’96 ROVER MINI COOPER 1.3i
ゼッケンサークルに数々のステッカーで彩られたボディは、レーシングカー然としているものの、モノトーンでまとめられたカラーリングで落ち着いたイメージでまとめられており、なんとも不思議な印象を受ける。
「いまから20年ほど前に、2台のミニに乗っていました。当時は両方とも赤いボディだったのですが、今回は落ち着いた色合いにしようと思って、白いミニを探していました」と語るのは、オーナーのSさん。
Sさんは中学時代、ミニに興味を持ったことがきっかけで、クルマ好きになったという。ミニを降りてからは、プジョーに乗っていたり、ロードバイクを日常の足としていたそうだが、クルマが必要になったことで、再びミニを探し始めたのだそうだ。Sさんが愛車に出会ったのは、埼玉県入間市のキッズカンパニーだ。
「最初に見つけたときは、ルーフがボディ同色の、オールドイングリッシュホワイトでした。納車整備に合わせてドレスアップもしようと思ったので、再塗装を依頼してモノトーンに仕上げました」。
Sさんによれば、愛車は生活の足として日常的に乗っている一方で、休日には峠で走りを楽しんでいるのだという。また、以前ミニに乗っていたときにはなかったSNSでもミニオーナーと交流しており、最近は互いに誘い合って、ツーリングにも出かけるようになったという。久々にミニの世界に帰ってきたことで、新しいカタチのミニライフを楽しんでいるようだ。
締まりがあるブラックを基調にすることで、レーシーでありながらも、やんちゃさを感じさせない仕上がりに。
インダッシュクーラーはあまり使わないため、思い切って外そうか検討中。
音楽はもっぱらBluetoothスピーカーを使用しているとのこと。
足もとに配したヒールプレートが、スパルタンなアクセントとなっている。
ブリタックススタイルをイメージしてステッカーチューン。色味を落とすことで、派手すぎない落ち着いた印象に。
ブラックで統一されたインテリアに、メッキのシルバーがよく映える。
ステアリングはナルディクラシックのレザー&シルバースポーク。
エンブレム、グリルはMkIIIで統一。グリルはSさんご自身で塗装。
Sさんはかつて、スプライトとMkIIの2台のミニを乗り継いできたカムバック組。中学時代にミニがきっかけでクルマにはまったことから、この度、原点回帰したという。