ROVER MINI SEVEN MkI stxyle

都会的な黒いボディにクラシカルなテイストが違和感なく溶け込んでいる。
オーナーのAさんによれば「モダンクラシック」をテーマに作り上げた
理想に限りなく近いミニなのだそうだ。
「10年ほど乗っていたメイフェアからの乗り換えなのですが
少しでも長く乗りたくて、できるだけ新しいものを
と思ってラストミニを探していました。
京都のショップで状態がいいMkI仕様を見つけたので購入しましたが
お店からは『塗装もまだ綺麗だから、オールペンは待ってくれ』といわれ
……結局、我慢できませんでしたね(笑)」。
一見すると、非常に完成度が高いMkIスタイルだが
エンブレムは本来のラストミニ・セブンのものがあしらわれている。
「もともとオースチンのエンブレムがついていましたが、
せっかくのラストミニなので、オリジナルに戻しました。
フェンダーにあったミラーも、高年式のイメージを出したくて
ドア横に移してあります」。Aさんがこだわったのは外装だけではない。
スタイルがいい阿久津さんが快適にドライブを楽しめるよう
長めのシートレールとステアリングアジャスターで
ベストなドライビングポジションを確保しているという。
すべてLED化されたランプ類は、すべてDIYで取り付けたものだ。
「事例が少なかったので、テムズ埼玉に教わったり
トライ&エラーを繰り返しながら完成させました」。
笑顔で語る阿久津さんは、ときには自身で愛車を手がけて
理想のミニ作りを楽しみ尽くしたようだ。