落ち着いた店内で食事を楽しみながら、気軽にアウトドアを体験できちゃうカフェをご紹介!
キャンプやハイキングといったアウトドアアクティビティは、静かな環境がもたらす癒しだけでなく、動物的な五感を刺激されることで、自然という永きにわたる地球の運行が、いかにヒトという動物の生態や歴史に影響を与えてきたか、気づきのきっかけを与えてくれる。しかし、そんな魅力的なアウトドアを楽しもうと思っていても、不慣れな環境での寝食というのは、やはり不安を感じてしまうもの。できれば安全な環境でキャンプを体験したいという方にお勧めしたいのが、本誌でおなじみの笠原美香さんと訪れた老舗アウトドアブランド「ogawa」が運営するキャンプカフェ「オガワ・グランドロッジカフェ」だ。
今年1月に東京・小平市でオープンしたばかりだという同店は「都会の真ん中でキャンプ気分を体験できる」カフェとして、店内に10張のテントを設営。それぞれにテーブルを設けることで、料理を楽しみながら、テントで過ごす時間を気兼ねなく楽しめる店作りとなっている。
「これまで、ogawaの直営店をはじめ、さまざまなアウトドアショップでもテントの展示販売はされていましたが、実際に中で過ごす時間まで体験していただける環境はありませんでした。当店では、ogawaのテントで実際にお過ごしいただくことで、お求めの方が実際の使用感を確かめられるだけでなく、アウトドア経験がない方でも、安心してキャンプを疑似体験していただくことができます」と語るのは、同店のマネージャーを務める小室徳之さん。
小室さんをはじめとするスタッフの私物や製作物も。
キャンプ経験豊富なスタッフがそろっているので、アウトドア談義も楽しめるのだ。
小室さんによれば、来店する客層はキャンプ経験者だけにとどまらず、近隣のご家族連れや年配のご夫婦など、とても幅広いという。特に子供連れの場合は、お子さまが安心して楽しめる環境となっているため、テントを選びに来た方が使用感を比較できるだけでなく、家族でも非日常的な体験を楽しめるのが同店の魅力でもあるのだ。
また、同店のカフェメニューは、いずれもアウトドアクッキングで実践できるものが用意されており、キャンプで楽しみたい方のために、レシピも公開。スタッフに質問すれば、経験者ならではのアドバイスも受けることができ、アウトドアをテーマにしたコミュニケーションも楽しめるという。
さらに、同店の1階はogawaの直営店となっており、カフェで展示されているテントのほか、厳選されたキャンプギアやアパレルも多数販売されており、これからキャンプデビューを目指す方でも、専門スタッフからアドバイスを受けながら、必要な道具を揃えることができるという。
「アウトドア専門店というとどうしても敷居が高く感じられてしまい、未経験の方ではどうしても入りづらい印象がありましたが、このたび、カフェをオープンしたことで、地元の方でも気軽にお越しいただけるようになりました。これまではアウトドアとは縁遠かった方でも、当店でキャンプを少しずつ楽しんでいただくことで、アウトドアの世界をもっと盛り上げていきたいと考えております」。
注目のキャンプギア
フライの生地にポリエステルと木綿を織り交ぜた「T/C」を採用。通気性を確保することで結露を防止しているほか、火の粉にも強い作りとなっている。5〜6人用。
フライの生地にポリエステルと木綿を織り交ぜた「T/C」を採用。通気性を確保することで結露を防止しているほか、火の粉にも強い作りとなっている。5〜6人用。
クロモリ鋼を採用した最高クラスの強度を誇るテント用ペグ。フラミンゴを思わせるフック形状で、抜き差しがしやすい上にロープが抜けにくくなっている。28cmと18cmの2タイプをラインナップ。
笠原 美香
幼い頃に家族でキャンプを楽しんでいたという笠原さん。当時に比べオシャレなアイテムが増えたことに、驚いていたご様子。「都会の中で手軽に非日常を楽しめるのは素敵な空間ですね。とてもくつろげるので、ひと晩泊まりたいくらいです!」
オガワ グランドロッジカフェ/東京・小平市
2019.6月号より
https://www.campal.co.jp/shops/sort/cafe/
住所 187-0002 東京都小平市花小金井4-34-6-2F
営業時間 11:00〜21:00(ラストオーダー 20:15)
定休日 火曜日・年末年始
電話番号 042-452-5367
●都道5号・新青梅街道または都道15号・小金井街道「花小金井四丁目」。駐車場あり。