’98 ROVER MINI COOPER 1.3i
「若い頃、ハートカクテルという漫画で
ミニが登場しているシーンを見たことがミニに憧れたきっかけですね。
それ以来、ずっとミニの専門誌を読んだりしながら過ごしていましたが
一昨年になってやっと余裕が出てきたので、購入を決意しました」。
念願叶って迎え入れた愛車を前に
オーナーのNさんは眼を細めながらいきさつを語った。
Nさんが所有する’98年式クーパーのスタイリングは
一見するとオリジナル状態をキープしているようだ。
しかし、どことなく上品な印象を抱かせる佇まいをしているのは
手入れがよく行き届いているからだろうか。
「日常的なメンテナンスは怠っていませんが
実はすこし高級感を出したくて
アクセサリーはほとんどメッキパーツに交換しています。
取り付けは基本的に自分でやってますね」。
Nさんの愛車を見せていただくと、黒を基調とした内装に
ドアのインナーハンドルや、ATセレクター
サイドグリップがメッキパーツに交換されていおり
ラグジュアリーな雰囲気を漂わせている……と
ここまでは珍しくないが、さらに詳しく見ていくと、
インパネ両端にあるヒーター吹き出し口のリムとつまみ
さらにルームミラーもクロームメッキ仕上げ。
さらに外装はフォグや、ナンバーのリムにプレートランプ
フロントとドアのウィンドウモール、アンテナまで
ふんだんにメッキが奢られている。
パッと見ただけでは気づきにくいポイントをさりげなく飾ることで
オリジナルを崩さず品のよいスタイリングができあがるのだ。