OGR様、前回は、塗装の手直しと点検など・・で、ミッションからの異音も発見でした
今後の整備計画の相談で本日来店のご予約いただいてたのですが・・・・・
予想外のアクシデントでご連絡いただきまして、『燃料満タンにしたら 水温計も満タンだった・・・・』 という ネタかと思えるような症状・(笑)
いや、笑ってる場合じゃありません。。それはオーバーヒートですから。。
ご連絡のメールに添付されてた写真がこちら↓
ラジエターに水が見えません。。
自走はできないので任意保険のロードサービスでご来店いただくことになりました
交友関係の広いOGR様。。。 積載車で積んできてくれたは友人でした。。
もちろん、任意保険のロードサービスとしての仕事でもありますが・・・・
そして、、故障の修理代が出る特約付きの保険に加入してるOGR様。。。
故障して心配ではありますが、もし大きな故障だとしても保険が使えるし・・・と安心してます。
エンジンは普通にかかって自走できますね。。。
そのまま自走でキャメルのピットまで入りました。
今朝、積載車に積込前に冷却水は入れた・・・とのこと。。
エンジン掛けて漏れてくる場所を確認します・・・
水廻りで漏れたり、止まったりするところと言えば・・・ウォーターポンプが怪しいです
隙間からウォーターポンプを見てますが、現在は漏れてきません。。
ただ 漏れた冷却水が乾いて白っぽくなってる部分はあります。。。
リフトアップしてタイミングカバーの下あたりに漏れてこないかを確認してますが・・・・
今回は水漏れで垂れた形跡は無さそうです・・・
左フェンダーの内側にあるリザーブタンク周辺は緑の冷却水が飛び散った跡がありました
OGR様の証言だと左のタイヤの回りが濡れてた・・・とのこと。
とすると、水漏れが原因ではなく、何らかの原因でオーバーヒートからリザーブタンク周辺に噴き出した・・・という経緯でしょうか。。。
水温を上げてみます
ガンガン水温上げます。。。
エンジン側92℃まで上がりました
サーモスタットは88℃で開いてるはずですが・・・
ラジエターの水温は85℃までしか上がってません。
さらにエンジン側あ96℃まで上昇。。
しかし、ラジエターに流れ込んできてる様子がありません。。。
サーモスタットが故障で閉じっぱなしのようですね。。
まずはサーモスタットを交換しましょう。
その後、水温センサーの温度精度チェックと電動ファンの作動も確認いたします。
せっかく故障の修理代が出る特約付きの保険なんだけど・・・・
サーモスタット交換くらいじゃぁ、保険使わない方がイイかもね。。
はい、でも確実にサーモスタットだけの原因ということがはっきりするまでは保険対象として対応しておきます。
そして、店内に戻って・・・・・・・
話題のハートピストンと、機械加工で200gも軽量化されたコンロッドが・・・ 置いてあります。。
持ち比べれば誰でも分かる軽量コンロッド。。。
うーん、これイイな。。
いやいや、今回はオーバーヒートの修理だけお願いします。(笑)
レンタカー特約付きなので保険レッカーで入庫の場合、MINIのレンタカーレン子ちゃんをお出しできます。。。
MINIのオートマもイイな(笑)
では、しばらくレン子ちゃんで安心オートマMINIをお楽しみください。。。
20200510
サーモスタット交換を開始します
ビフォアー
清掃すると
アフター
同じ部品です。
確認でヒートガンで加熱しましたが、サーモスタットは開きませんでした。
取り付けましたら
クーラントブースターを投入
電動ファンの作動を確認します
96度でもまだファンが作動しません。
その後98度でも回らない為、危険なので確認を一旦中止します
ファンスイッチを交換です。
ミニモニの画像は91度ですが、実際は、92度で作動開始
87度で停止しました
この後、ダクトの処理をいたします。
20200511
ダクトを、塞ぎました。
テーピングの中にプレスチック板を当てました。
この後にマスターの完成チェックです
つづく
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