Åf93 ROVER MINI 1.3i LOW & NARROW style

本誌ではこれまで、数多くのユニークなモディファイが
施されたミニを紹介してきたが、今回ご紹介する
Mさんのモディファイドミニは
その中でも屈指のスタイリングといえるだろう。

フロント周りを見ただけでも、大きめのフォグランプやサイドバーが
一本ずつ抜かれたフロントグリル、ボンネットカバーと
個性的なポイントはとても多いが
やはり特筆すべきは、クラシカルなナローボディのまま限界まで車高を落とし込んだ
そのシルエットだろう。
Mさんによれば、かつて乗っていたフォルクス・ワーゲンから
踏襲していたスタイリングとのことで
当時の愛車もやはり、フロントナローとローダウンのスタイリングに仕上げていたという。
「もともと、ワイドなシルエットよりも、ナローの方がカッコイイと
魅力を感じていましたね。
本当はもう少し車高を落としてスラムドのようなスタイルにしたいのですが
これ以上はフェンダーを切らなければならなくなるので、しばらくは様子見です」。
とはいえ、大きめの段差でもあればマフラーをこすってしまいそうな車高だが
そうした問題はフレームをかさ上げした上で
S字に加工されたワンオフ品を装着して解決したのだという。
さらにMさんにお話をうかがうと、愛車を個性的に演出しているパーツ類は
なんと他車種や2輪のものをご自身で加工して取り付けたのだという
型にはまらない発想はもちろん、それを可能にする技術が伴うことで
型にはまらない魅力的なスタイリングが実現するのだ。