( ´ー‘)ゞ もうそろそろ秋になろう!そしてサンマでビールですよね!の石川です。
前回エコマックスアイオン取付したHSI様。
レイクサイドミニパーティーへ行こうと思ったけど途中で2回エンジンストールしちゃって開店前からキャメルへ方向転換です(^_^;)
取り敢えずECUには異常見られず。
ふむふむ。なるほど。
信号等で止まろうとした時に回転が下がってそのままストールしたそうです。
去年ステッパーモーター交換していますし疑わしきはハーネスかな?
いじくり倒しても変化無し。。。
PやNからDやRに入れると一瞬油圧警告灯が点いちゃうとのこと。
まずはプレッシャースイッチを疑って交換してみます。
ECUのコネクターもついでに接点復活剤。
ECU側には接点グリース。
ステッパーモーター側のコネクターも一度はずして接点復活剤。
これで警告灯の件とストールの件が収まってくれれば助かりますが・・・
警告灯の方は症状変わらずです(*_*;
本当に油圧は低い可能性あります。
只今丁度オーダー入れている油圧計が届けば早速測ってみます。
それまで安心して乗れませんのでお預かりします。
リフト下ろす前にグリスアップしておきます。
代車は昨日戻ってきたばかりのミラジーノ。
スポーティーな5MTです^^
まずは油圧見てPECS点検~していきます。
しばらくお待ち下さい。
9月8日追記
お待たせしました。
まずはアイドリングでサーモスタットが開く程度までウォーミングアップしての油圧測定します。
水温は88度まで上がってても油温はまだ50度以下です。
(*このMINIには油温計はついてませんが10分程度のアイドリングでは油温はあまり上がりません)
フィルターヘッドで測る油圧はオートマに掛かる油圧です。
温間でのオートマに掛かる規定油圧は
1000rpmで 前進側5.3kg以上 バック8㎏以上 です
前進『D』 オートマ油圧は約7㎏ OK
その時のエンジン油圧 約4.5㎏ 十分な油圧です♪
オートマ車の場合、オイルポンプから汲み上げたオイルは全量がオイルフィルターを通り
オートマのバルブボディで、コンバーターを始めオートマ機構で油圧を使えるように分配した後、
エンジンへオイルを分配するようになっています。
なので、エンジンがもらえる油圧は、オートマ内部のバルブボディ次第なのです・・・
『どうかおねげーですから、オイルをたくさん分けてくだせぇ~ バルブボディさま・・』 という関係です。
リバースに入れます
12.5kg 多少暖機運転してもまだオイルは硬いのでかなり上がります。
リバースに入ってる状態でのエンジン油圧
2.9kgくらいです。
バックするのに必要な実際の油圧は前進とそれほど変わらないのですが
バルブボディ内での油路の違いから、オートマとエンジンの油圧の分配は違いがあります。
バックではオートマ油圧が高く、エンジン油圧は低くなりますが、
アイドリング時で2.9㎏あればまぁ十分です。
前進でもリバースでも、 ニュートラ『N』 からギヤを入れた瞬間、
大幅にいったん油圧は落ちてから
その後、上記の安定した油圧になります。
油温が低く、粘度が高い状態では、ギヤを切り替える瞬間も含めて
油圧警告灯が点灯するほどの低圧になることはありませんでした。
ということは、高温でも粘度の高い、かなり硬いオイルを入れれば油圧警告灯が点かなくなるはずですね。
でも、それでは表向きの症状を出さなくするだけの対症療法ですもんね・・・・・
では温間油圧を測るために、10㎞以上走行します。
普段のテストコースよりちょっと遠回りコース。。。
十分油温も上がったところで温間油圧の測定です。
油温が上がると、オイルの粘度が下がって流動性が良くなるので必然的に油圧は下がります。
ニュートラル
オートマ油圧 6.5㎏
エンジン油圧 1.8㎏くらい (油圧計を斜め上から見てるのでやや低めに見えてます)
ここからシフトチェンジします。
前進『D』 いれると・・・
いったん3㎏まで下がってから6.5kgの戻りました。
エンジン油圧は ギヤを入れた瞬間 いったん 0 まで落ちてから1.8㎏に戻りました。
このいったん『ゼロ』まで落ちてる間、油圧警告灯が点きます。
エンジン油圧はアイドリングで1.8㎏あれば、走行して回転あげれば十分な油圧が出るはずですの
走行には問題ないレベルかと思われますが、一瞬でも油圧警告灯が点くのは問題です。。
DからいったんNにした後・・・。
ニュートラルでの6.5㎏からいったん4㎏まで落ち込んだ後
グーンと上がって11.5㎏までグーンと上がります。
jリバースの基準油圧が8㎏だから、オートマに掛かる油圧は十分に高いです。
しかし・・・・
エンジン油圧がまずいことになってます・・・・
ゲージの針がゼロになったまま動きません。
ここで軽くアクセルをあおってやると
2㎏近くまで上がった後、0.5kgあたりまで落ちて落ち着くこともあります。
この状態だと、バックに入れたアイドリングだと油圧警告灯は点きっぱなしの状態です。
一貫して、オートマ油圧は基準値を大きくクリアして十分な油圧が出てるのに対して
オートマのバルブボディから油圧を分けてもらってるエンジン油圧が低いことがわかりました。
ここまで油圧測定した結果から考えられるのは
① オートマ内部のバルブボディの油路に詰まりがあって油圧の分配はうまくいってない・・・
② エンジンのメタルが損傷してクリアランスが大きくなってエンジン内部で油圧が逃げてしまってる・・・
③ オートマ、エンジンともに問題がある・・・
①の場合
バルブボディ内部の詰まりの場合、勢いよくオイルを流すことで詰まりが吹き飛ぶこともあるので
高速バックで、リバース経路の油路に刺激を与える作戦
何回か、ブォ~ン と勢いよくバックしてみました。
実際にはもう少し回転上げてバックしました・・・
しかし、油圧測定しても先ほどと何ら変化なし。。。
単にゴミが詰まってるだけではないのかも・・・
② 以前のワークスATのようにメタルが流れてしまってるのか・・・・
メタルが損傷すればオイルに金属片が混じるはず
茶こしには何の異物も引っかかってません。
ドレンに付いた鉄粉もご覧の通り、オートマ車とは思えないほどきれいでした。
磁力型フィルターPECSを分解すれば、中から何か出てくるかも・・・
PECS本体の周りのメッシュフィルターには小さな異物が引っかかってましたが
少量なのでメタルが流れてる程の症状ではありません
フィルターケースの内側にも、メッシュを通り越せないくらいの大きさの異金属らしき破片が数個。。。
分解したPECSの磁石部分についてる鉄粉も普通です。
メタルが流れて油圧が逃げてしまってるとはちょっと考えにくいです。
原因究明と解決のためにはオートマとエンジンを分解して点検する必要があります。
HSI様にはご迷惑おかけしますが、お時間ください・・・_(._.)_
エンジンおりました。
9月10日追記
分解検査のため九州に旅立ちます。。
オートマ油圧は基準値以上でまったく問題なく、エンジン油圧だけが低い症状は
どこに原因があるのか・・・・
分解検査の結果を待つことにします。
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