曽根です。
ＫＤＧ様
去年前もって買っておいたPECS取付とオイル交換でご来店・・
何度か来店いただいてましたがオイル交換と点検させていただくのは初めてです。
しかし・・・もう少しでキャメルに到着というところで
急にＤレンジでの発進が不能になるという緊急事態！！
2速と3速レンジのマニュアルシフトでキャメルに到着。。。
緊急事態中ではありますが・・・
『このドアトリム見てよ。。 お正月に自作したんです。。』
おぉ～ キレイにできてますねぇ♪
まずはＤレンジで発進しない原因探求・・
オートマのシフトワイヤーの位置調整が悪くてちゃんとＤに入ってないだけかな・・・
と簡単に解決するかなと思ったんですが・・・・・
1速レンジでも空回りすることが判明。。
そして空回りして駆動はかからないけど1速に入るときに 『ドン』 と油圧が掛かってる様子です。。。
これはオートマ内部の故障です。。
1速だけは、ワンウェイベアリングで前進だけに駆動が掛かるんですが、
そのあたりが破損したような症状ですね。。
あまり壊れない部品なんですがね・・・。
オイル交換の予定だったんだけどなぁ。
1速で油圧は掛かっている感じですが念のために
オートマに掛かる油圧をチェックしてみます
油温は、オイルフィルターを非接触温度計で測定。。 約72℃
いつものようにフロントガラスに油圧計が見えるようにセットして
1速に入れます。
1秒ほどのタイムラグの後、『ドン』という振動を伴って一度下がった油圧が6.2ｋｇまで上がってます
油圧は正常です。
2速もＯＫ
速度に応じて変速するＤレンジは、停車中に入れれば1速に入ります。。
だから 先ほどの1速と同じ油圧が掛かってます。。
リバースも少々タイムラグの後に油圧が掛かりまました。
写真撮り損ねましたが約11㎏まで上がるのでリバース油圧もＯＫ
ブレーキを掛けたままリバースに駆動を掛けるストールテストもＯＫ
やはり、1速のワンウェイベアリング破損の疑いありです。
点検させていただくのは今回が初めてなので
下廻りもチェックさせていただきます。
アンダーガードを伝ってオイルはかなり垂れてます。。
安心オートマにすればオイル漏れは全部解決します。。
オートマのミッション番号と
デフケース番号は違うので過去にオートマの修理歴があります。
黒い液体ガスケットを使用してますね。。
ドレンボルトを入れ替えて、オイルを抜かずにドレンボルトの摩耗粉チェックします。
ここは、たつろうメカの早技です。。
うー・・ ドレンボルトには大量の鉄粉
わぁ～ ほんとだ。。
この状態だとオートマ内部のギヤドラムの再使用はできそうもありません。
ほぼすべてオートマパーツが再使用できないリビルトミッションの場合もこのような大量の鉄粉が特徴ですが
そうでないことを願います。
オートマ以外の部分も点検します。。
左のラックブーツはパックリ切れてます。
ナイロンベアリングのガタも大きいのでラックブーツと併せて交換ですね。
ドライブシャフトブーツは左右とも大きなヒビが入ってます。
安心オートマでエンジン脱着する際に、ドライブシャフトは抜くので一緒に交換するのがお得です。。
右のアッパージョイントに大きめのガタがありました。
これも一緒に交換するのがお奨めです。
テンションブッシュもだいぶお疲れですね。。。
安心オートマにする時に一緒に交換したほうがいい部品はこれと・・これかな。。
作戦会議中です。。。
オイル交換のつもりだったから、大幅な作戦変更になりました。。。
一生乗り続けられるMINIにしましょう。。。
参謀本部に作戦を相談しに今日は乗って帰ることになりました。。
大量の鉄粉が出てることがわかってしまったので、
けてこれ以上エンジンやオートマに鉄粉が回って2次摩耗での消耗を防ぐために
オイル交換なしでＰＥＣＳだけは取り付けました。
☆ ＰＥＣＳ取付けの写真が撮れてなくてすみません。。。_(._.)_
だた、あれだけ大量の鉄粉がオイルにまみれてるので
100ｋｍ程度の走行でPECSに付く鉄粉は満タンになってしまいます。。。
オイル交換のつもりがえらいことになってしまいましたが
一生乗りつけられるMINIにしてあげてください。。
ありがとうございました。
では ご連絡お待ちしています。。。
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