いまさら聞けないミニのアレコレ。26

歴史のことやモディファイのこと……。
ミニに関する基礎知識はたくさんあるけれど
実はよくわかっていなかったり
ちゃんと考えたことがないことってありませんか?
そんないまさら人に聞けない疑問に
編集部お答えします!第26弾

ステアリング径は大きいほうがいい?
ハンドルが軽くなる
ミニはパワーステアリングが搭載されていないため
ステアリングが非常に重く
取りまわしに苦労することが少なくない。
慣れてしまえば、駐停車の際でも問題なくまわせるようになるが
腕力に自信がなければ、大きめのステアリングに交換するのもひとつの手だ。
ステアリング径が大きければ、てこの原理によって
わずかな力でステアリングを取りまわせるようになる。
ただし、ステアリング径が大きくなれば
わずかなコントロールでも手元の動きが大きくなるため
サーキット走行など、クイックなコントロールが求められる場合は
わずかな動きで取りまわせる小径ステアリングが推奨される。

ステアリングのスペーサーや
アジャスターはなんでつけるの?
メーターが見えないから
ミニのステアリングは少し上向きに取り付けられているため
座面が低いバケットシートなどに換装してしまうと
ドライバーとの距離が少し開いてしまう。
そのとき、純正のブラケットをアジャスターに付け替えることで
力を込めやすい高さまでステアリングを下げることができるのだ。
さらに、ステアリングとボスの間にスペーサーを挟むことで
ステアリングを身体に寄せることができ
そり適したドライビングポジションを設定することができる。

クラシックスタイルにバケットは似合わない?
ローバックコブラなら似合う
バケットシートといえば現代的でスポーティなデザインの印象があるが
ドライビングシートとしての起源はFI創始期の’50年代にあるといわれており
走り好きがミニに手を伸ばした頃には
すでにローバックタイプのものが用意されていた。
現在でも、そうした当時モノのデザインを踏襲した
バケットシートが発売されており
往年のカフェレーサーやワークスカーをイメージした
モディファイでは定番のアイテムとなっている。