ROVER MINI 1.3 “Cab-SPORT”

一見すると、さわやかなサーフブルーだが
わずかに黄色が加えられたことで
ヘリテイジよりもどことなく落ち着いた色味に仕上がっている。
この魅力的な雰囲気を漂わせているミニは
今年3月に納車して間もないという、Oさんの愛車だ。

存在感がある深型のフォグランプに、角型のさざなみグリル
内装のダッシュクーラーがボディ同色に塗装されていたりと
どことなくおもちゃを思わせるような、可愛らしいスタイリングだ。
しかし、Oさんによれば、このミニを手にした決め手はほかにあるという。

「以前はアルファロメオでサーキット走行を楽しんでいましたが
筑波のイベントでミニを見かけたことがきっかけで
『ミニで走りたい』と思うようになったんです。
それで『走れるミニ』を探していたところ
キッズカンパニーさんで、このミニを見つけました。
ボディカラーや10インチ化された足まわりも気に入っていますが
決め手になったのはストレートカットのMTと、クイックシフトですね」。
Oさんによれば、ミッションのほかにも
SUのツインキャブとハイリフトロッカーも搭載した走り屋仕様に仕上げられており
そのスタイリングも相まって、まさしく「羊の皮を被った狼」との印象を抱いたという。
キャブの吸気音とストレートカットの駆動音は
走りを感じさせるポイントとして、特にお気に入りのようだ。

そんなOさんは、手にしたばかりのミニで峠のドライブを楽しんでいる一方
ファーストカーとしても日常的にミニを走らせているという。

「ゆくゆくはサーキットで走りたいとも思いますが
普段はこのクルマで買い物に行ったり
息子の保育園への送り迎えもしているので
過激なカスタムには迷いがありますね。
これ以上、手を加えてしまうよりも
息子が免許を取るまで大切に維持していきたいと思います」。