曽根です。
ST様 初オイル交換でご来店いただきました。。。
前回7月にちょっと寄っていただいた時に軽ーく点検させていただきましたがブログが無くてすみません。
その時にオートマを見たら白い液体ガスケットで組付けられてたので
『次回来店の時に、オートマ大丈夫か点検が必要ですね・・・』
とお話しさせていただいてました。。
ということで・・・今日のテーマはオイル交換とオートマは大丈夫か! です。
点検の前に店内でヒヤリングから始めます。。。
オートマはマニュアル車に比べてミッションから出る摩耗粉の量は多く
PECSで鉄粉を除去することは特に大事ですねー。。。
漏れないフィルターケースと合わせて、これはオートマMINIの大革命・・ね。
追加修理が出なかったら取付けたいです。。。
エンジンルームから点検。。
オイルはロアレベルでした。。。
ややガソリン臭があります。
十分に油温が上がってないのでしょうね。。。
燃料希釈による粘度低下はもちろんですが、オイルに含まれる添加剤は70℃以上で効果発揮するようにできてるので十分な性能を発揮できないです。。。
油温は70℃~100℃の範囲を保つのがエンジンやオートマ、オイルシールにとっては良いのです。。
ブレーキフルードの量はOKですが、変色してるので車検の時にリヤブレーキのカップを交換してないと思われます。
ブレーキフルードが減りだしたら危険です。。 時々チェックしてください
ファンベルトが緩んでます。 後ほど調整します
運転席に座ったら、シートクッションが抜けかかってる感触。。。
クッションのゴムが切れちゃったんでタイラップで留めてあるとのこと。。。
ちょっと低い座面がちょうどいい視線になってるかも・・・。
助手席にはST様に乗っていただき試運転させていただきます。。
オートマの変速や状態チェックから。。。
タイムラグは少な目。。変速ショックもそれほど大きくないですね。。。
リバースのストールテストも問題なし。。。
白い液体ガスケットで組まれたリビルトオートマだったので心配してましが作動は大丈夫です。
直進性も問題ない範疇ですが、どちらかというとほんのちょっと左に流れる傾向でしょうか。。
後で、タイヤを左右入れ替えて見ましょう。
クーラーのファン 3段階目が出ないです
ファンレジスター交換が必要ですね。
戻ってきてミニモニでECUチェックです
クランク角センサーにフォルトです。。。
一旦消して再発したら精査しましょう。。。
マルチ画面の数値はすべて規定値内。。
アイドル回転 アイドル認識 燃調補正OK
.
スロポジ電圧OK ステップ値OK
インマニのバキューム値。。。
27kpaは標準よりやや低め。 バルブクリアランスが広い可能性あります。
水温 温度精度は水路洗浄で確認した方が良いです。
吸気温
電圧OK
O2センサー稼働してます。。
O2センサーの情報をもとに燃調補正OKです。。
リフトアップして下廻り点検。。。
4年くらい前にリビルトオートマに交換されたそうです。
心配していた白い液体ガスケットでしたが、オートマは大丈夫そう
オートマからのオイル漏れも少ないです
しかし、オイルフィルターケースからは定番のオイル漏れがありました。。。
ここのオイル漏れの根絶のために漏れないフィルターケースを造りました。
他に何も問題なければ漏れないフィルターケース付けようかな・・・
しかし・・
右側のラックブーツが破れてました。。。
左を見ると・・・・こっちも切れてるぅ~
今日はこっち修理が先決ですね。。。
後ほど左右ラックブーツは交換しましょう。。
左のナックルジョイントブーツも切れてます。。。
コイルサスに交換せれてるのでアッパージョイント外すようかな。。
これは後日・・
オイル交換。。。ドレンから抜いて茶こしで受けます。。。
茶こしには異物の引っかかりは無し
そして、オートマの状態のバロメーターでもあるドレンボルトの鉄粉は・・・
やや摩耗粉は多めですが、大丈夫な範囲かな。。。
心配していたオートマが大丈夫そうでひと安心のST様。。
餃子型のマフラーは新車からそのままですね。。。 長寿マフラーですねぇ。
マフラーの先端にマフラーのようなものが巻かれてる・・・
友人が静電気対策!!と言って付けてくれたそうです。。。
なるほど、こういう放電作戦もあるんですねぇ。。。
では、ラックブーツの交換します。
タイロッドの長さを戻せるように予め測っておきます
ここからアズマが作業行います。
ベルトがだるんだるんにたるんでいたので、張り直します
いい張り具合になりました
今回はオイルフィルターの交換も行います
フィルターケースを外したら、ガスケットがしっかりとはまっていませんでした
オイルフィルターからの漏れはこれが原因かと思われます
ケースからフィルターを取り外しました
新しいフィルターに交換します。
ガスケットは、ATミニ専用に開発したガスケットを取り付けます
今日はラックブーツ交換が追加になってしまったので漏れないフィルターケースとPECSは次回に延期。。。
漏れを防止するためにしっかりとおくまでガスケットを入れるのがコツです。
ケースをまっすぐ入れたら、トルクレンチでカチンと止めてフィルター交換完了!
足回りに緩みがないかチェックです
緩んでいるところはありませんでした
ブレーキダストをエアブローします。
結構ダストが溜まっていました。
グリスアップもやっておきます
今回入れるオイルは、プロステージSをAT用にブレンドしたものとSOD-1を入れます
ミニのATはオイル交換のためにオイルを抜きますが、構造上コンバーターに3リッターほどオイルが残ってしまいます、そのため新しく入れたオイルと抜けなかったオイルが混ざると、どうしても粘度が下がってしまいます。
そこで、少し硬めのオイルを入れて低下した分の粘度をあげようとブレンドします・・
オイル注入!
しっかりとレベルゲージ上の穴まで入れました、
今日からオイルカルテ作って記入しておきます
灯火類はしっかりとすべて動作していますね。
冷却水は少し減っていますね、、、
「あちゃ~、こっち(リザーブタンク)は、からっぽだよ」
リザーブタンク補充後にラジエターにも補水。。
冷却水が少なかったため、どこからか漏れていないか点検中にエンジンルームの中から異物を発見!
ドライバーが出てきました、、、
『なんでこんなものが入っているの~?!』
金の斧なら良かったんですけどねぇ(笑)
『セラミックエアーの魔法もよろしくね!』
2021年のカレンダーゲット。。
オートマが問題なくて良かったですね。。。
ありがとうございました
またのご来店をお待ちしてます。
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