いまさら聞けないミニのアレコレ。9

歴史のことやモディファイのこと……。

ミニに関する基礎知識はたくさんあるけれど

実はよくわかっていなかったり

ちゃんと考えたことがないことってありませんか?

そんないまさら人に聞けない疑問に

編集部お答えします!第9弾

 

ロブ・ウォーカー

ロブ・ウォーカー

‘53年から’72年に活躍したF1チーム「ロブ・ウォーカー・レーシングチーム」の創設者。

ミニのコーチビルダーでもあり

空気抵抗軽減のためボディを大胆にチョップした「スプリント・ミニ」

(または、ロブウォーカー・ミニ)は、

BMCの最大手ディーラー、スチュワート&アーデンによって販売された。

日本では、’60年代に菅原義正が氏が各目のスプリントを購入し、セイコーの広告を飾った。

 

パディ・ホプカーク

‘64年のモンテカルロ・ラリーにて、クーパー1071S(33EJB)で

初の総合優勝を獲得した英国人ドライバー。

同ラリーで総合優勝はこのとき限りとなったものの

’65年にはクラス優勝を果たしたほか

さまざまなラリー大会でも功績を残しており

ミニのラリー史を語る上では欠かせない人物である。

’16年には大英帝国勲章(MBE)を授与された。

 

ティモ・マキネン

‘65年のモンテカルロ・ラリーにクーパー1275S(AJB44B)で参戦し

総合優勝を飾ったフィンランド人ドライバー。

その翌年も、レギュレーション違反で失格となったが、総合1位でゴールを迎えていた。

タックイン現象を利用した左足ブレーキでのコーナリングを得意とし

積雪や凍結が多いモンテカルロのコースを次々と攻略した。

 

ジョン・ローズ

BMCワークスのレーシングドライバー。

特技の4輪ドリフトでのコーナリング時はタイヤスモークを巻き上げることから

「スモーキー・ローズ」の二つ名が付けられていた。

大排気量のクルマとも果敢に戦い

’67-‘68年の欧州ツーリングカー選手権ではチャンピオンを獲得。

抜群のマシンコントロールでBMCワークスに栄光をもたらした。