いまさら聞けないミニのアレコレ。27

歴史のことやモディファイのこと……。
ミニに関する基礎知識はたくさんあるけれど
実はよくわかっていなかったり
ちゃんと考えたことがないことってありませんか?
そんないまさら人に聞けない疑問に
編集部お答えします!第27弾

レーシースタイルのヒールプレートってなんのためにつけるの?
乗りやすくするため
コンマ1秒を争うレーシングミニは
軽量化のためにフロアマットやカーペット
アンダーコート(フロアパネルに塗布された厚手の保護剤。
防振や防音の効果も)を剥がすことが多い。
このとき、ペダルとフロアパネルの高低差がわずかに大きくなるため
ヒールプレートでかさ上げすることで、ペダルワークへの影響を低減している。

公道では4点式-6点式シートベルトは使えないの?
公道は3点式が義務化
レースでは安全性を考慮して4点式から6点式シートベルトの装着を
義務付けられていることが多い。
しかし、公道の場合は緊急時の脱出や救出の際
取り外しや切断に手間取らないよう
1本のベルトからなる2点式や3点式シートベルトが義務付けられている。

「機械式(クロノメトリック)タコメーター」って?
ミニより古いタコメーター
機械式タコメーターはカムシャフトに取り付けた
ギアの回転をワイヤーを介してメーターに伝達することで
エンジンの回転数を表示するアナログタイプのタコメーター。
電気式にはない独特の動きや、ヴィンテージな風合いから
マニアからの人気が高い。
しかし、ミニの場合はMkIの時点で
より精度が高い電気式タコメーターを採用しているので
取り付けの場合は追加の作業を要する。

ロールゲージを設置するメリット、デメリット。
車体は硬くなるけど、重くなる
車体の強度を高めることで安全性を確保できることが
本来のメリットであり目的といえるが
ときにはボディ剛性を高めることで
ボディパネルのねじれをおさえたり
それによるコントロール性の向上といった
副次的な効果もあるといわれている。
一方、ロールケージの取り付けには
車重の増加や取り付けにボディへの
穴あけが必要といったデメリットも生じるほか
形状によってはシートがリクライニングできないなど
街乗りでは不便に感じる点も出てくる。
また、クラッシュ時の安全確保のために
専用のパッドも巻きつける必要がある。