曽根です。
MTM様、走行中にオーバーヒートで吹いてしまったとのことで
ガソリンスタンドの整備工場に飛び込んで修理してたんですが・・・・・
やっぱりMINIはわからん
ということになってレッカーで初キャメルとなりました。
この人はレッカーで運んできてくれた方です。。
ご苦労様でした。
キズとか凹みとかの確認にもなるので
入庫したときの外装の写真は撮っておきます。
きれいですね。。
大事に乗ってるのが伝わります
さて、エンジンルームは・・
サーモハウジングは過去に漏れがあったのでしょうか・・
今は漏れてないですね。
ラジエターキャップを開けると、 ピシャッっと水が溢れてきました。。
圧力は掛かってますね。 大きな穴とか亀裂で水が漏れるわけではないようです
きれいな冷却水は、ガソリンスタンドで入れてくれたようですね。
ヒーターバルブは純正です。
経年劣化で割れやすくなってるので交換をお奨めしますた
一部、ブレードヒューズに交換されていて配線はきれいにまとめようとしてるのがわかります。
電気の見える化 は大事ですね。
では実際にエンジン掛けてオーバーヒートを再現しながら
原因究明していきましょう。。。
まずは室内のヒーターコアの漏れからチェック。。。
ヒーターユニットからの漏れは無さそうです。
水路洗浄と同じスタイルで
ミニモニでECUデータを見ながら ラジエターに挿した温度計と比較しながらチェックします
水温センサーにフォルトが入ってました。
吸気温センサーもフォルト。。
マルチ画面の数値は規定値内。。
アイドル回転 アイドル認識 燃調補正してます
スロポジ電圧 ステッパー値 の順です
水温センサー稼働してますね。。。
エンジン側が66℃で ラジエターは43℃
サーモスタットの密閉は良好です。
このまま開かなければ オーバーヒートしますけど・・・・・
フォルトだった吸気温センサーも稼働してますね
IGオンのままセンサーを脱着するだけでもフォルト入ってしまいますから
過去の整備でフォルトリセットしないままかもしれません。
インマニの真空値 MAPもOK
電圧OK
O2センサー稼働してます
燃調補正も規定値内
水温はグングン上昇して・・・・・・
おや? 水温センサーはほとんど動かず67℃
ラジエター側は80℃を超えてます
おそらくサーモスタットが開き始める88℃近辺かと推測できます
水温センサーはほとんど上昇しないまま
ラジエターの温度計は92℃まで上がってます。
サーモスタットは全開になってるようで
勢いよく流れこんできてます。
ラジエターの温度は95℃を超えてきたので危ないのでラジエターキャップを締めます。
サーモハウジングは非接触温度計で104℃。。
水温センサーは78℃
30℃近く狂ってます。。
もちろん、実温は100℃オーバーの方です。
そんな状態でも電動ファンは回りません。。
水漏れも無く、サーモスタットの開弁量も問題ないので
おそらくオーバーヒートは電動ファンが回らないのが原因でしょう
ラジエターのフィンは108℃オーバー。。。
水温センサーは交換が必要です。。。。
そして、電動ファンが回らない原因を究明する必要がありますね。
ココからたつろうメカにバトンタッチ・・・・
整備のたつろうです。電動ファンの回らない原因を探ります
ファンリレーまではスイッチング、及びファン・メーン電源は12Vが来ているようです
ファンリレーの確認をしたところ焼損状態を確認した
リレーは新品部品に交換します。
12Vの電源はリレーまで来ていますが、フューズボックスを点検すると
ご覧のように焦げていました
ブレードフューズBOXに交換します
ファンスイッチ部からクーラントがにじみ出ています。
スイッチとパッキンも新しいものと交換します。
ファンスイッチを短絡させて確認します
ファンは、回転しません
本来であればフューズが切れてくれるはず? ですが、接触の具合で
各部が焼損していました。
ファンリレー、ブレードフューズ、ファンスイッチ&配線手直しにて
アディショナルファンは、動き始めました
つづく
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