ノブ&ステアリング

ドレスアップのDIY
ミニの楽しみ方の一つにインテリアのカスタマイズがある。
エクステリアと比べ、インテリアは走行中も絶えず目に触れ
手でも操作する部分が多いので、自分好みの仕様にカスタムすると
ドライブが一段と楽しくなる。
ステアリングのリム径やリムの太さ
角度やインパネからの突き出し量などを調整してやると
見違えるように操作しやすくなるのだ。
同じようにシフトノブも自分の運転スタイルに合わせて
角度や大きさ、形状などを変更するとシフト操作がいっそう楽しくなる。

さらに運転操作に必要なモノだけでなく
インテリアには色々と操作するモノで溢れている。
それらにこだわるのも、自分らしさを演出出来る方法の一つ。
何より、そんなお気に入りの空間に包み込まれているのは
何とも心地良いものだ。

ドアトリムに装着されているサイドウインドウ巻き上げ用の
レギュレーターハンドルやドアの開閉時に掴むプルハンドル
ドアのキャッチ部分を解放させるオープニングハンドルなどもデザインや素材
仕上げなどで豊富なバリエーションがある。
しかも各パーツはドライバー類だけで交換ができるほど、脱着が簡単なのだ。

今どきのクルマと違ってミニはパワーウインドウではないし
それぞれのパーツの作りも華奢で組み付けも簡単なものだから
経年変化により不具合が出ることもある。
けれども不具合が出たとしても
比較的自分でリペアしやすいのがミニのインテリアでもあるのだ。

’97年以降のミニにエアバッグがついた。
よくぞ収めたものだと感心せずにはいられない。
が、ハンドル交換が困難になった。
’97モデル用のボスもあるので交換はできるが
プロショップに頼んだほうがよいだろう。

ステアリングホイール
1/エアバッグなしのステアリングは
中央のモチーフをピッキングツールなどで持ち上げて外すと
奥に固定するナットが現れる。

2/キーを抜いてステアリングをロックさせて
ソケットレンチでナットを緩める。
強い力で緩めるので、一気に緩んでケガをしないように気を付けよう。
ちなみにナットのサイズは1 5/16(33mm)か、1 1/8(29mm)のどちらかだ。

3/ナットを完全に緩めて外す前に、
コラムシャフトからステアリングを引っ張って抜く。
ナットを外してしまうと、一気にステアリングが外れて危険だ。
噛み合って外れない時には、ドンドンと衝撃を与えてやろう。

4/純正ではなく汎用のステアリングを装着する場合は、
ミニ専用のボスとステアリングを組み付ける。
ビス1つ1つを確実に締め付けること。

5/ボスをコラムシャフトに差し込む。
抜く時同様、ステアリングのセンターをしっかり合わせないと
直進時にステアリングが曲がってしまうので注意。

6/ナットを取り付けてしっかりと締め込む。
キーを抜けばステアリングロックがかかるので
それを利用して締め込む。
最後にセンターモチーフを取り付けて完成だ。