まだまだ暑い日が続いていますね、、ムナカタです。
前回は、車検本番だったOCA様。
今回は、目的地に向かう途中調子が悪い感じがしていて目的地に到着して停車後再始動せずレッカー入庫です。。
再始動しない時は、燃料ポンプの音が聞こえなかったような気がするとのことでした。
キャメル到着後、OCA様の証言をもとに見ていきます。証言は非常に有益な情報なので、ストールした時の状況などを伝えていただくと原因発見が早まる場合もあります。
早速、イグニッションONで燃料ポンプの作動を確認します。
燃料ポンプの音がしないような・・・
ヒューズを確認してみます。
燃料ポンプのヒューズは真ん中のは左から二番目の青色のヒューズです。
チェックしてみますが、見た目には切れていなさそうな感じがします。
しかし、見た目には切れていなくても切れていたという事例があるのでテスト用のヒューズでエンジンの始動チェックをしていきます。
オイルと水の量を確認して始動します。
タコメーターがついていないので、油圧計で見てみるとしっかり油圧が出ていて一発でエンジンがかかってしまいました。
エンジンがかかったということは燃料ポンプは作動しています。音も確認しました。
いったい何が起きているのでしょうか。。
ピット前まで自走で移動してマスターと点検していきます。
アクセルを煽ると一定のところから吹けません。ぶ~ぉん・ぶ~ぉんといった感じです。
ミニモニをつないで見てみると、フォルトコードがスロットルポジションセンサーに入っていますがこちらは前回から入っているようです。MAP値は異常値を示しています。本来アイドリングだと、27~37kpa付近にMAP値が落ち着いていますが56kpaとなるとバキュームパイプに何らかの異常がありそうな気配がします。
スロットルポジションセンサーのフォルトコードはリセットすると消えました!
パーツクリーナーを使ってエア噛みがあるかどうかを確認しましたがはっきりとはわかりませんでした。MAP値に異常があるのは確かなので、バキュームパイプを見てみましょう。
ノーマルのパイプがついています。
取り外して確認してみると、接続部分ではなく中間の部分が溶けてしまっています。
エンジンに接触したことでとけたのでしょうか?
残りのバキュームパイプも確認しますが残りのバキュームパイプも傷んできていたりメクラされているので今回は全て交換しましょう!
フューエルトラップの中のガソリンをパーツクリーナーで綺麗にお掃除していきます。
バキュームパイプをシリコン製のパイプに交換。
エンジンに接触しないように、タイラップでまとめておきます。
メクラされているほうは、キャップをしておきます。
その後、エンジンスタート!
すると、バキュームパイプの影響で燃調が濃くなってしまっていたので黒い水がマフラーか出てきました。走行していくうちに綺麗になっていきます。
改めてミニモニを見てみると、マルチ画面はOK。
マップ値も先ほどの半分ほどになり基準値内です。
水温・吸入空気温度も表示されています。
バッテリー電圧も良好。
O2センサーも順調に動いています。
燃調補正も順調です。
そして、今回は燃料ポンプの音がしないよう気がしたということで燃料ポンプにリレーを取り付けて強化していきます。
養生して作業をしていきます。
配線をして、バッテリーの電力で燃料ポンプを動かすように配線しました。
間にヒューズを入れておきました。
目立たないところに止めておきました。
続いて、オイル交換のご用命もありましたので暖気しているとハンチングが発生。
約1000回転から600回転の間でエンジン回転数が上下しています。
さらに見てみると、リセットして消えたはずのスロットルポジションセンサーに再びフォルトコードが入っています。
また正常なときは、スロットルポジションセンサーの読んでいる電圧は0.48~0.50v付近を指していますがハンチングが発生したときは0.20vを指しています。さらに、スロットルを開けると本来は電圧が高くなっていきますが電圧が下がってしまっていました。フォルトコードの入っていたことも考えると、スロットルポジションセンサーに何らかの異常が出てしまっている可能性が高そうです。
9月5日追記
スロットルポジションセンサー・・・(別名:お尻ペンペン)交換させていただくことになりました
続く。
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