曽根です。
兵庫県のFJM様より安心オートマのご依頼です。。
いらっしゃったのはご本人ではなく、『安心オートマらくらく便』 で運んできてくれた陸送ゼロの方です。。
症状は、●前進に入れてから繋がるまでの時間が長い
● バックが滑る とのことです。。。
97年式メイフェア
きれいですね。。
ハンドルの擦れもシート右側の擦れも少なく室内もきれいです。
大事にされてるのが伝わってきますね。。。
室内の状態から走行距離は実メーターかなぁ・・・・
5桁メーターなので謎ですが内装の状態からの印象です。。
ヒーターコアの漏れは無さそうです。
エンジンルームチェック
オイルはロアレベルでした。
オイル消費があるのかもしれません。。。
ラジエターキャップを開けたら プーンと臭いを感じます。。。
冷却水は交換時期を少々過ぎてる感じですね。
ラジエターは純正のままのようです。
黄色のファンの羽根がエンジン側に反ってます。
ファンを交換してないのは、その間ラジエターの脱着もされてないということでしょうね
エンジン脱着の際に、ラジエターを外すのでこの機会に水廻りも一新されることをお奨めします。
、
ヒータージョイントパイプも純正の樹脂製のままでした。
20年以上経過して脆くなっているので、ステンレスパイプへの交換しましょう。
ミニモニでECUチェックします。
バキュームセンサーにフォルト入ってました
点火信号を出すクランク角センサーにもフォルト入ってましたが
エンジンは回ってるので過去のパーツ交換でリセットされてないだけかもしれません。
後ほどリセットします
マルチ画面の数値。。
左上から アイドル回転 アイドル認識 燃調補正
左下から スロポジ電圧 ステップ値
アイドリングが少し高いのは、水温が規定の88℃まで上がってないからでしょう。
フォルトが入ってたバキュームのMAP値は正常でした。
水温73℃ センサーは高温側からボケ始めます。
エンジン脱着時での交換は工賃が要らないのでこの機会に交換しておくことをお奨めします
吸気温
電圧OK
燃調補正 ▲9%薄く補正してます。
基準値内ではあります・・。
先ほどのフォルトは一旦消しておきます。
再発したら精査が必要です
その時、ブォーンとファンが回り始める音。。。
左フェンダーの中にある電動ファンが回り始めました。。
やはり先ほどの水温センサーの温度73℃は低めを指してる可能性あります。
▲9%の燃調補正も水温センサーの狂いが原因かな・・・
では走行テストしてみます。。。
展示場から道路に出るために方向転換を試みましたが、
現在はリバースは完全に滑っていて平らなところでも全くバック不能でした。。。。
前進だけのテストですが、、アイドリングでギヤを入れても繋がりません・・・
ちょっと回転を上げて上げるとガツンと入りました。
ポンプからの油圧が低いか、どこかで油圧が漏れてしまってるのか・・・
一度繋がってしまえば、なんとなく普通に変速して走行できてしまいますね。。。
走行中にクーラー使ってみましたが
3段階目の風が出ませんね。。。 これはクーラーファンレジスター交換で治ります。。
本日は症状の確認だけです。
明後日以降になりますが、オートマに掛かる油圧チェックと、ドレンボルトの鉄粉をチェックして
原因の推測を行います。
つづく
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