かじかわです。
前回、オイル交換のためご来店された KSK 様。
本日はキャメル初車検のため、ご来店です。
しばし、代車にてご辛抱お願いいたします・・・。
お車を確認します。
最低地上高は OK です。
タイヤとシフトノブは車検対策品に、一時的に交換します。
ここから、ECU チェックです。
クランク角センサーにフォルト有りです。
マルチ画面、左上から
エンジン回転数 アイドリング認識 O2 フィードバック
スロットル電圧 ステッパー値
です。
問題ありません。
MAP、かなり高いです。
このままだと、排気ガステストで落ちそうです・・・。
原因究明のため、バキュームホース等を確認する必要あります。
水温センサー、吸気温センサー、動作しています。
バッテリー電圧も良好です。
MAP 値のせいで O2 センサーの値も 0.99V からほぼ動きません。
燃調補正も OP（オープンループ）になっています。
灯火類、OK です。
車幅を確認します。
146 cm、車検証では 144cm となっているので、ギリギリ OK です。
続いて、下回りを確認します。
左デフサイトシールや・・・、
ドレンにオイル漏れがあります・・・。
車検なので、ブレーキフルードは交換します。
エアフィルター、次回車検時には交換した方が良さそうです。
9 月 15 日、かじかわが追記です。
MAP 値が高い原因を究明します。
エアクリーナーを外してエンジンルームを確認してみると・・・、
フューエルトラップから ECU に続くバキュームホースに、亀裂が生じていました。
ここから 2 次エアー吸い込んでしまっているようです。
シリコンホースに交換しました。
正常な MAP 値に戻りました。
これで、車検の排気ガス検査でも問題無いでしょう。
水路洗浄も行います。
車内ヒーターコアに、LLC 漏れはありませんでした。
ラジエーターフラッシュを注入して、エンジンを始動します。
サーモスタットの閉じ具合は良くありません。
水温センサーと温度計の数値が一緒に上がっていきます・・・。
水温センサーは、まだ 70 度を示していますが・・・、
サーモスタットは開いてしまっているようで、ラジエーター内に勢い良く水が流れ込んで来てしまいます。
水路洗浄後に交換します。
電動ファンは 93 度で回り始め・・・、
90 度で停止しました。
排水すると、溜まっていた汚れが出て来ました。
ラジエーター（右）とヒーターコア（左）から逆流で吸い上げた水です。
サーモスタットを交換するため、ここではクーラントは入れないでおきます。
ラジエーターコア内、詰まりはありませんでした。
サーモスタット交換のため、サーモハウジングを取り外します。
今までお疲れ様でした。
新しいものを取り付けて、サーモハウジングを戻します。
合わせて、ステンボルト 3 本も交換しました。
サーモスタット交換が完了したところで、LLC を注入します。
クーラントブースターと・・・、
LIQTEK も注入します。
水回りが完了したら、次はオイル交換です。
オイルを抜きます。
ドレンボルト、茶こし、どちらも綺麗でした。
アンダーガートは洗っておきます。
今回、オイルフィルターも交換します。
取り付けるのは、もちろん、PECS です。
オイルが抜けるのを待っている間、マスターチェックです。
ナイロンベアリングに小さいガタ有りです。
今すぐ問題というわけではありませんが、今後、異音が発生するようになれば交換が必要です。
ボルトの緩みもありませんでした。
オイルも抜けきったので、ドレンボルトを締めます。
WAKO’S PRO STAGE-S 10W-40 と・・・、
SOD-1 を用意します。
注入・・・。
オイルカルテに追記しておきます。
続く。
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