今回は、お金が湯水のように溢れている大富豪の方には当てはまらないので、
該当の方は飛ばしてください。
人間は、手術すれば全ての病気が回復するとか、
移植したから、若い頃の性能にもどりましたとか、
そういうカンタンなことではなくて、
本人の体力や自律神経や年齢や精神面なども相まって、
医療には限界の部分もあるかと思います。
接骨院とかも、何回行けば治るというわけじゃないし、
飲み続けなければならない薬がある方もいますし、
年齢とともに、体が劇的な回復がなく慢性的になっているのも、仕方ないと思うんです。
でも自動車は機械なので、部品は新品を交換できるし、
オイルだって入れ替えできます。
原因がわかって、部品もあったら、直る。
じゃあ何年、何十年ちょこちょこ直してきていて、
ずっと調子が芳しくない車とはなにか。
整備を依頼する際、
１．その車種はうちでは修理していません
２．部品がどこにも売ってないよ
３．原因がわからないなぁ
４．どうやって直せばいいかわからない
１番と２番はいいとして、問題は３番と４番かもしれません。
お金出して、直し続けてるのに、ずっと調子よくないって
このあたりの問題なのではないでしょうか。
とりあえずなんとなく？こんな感じかなーって直す人もいるかもしれないし、
部品の付け方もその車に合うように考える人、考えないでねじ込む人、
左と右のネジを逆にしてつけちゃう、謎のハンドメイド部品をつけちゃう、
整備前より奇妙なエンジンルームになって帰る車もいる。
そんな適当に部品つけても、ミニはしばらく走っています。
だったら問題ない。
でもモノにはたいてい理由があって、正しい使用方法をしないと、
時間をかけて、ガタがきます。
そしてまた、そういう積み重ねからも、不具合が出る・・のかもしれない。
個々のお店のやり方や方針は多様で、
当然ながら、他店がとやかく言うべきじゃないと思っています。
そういう部品を付けた車が実際に、ミニマルヤマに来ているという事実があるだけです。
（大多数はそんなことないですけど）
なにが原因かなんて、整備士じゃないとわからないし、
オーバーホールとか、大きなお金かけるの厳しいし、
すごい良い感じの店員さんだし、お店も家から近いし、
新車を扱う営業予算のあるディーラーなんかは、
買い替えたほうがいいですよ、とか言われて嫌だし。
なんて感じで、ついつい現状維持しつつ、今まで費やしたお金も無駄にはできない。
言うだけならカンタンなんですけど、
資金に限りがある私達は、見切りをつけるのも大切です。
ミニマルヤマもなんとなく雲行きが怪しいときは、こういう話をお客様にしています。
修理屋としては、たくさん修理してもらったほうが
お金になるのでどんどん直して頂いて良い話なのですが、
あまりに理想への道のりが遠そうな車のとき、
今までにどこかで、かなりのお金をかけてきたと言われたとき、
それなのに、この先もまだお金がかかりそうなとき、
今の現状がかなり深刻なとき。
あまり絶好調を求めないで乗るのもひとつ。
買い替えももちろんひとつ。
リミットを設定して、そこまで行ったら、車を手放すのも時代かもしれません。
今までなんて言われて、なんの整備にいくらかけたか。
そして今どういう状態なのか。
今後、その車をどうしていきたいのか。
自分のふところと、今乗っている車への愛着と、生活とのバランス。
なにが言いたいのかというと、
「だからミニマルヤマに来てください」ってことではなく、
今でも定期的にこういう話がショールームで出ていますので、
他にも、お悩みの方がいるのかもしれない。と思って
書いておきました。
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