6月も終わりとなれば、子供だったら期末に向けて行事や試験の時期ですが
ちょっとこの暑さはひと月前倒ししたように厳しいですね。
気温が高いとエンジン本体からの熱で一般的な黄色いファンがエンジン側に湾曲するほど倒れて
結果、ファンがタイミングチェーンカバーのブリーザーに触れたりして一瞬で羽根が飛びます。
ファンの裏にスペーサーが入っていますが、その厚みを変える場合は慎重に。
エンジンが高温になれば周辺のパーツも熱くなります。
インジェクションモデルはECUの設定を変えられませんから、サーモスタット温度は変えられません。
変えられないわけではありませんが、薄い燃料でエンジンの要求する水温がもともと高く、水温を下げれば燃費に影響します。
ですから、熱交換に余裕のある状態で電動ファンの作動が少ない、作動しても走り出せばファンが切れるくらいの
ラジエーターが良いわけです。
ミニのラジエーター設定は850㏄のキャブレター時代から同じ形状の物を使っているため、もし今でも黒い真鍮製の純正や同形状の社外品を使っているユーザーはアフリカを走らせてるのと同じと考えてください。
まあ確かにミニはアフリカでも普通に売られていましたけど。
エンジンブロックの水路のきれいなミニはトラブル前にラジエーター、ホース、ファン、室内のヒーターコア、インテークマニホールドのパイプを修理しておけば、新車時より状態がよくなり、その後は最新のラジエーター液を使えば全量の交換を行わず車検ごとの強化剤を足すだけで劣化が防げますし、何より沸騰時の泡立ちも抑えられるから、時折キャップを外して量のチェックだけで済みます。
中古車を素のままで買って冷却系のトラブルがあったら、それは自業自得と思ってください。安さにつられて60年前の設計基準のまま走ってる車が今日の気温35度の中、クーラーコンプレッサーで負荷をかけて普通に走るわけがないんです。
クーラーをつけて走る=緩い坂道を登り続けるのと同じですから。
DHRで販売しているラジエーターやホースセット以外のヒーターコアやウォーターポンプ、ファンは簡単に買えます。
ウォーターポンプは絶対に日本製にしてください。ヒーターコアもミニスペアーズ製の価格の安いもので十分です。
現在HPのポータルサイト化を進めていまして、HPに来てもらえばブログにもショッピングサイトにもサクッと行けるようにドメインから変更予定で私以外の人が(笑)作業を進めています。