白ミニくんの新しいエンジンがついに完成! あのエンジンブロー事件から丸2年、いよいよ白ミニくんが復活するときが来たのだ。入念なコンディションチェックに始まり、徹底したバランス取りや、丁寧なリビルドで仕上がったエンジンならば、サーキットや遠方での取材にも安心して出かけられるだろう。


バルブタイミングチェック


タイミングチェーンをセットして、ピストンの上下とバルブ開閉のタイミングを確認。これがズレていると、吸気、圧縮、点火、排気のタイミングが合わなくなるため、エンジン本来のポテンシャルを発揮できなくなってしまうのだ。今回は2度ほどのズレがあったため、修正してから組み付けた。

1.カムシャフトをセット。


今回はケントMD274を使用。カムシャフトはセット後、リフターとの初期なじみを良くするためにアッセンブリーオイルを塗布。

2.タイミングチェーンをセット


オイルにじみを防ぐために、シーリング材を使用。ガスケットを取り付け、タミングチェーンをセットする。

3.バルブタイミングは「1mmリフト法」で確認


ピストン外縁にマイクロゲージ、プーリーにタイミングプレートをセット。クランクをまわしながらピストン圧縮上死点前後で示した角度を読み取り、カムプロフィールを導き出す。



今回のリビルドを手がけるDeep谷口代表。
tel.048-791-7755  http://deep-mini.com