曽根です。
TKZ様 いらっしゃいませ。。。
96年35thアニバーサリーMTですね。。
まだキャメルにブログが無かった10年以上前にグリスアップでご来店いただいてましたが
その後はお近くのMINI屋さんにお世話になってたそうです。。
キャメルもそんなに遠くないから・・・・今回はお願いします。
はい、ありがとうございます。
内装の擦れも少なく76000㎞のメーターは実走行でしょう。
オイル交換からの距離はわかりませんがアッパーレベルから500㏄ほど少ないですね。。
燃えてるのか、漏れてるのか・・
ブレーキフルードの量はOK 漏れては無さそう。。
キャメルの車検はリヤブレーキカップは必ず交換させていただいてるので
ブレーキフルードは全量交換になります
冷却水 表面はきれいですが汚れは沈んでる場合があります。
純正のヒーターバルブ。。。。樹脂製で長年使用してると脆くなってホースとのジョイント部分がある日突然割れることがあります。。。
耐久性の高い国産車用の流用をお奨めです。。
ミニモニでECUチェックします。
ノーフォルトでした。
マルチ画面。。
アイドリング1100回転は少々高いです。。 アイドル認識OK 燃調補正は規定値内のクローズドループ
スロポジ電圧OK 右下の『0』 はステップ値
ステップ値 ゼロは これ以上回転を下げることはできませんよ。。。と言ってます
何が原因でしょう。。
2次エアで回転が上がることもありますが
MAP値は正常ですね。
しかしマニホールドパッキン等バキュームパイプから離れた部分での2次エアは要点検です。。
水温がまだ若干低めということも影響してますが、1100回転は高いですからね。。
ではTKZ様に助手席に乗ってもらって試乗テストに行ってきます。。
エンジンは快調ですが足回りからコトコトと振動が伝わってきました。。。
どこかにガタがありそうです。。。
乗り味は何となくフワフワ感ありです。
最低地上高はクリア
右足回り。。 ガタはありませんでした。
右のドライブシャフトブーツはヒビが入ってますが次の車検までは大丈夫そう。。
リバウンドバッファーは割れてしまってます。。
その上を覗いてみたら・・・
あー、やっぱりコイルサスだったんですね。。。 ふわふわ感はコレですね。。
コイルサスがズレてます。。 バールでこじってみたらコイルが動きました。。。
何となく足回りにガタを感じたのはこれも原因のひとつでしょう。。
リバウンドバッファーが切れてるので更にコイルが動くようになってます。。
コイルサスの場合とくにこのリバウンドバッファーは重要です。
今回はハイローで車高を上コイルを遊ばないようにしますね
左足回り アッパーボールジョイントに少しだけガタがありましたが
それよりも・・・・
左のタイロッドを上下に動かすとコトコトと・・
足回りからのコトコト音の主犯はこの中のナイロンベアリングのようです。。。
左のドライブシャフトブーツは交換されたばかりのようですね
アンダーガードはオイルでべっとり。。。。
ミッションケースもかなりオイリーです。
アンダーガードの隙間から上を覗くと・・
プレッシャースイッチの周辺からの漏れが多そうです。。
オイル交換の前にスイッチ交換しましょう。。
見積もりしてる間に おとーと君でラバコンの乗り心地を試してみて。。
じゃ、行ってきまーす。
しっとりしててラバコンいいですねぇ~
でしょー♪
またラバコンに戻ってきてくださいね。。。
では、お預かりさせていただきます。。。
では、車検の定番メニューの水路洗浄をわたなべ君にお願いします。
ハイわたなべです。
では水路洗浄,を始めます。。。
まずは室内のヒータコアのチェックから。
漏れは無さそうです。
ヒータコアに続く水路も洗浄するために
ヒーターバルブを引いておきます。
上澄みはきれいに見えますが
キャップに汚れが付着していますね….。
それでは洗浄剤を入れて
しばらくアイドリングで循環させていきます。
開始時の水温です。
水温が上がってきましたが
ラジエーター側も一緒に上がっています。
サーモの密閉具合が少々悪いようです・・寒くなってヒーターの効きがもう少し・・・
と感じるようでしたら交換しましょう
汚れも出てきました….。
88度でサーモが全開になったようです。
ラジエーター側に勢いよく流れ込んできました。
開弁温度と開弁量はokです。
水温センサーの精度は大丈夫そうです。
93度になったときに勢いよく吹き返してきました。
ラジエターの冷却能力が足りない場合もこのように吹き返すことがあります。。
99度でファンが作動しました。
と思ったら99度のままファンが止まりました。
これ以上水温が上がり,オーバーヒートすることはないとは思うのですが
オーバーヒートする可能性を低くするために
今回はファンサーモスイッチの交換を行うことにします。
交換することで99度より低い水温で作動することになります。
それではすすいでいきます。
やはり汚れていますね。
臭いもありました。
ラジエーター口から逆流させて吸い出していき
コアの汚れを引き抜いていきます。
ヒータコアも逆流させていきます。
右がラジエーター側
左がヒータコアになります。
今後も定期的な水路洗浄で
水路の健康を保っていきましょう。
水を引き抜いたところで
ヒーターバルブの交換を行います。
新旧比較です。
右が取り外した物になります。
左が取り付ける新しい物です。
取り付け完了です。
続いてファンサーモスイッチの交換を行います。
左が取り外した物です。
右が新品の物になります。
それでは取り付けていきます。
まずゴムをはめてから
本体をはめて
オレンジの留め具を付けて
コネクターを刺して交換完了です。
それでは冷却水とクーラントブースターを入れて
ファンの作動チェックを行いましょう。
交換後は87度でファンが回り始め
85度で停止しました。
作動チェックもokですね。
これにて水路洗浄作業の完了になります。
つづく。
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