3/1のSBoM第1戦に向けて緑ミニを整備しております。
もちろんP師が、ですがw いつもありがとうございます。
ちなみに本日はP師ご夫妻の結婚記念日だそうで、めでたい日にあやかって良い結果に繋がることを期待しております。・・・早く帰宅するために手を抜いたりしてませんよね?←
今回はSBoMのお仲間のヨシヨシさんに教えて頂いたコーナーウェイト測定と調整にチャレンジしてみました。
コーナーウェイトというのは4輪それぞれの接地荷重のことです。例えば左前輪の車高が高くなっていれば左前輪の荷重が抜けて右前輪により大きな荷重が乗ってしまい、左右の荷重に差が出来てしまいます。そうするとハードブレーキ時に右にステアリングを取られたり、右ターンと左ターンでグリップ限界が違ってしまったりといった症状が出たりします。車高調整は一般的には地面からのボディの高さを測定して左右合わせますが、コーナーウェイトの方がより敏感に差が出るので、よりシビアな領域を攻めるドライバーは地面からの高さではなく接地荷重で車高を調整するわけです。
僕自身がコーナーウェイトの概念を初めて知ったのはWRCのカルロス・サインツの記事を読んだときです。彼はサスペンションセッティングにかなりこだわりを持っていたようで、サービス毎にセリカのコーナーウェイトを調整していたのだとか・・・ラリーのサービステントの中に定盤を用意するだけでも大変な手間だったと思うんですよね、ラテン系なのに細かい奴っちゃなと当時学生だった僕は思ったものですがw、その30年後にようやく自分の車に応用することになりましたw
コーナーウェイトを見ておこうと思った理由は、前回のトラックディでヘアピンとか最終コーナーでリアに荷重を乗せられないというか怖くて仕方がなく、コーナーウェイトが狂っているのではないか、と予想を立てたためです。ええ、自分の腕とか恐怖心はとりあえず棚に上げておいて、まずはハードから見直してみようってことですねw
これまでの赤ミニならば、ボディが錆びて程よくヨレていたので多少車高が違っていてもシャシーが捻れて吸収してくれていたと思うんですよね。そんなわけでコーナーウェイトなんて考えたことも無かったのですがw、FIAボディになってシャシーの剛性が増したのでストロークの短いラバコンとの組み合わせでは影響が大きいのではないかと思い、試してみることにしました。
こんな感じでセットアップして頂きました。
専用のコーナーウェイト計はかなり高価ですので、デジタルの台秤を4台購入して並べてます。測定する前には秤自体の高さがそろっているかも確認しました。ここがズレていたら全て狂ってしまいますからねw
緑ミニをセット。
念のためダンパーとスタビのリンクも外した状態で測定&調整しております。
これは調整後ですね。左前輪が197.05kg。
右前輪が197.85kg。
左後輪が111.15kg。
右後輪が113.40kg。
調整前後をグラフで比較するとこんな感じです。
調整前は右前輪と左後輪に荷重が乗っていて、左前輪と右後輪の荷重が抜けた状態だったということになります。車体に対して斜めに荷重が立っていたのでアンバランスであったことは確かなのですが、この程度ならば十分普通に運転できる状態のような気もします。やはり自分の恐怖心故に攻めきれなかっただけなんでしょうかw
なんとなくビシッとした気がする後ろ姿w
とにかく心配の種はつぶしたので、週末のレースでは頑張って攻め込んでみますw
前回の記事でリアのネガキャンブラケットの剛性不足ではないかとのご指摘を頂いてまして、それについては現地で検証してみたいと思ってます。
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