・いずれもパワーダウンにつながる項目だ
エアクリーナーの点検と点火プラグの点検交換
エアクリーナーは掃除機の紙袋にホコリが詰まるのと同様、目づまりを起こすと通気抵抗が増えてパワーダウンの原因になる。
未舗装路を走ったりしていなければ、水やオイルほどこまめに点検する必要はないが、半年くらいの周期では見ておくとよい。
目づまりを起こしているようであれば、エアガンで吹き飛ばすのが基本だが、個人で所有していない場合はショップやガソリンスタンドで借りるといい。
それもできない場合は応急的にエレメントをたたいてホコリを落とす。
点火プラグはエンジンの燃焼状態を知るために焼け具合を見る。
交換するかどうかは基本的には走行距離で考えるが、電極の角が取れて丸みを帯びているようでは、本来の機能を発揮していない可能性が高い。
編集部の赤ミニはエアクリーナーをスポーツタイプに変更しているので、純正エアクリーナーの他車を例に説明する。まずフタ部分の3 本の取り付けを外した後、ふたつのフックを外す。
フタを持ち上げるとエアクリーナーエレメントが収まっているのが見える。
取り出してホコリの目づまり状態を点検する。ホコリはエアガンで吹き飛ばすのが普通。個人でエアガンがなければ借りてもよい。それができなければたたいて落とすだけで違う。
点火プラグを抜くにはプラグ用のレンチが必要だ。プラグコードを外してレンチを差し込んで回して外す。ネジ山から外れたらプラグを取り出す。
プラグの焼け具合を見る。これも経験で、普段からちょくちょく見ていれば、燃焼がよくない状態が分かるようになる。電極が摩耗して角が取れていないかもチェック。
’97 年式以前のミニでは4 番プラグが特殊な専用プラグレンチでないと回せない。対象になる車両ではこのような先の曲がった専用レンチを使う。
難易度/★★