外します。
メーンジェットを外します。
この時フロート室にメーンジェットのゴムガスケットが残っていることがありますのでわすれずに取り外しましょう。
スロットルバルブのレバーを取り外します。
スロットルバルブを取り外します。スロットルバルブはアクセルワイヤにつながっており、混合気をエンジンにどれくらい送るか決める弁の役目をします。
スロットルのシャフトを抜きます。
メインジェットのガイド部分を外します。ここのスクリューを回すことによって燃調を調整することができます。
フロート室を取り外します。フロート室は油面を一定に保ち燃調を一定にする効果があります、もしフロート室がなかったり故障していたりするとメインジェットに送られる燃料が一定ではなくなり燃調が狂ってしまいます。
冒頭にも書きましたがフロート室のスペーサーです、この切り欠きでフロート室に角度をつけ油面の量を調整することができます。
フロート室の蓋からフロートを外します。この時止めていたピンやニードルバルブをなくさないよう要注意です。
ニードルバルブを外しました。段付き摩耗していますね。
新品に交換します。
フロートも新品にしました
最後に残ったこれがSUキャブレータのボディです
溜まっていたよごれをクリーナーで洗い流します。
汚れが取れてスッキリしました
組み立てていきます。
まずはフロート室取り付け。
スロットルのシャフトを取り付けて、、、
バルブを取り付けます。取り付けるときは向きに注意。ネジは先端が二股になっているのでバルブを裏返して二股を開きます
メーンジェットのガイドを取り付けます。
メーンジェットを取り付けます。
スロットルバルブのレバーを向きに注意して取り付けます。このレバー同じSUツインでも2ピースだったり3ピースだったり色々あります。
スロットルバルブを留めるナットを取り付けます。ここはあまりトルクを掛けなくていいですネジ山が簡単に潰れます。
メーンジェットにチョーク用のバーを取り付けます。
チョークレバーを取り付けます。ここのテンションスプリングが取り付ける時結構苦戦しました。
フロート室の蓋を向きに注意して取り付けます。
ニードルをサクションピストンに取り付けます。
ニードルのガイドの取り付けはツライチになるように、、、
サクションピストンサクションピストンを組み付けて、
スプリングとサクションチャンパを取り付けます
最後にダンパーを装着して組立完了です。（サクションオイルは次回エンジンに載せた後注入します。）
最後まで見ていただきありがとうございました。
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