’92 ROVER MINI 1.3 MkI style
キャブの走りに魅了されながらも、続くトラブルに悩まされていたが、パワーユニットから足まわり、さらに内装もリフレッシュすることで、快適なミニライフを実現したミニ乗りをご紹介!
今回ご紹介するSさんの愛車は、4年前に手にしたという、キャブ化された’92年式のローバー・ミニだ。Sさんによれば、訪れた販売店でインジェクションモデルと比較試乗した際、キャブの走りに魅了されたことで購入を決定。しかし、納車から間もなく、異音の発生やエアコンの不調、シフトの違和感といった、いくつものトラブルが表れ始めたという。
「購入した販売店に相談してもなかなか直りきらず、ミニだから仕方がない、ともいわれながら乗り続けていましたが、やはりどこか納得できていませんでした。そうしていたら、自宅のすぐ近所にミニの専門店を見つけたので、オイル交換に合わせて点検してもらったんです」。
そうして訪れた埼玉県のミニスペシャルショップ「DEEP」にて、Sさんの立会いのもと、同店の谷口代表が点検を実施すると、キャブのセッティングが合っていなかったことに加え、ブッシュ類も劣化していたという。また、エンジンブロックのシリンダーも消耗しきっており、ピストンがガタついていたという。エンジンからミッション、さらに足まわりまでオーバーホールの必要が出ていたSさんの愛車。選択肢として、コンディション良好なミニへの乗り換えもあったそうだが、Sさんは、あえてリフレッシュを決めたのだそうだ。
「見積もりが出たときは驚きましたが、やはりせっかく出会ったミニを手放そうという気にはなりませんでした。はじめは、ラジエターファンとキャブのオーバーホール、さらにヘッド交換をお願いしましたが、そこでキッチリ直ってきたので、残りのオーバーホールと内装のリフレッシュも2回に分けて依頼しました。また、せっかくリフレッシュすることになったので、部品交換が必要な所は、好みのパーツを選んで、より自分に合った仕様にしました」。
走りに関するすべての箇所を徹底的にオーバーホールしたことで、それまで悩まされていた不調がすべて解決したというSさん。その後もトラブルに見舞われることなく、日々の走りを快適に楽しんでいるという。
「ミニは日々のメンテナンスが大事ですがやはり、そのためには、やはりちゃんと車両整備を徹底してくれるミニ専門店を選ばなければなりません。ですので、そうした信頼できる主治医と出会うことが、ミニに永く乗るためにも大事なことなんだと思います」。
もともとミニは選択肢に入っていなかったというSさんだが、キャブ化された現在の愛車を試乗したことで、その走りに魅了されたとのこと。故障が続いていたパワーユニットから駆動系、さらに内装もリフレッシュしたことで、今後は仕上げとなるオールペンを考えているという。
CAR SHOP INFO
Deep
048-791-7755
http://deep-mini.com