今こそガソリン添加剤に注目!
ガソリン添加剤について、どんなイメージがあります? ローバーミニに新車当時から乗っていた人ほど、「興味ない」「効き目わからない」「眉唾」ってイメージでしょう。ガソリンスタンドで「やたら水抜き剤を勧められた」って記憶とか。あんまりいい印象は持っていないと思います。
ってことで、かる~くガソリン添加剤のことに書いてみたいと思います(もっと詳しくはストミニ本誌の方で)。
編集N的には、ガソリン添加剤は「あり」派です。その昔、28年くらい前にホンダS800に乗って、ツーリング友達のミニクーパーS Mk-IIやMk-III、1275GTエンジンを換装したカニ目などと、筑波スカイラインでグイグイ走っていたときには、ニトロ系のパワーアップ添加剤なんてのを多用していた記憶があります。
もっともその時代の20代半ばが乗っていたクラシックカーはみんなボロかったですからね、ほんとにその添加剤が効いていたのかどうかはわかりませんが、(なんとなく)高回転までよく回るようになった、と思っていました。何本も買いましたからネ。
実際、キャブ車は、キャブの調整次第で調子よくなったり悪くなったりするから、その添加剤が効いたかどうかなんて、ぶっちゃけわかりませんけど、その一発勝負のときのニトロ系添加剤と水抜き剤はときどき入れてました。その頃って、ガソリンタンクはたいていのクラシックカーではスチールですからね。ほっておくと燃料フィルターがサビで詰まってエンコしちゃことがあるので、最低限、水抜き剤でガソリンタンクにサビが出るのを抑えようと考えてました。今思うと、添加剤でもクルマのことを学んだなぁ、って思います。
で、ローバーミニなんですが、ローバーミニのタンクも、サビを気にしなくていい樹脂製のものもありますが、スチール製が多いと思います。つまりは20年以上前にウザく思っていた水抜き剤も、今となってはすごく必要度が高まっているケミカルってことです。
またローバーミニの世界ではまだまだ少数派ですが、最新の欧州車チューニングでは「オクタン価ブースター」系なるガソリン添加剤がブームになっています。功能的なものは、省燃費とヘッド燃焼室に溜まったカーボンスラッジの洗浄などです。
現代の添加剤は、そもそも効かないっていうよりは、効く成分はわかっているんだけど副作用を恐れて効き目を抑えている(大手メーカー系)とバリバリ体感できるけど副作用のことは忘れましょう系(零細メーカー系に多い)などいろいろありますが、それなりに効果は期待できると思います。
でもまぁローバーミニのようなオールドカーには刺激がきっついものが多いと思うので、クラシックカーやミニに特化したガソリン添加剤とかオイル添加剤だけを、編集WのBSCC号をテスト&実験台として試していきたいなぁ、なんて思っています!
編集N
自動車雑誌編集者歴30年の、カメラマン・ライター・英語翻訳・動画撮影・動画編集、そして雑誌企画制作もこなすハイパーマルチメディアクリエーター。プライベートではミニメイフェアと30プリウス、フェラーリなどを所有。
編集Nのコラム一覧はこちら